月刊短波2016年12月号(第5版)
編集 赤林隆仁 時間 JST
◎Radio Spaceshuttleが年末年始特別放送 5
版新規
オランダのRadio
Spaceshuttleは年末年始特別放送を6070kHzで以下のように放送する。
12/23(金) 21:00-23:00
12/26・27(月・火) 23:00-01:00
1/1・2(日・月) 23:00-01:00
受信報告はRadio Spaceshuttle, P.O.Box 2702, NL-6049 ZG Herten, The
Netherlandsまで。
(Radio Spaceshuttle)
◎Free Radio Service Holland年末特別放送 5
版新規
オランダのFree Radio Service
Hollandは恒例の年末特別放送を来たる12月26日・27日に実施する。スケジュールは次の通り。
12/26 17:30-23:30 7700 9930
12/27 01:30-07:30 7700 9930 (再放送)
放送番組の詳細はhttp://www.frsholland.nl/20-latest-news/102-frs-seasonal-
broadcast-2016-info.htmlを参照のこと。番組に生メッセージを送ることも可能である。(DXLD 1650)
◎WRTH2017発行される ~すでに日本にも届く 4版新規
WRTH2017が12月5日に発行された。また同時に「B16 WRTH Bargraph Frequency
Guide」(CD)も発行された。直接購入希望の場合はhttp://www.wrth.comより注文可能。価格は送料共でWRTH2017が
£35.00、B16 Bargraph Frequency
Guide(CD)が£9.99である。またamazonでも入手できる。(WRTH)
IBSジャパンに予約した場合は既に届いている。今年のページ数は672ページと、昨年と同じである。好評の受信機類レビューはIcom
IC-7300、Reuter Electric
RDR55D(SDR単体受信機)、SDRPlayRSP(SDR用ソフトウェア)、Wellbrook
ALA1530LNP(ループアンテナ)、Bonito AAS300(アンテナ分配器)である。特集記事は「The Mighty
KBC」、「SDR受信機によるリモート受信」、「St.John's島のCKZN局」、「太平洋でラジオを聞く」、「WRTHのもう一人の創設者
Vagn
Fentz」、「国際災害対策ラジオ放送(IRDR)プロジェクト」である。BCL関連の広告も充実している。フォーマットは昨年と同じで、国内向ラジオ
放送、国際放送、各国TV放送の詳細と、全世界の長波・中波・短波周波数表付きである。米国アマゾン
(http://www.amazon.com)の販売価格は送料別で$49.95であるが、日本のアマゾンでは12月13日現在取り扱っていな
い。(赤林) 早く入手したい場合は下記のIBSジャパンの記事を参照して下さい。
◎SDXFが年末・新年特別短波送信 4
版新規
RusDX 12/4号によると、SDXF(Swedish DX Federation)は年末・新年に特別短波送信をドイツのRadio
Channel 292より行う。周波数は6070kHz。スケジュールは次の通り。言語はスウェーデン語。
12/26 17:00-18:00
1/2 03:00-04:00
1/7 03:00-04:00
新年の送信は年末に行ったものの再放送である。受信報告はSwedish DX Federation, P.O. Box 1097,
405 23 Gothenburg, SwedenまたはE-mailでqsl @
sdxf.seに。URLはhttp://www.sdxf.se/WP/。
◎オーストラリアABC 1月で全短波放送を廃止 3版新規
Australian Broadcasting Corporation(ABC)は12月6日、1月31日で国外向Radio
Australia及び国内向Northern Territory Shortwave
Serviceの短波放送を全廃することを発表した。「時代遅れの技術を廃止し、新しいデジタル化技術の放送にシフトする」というのが廃止の理由で、今後
はDAB+放送にシフトする。Northern Territory Shortwave
Serviceの利用者は以後ローカルのAM/FM放送及び衛星放送VASTでABC国内向サービスを受信できる。パプアニューギニア及び太平洋の
Radio Australia利用者は現地のFM放送局の中継を利用する。またRadio
Australia(国際放送サービス)自体は存続し、以降はインターネットのストリーミング放送
(http://www.radioaustralia.net.au/international/listen)で聞くことができるようにす
る。更に受信専用スマ ホアプリ「Australia Plus:Expats」(iOS、Android用)も提供される。(DXLD YG
12/6) 大都市やその近郊以外のリスナーは見捨てられた感じが強くします。
◎WRTH2017予約受付開始 ~12/20迄は特別価格 3
版追加 4版追加
今年もWRTH(World Radio TV Handbook)の季節がやって来た。例年通りIBSジャパ
ンは英国よりの直接航空貨物便によるWRTH2017の予約・取り寄せを行う。11月中に予約した場合は12月10日頃に入荷する予定で、12月
15日頃
には手許に届くことになる。一般通販に比べて1-3ヵ月程度早く入手できるのが特徴である。円高の影響で価格は昨年より約1000円程度値下りし
ている。 IBSジャパンでは例年通り12月20日迄の限定で「月刊短波」読者向割引価格で予約・申込みを受け付ける。
① 英語WRTH2017のみ ¥4,650 (12/20以降は一般価格¥4,799となる)
② 英語WRTH2017+日本語解説 ¥4,950円
(12/20以降は一般価格¥5.099となる)
日本語解説はWRTH活用の有効性を高めるためにIBSジャパンが毎年制作しているもので、WRTH2017の目次、国別情報の見方、編集者巻頭言、
WRTHの使い方、2017年の短波伝搬状況、2017年短波受信機総合評価結果の他特別記事として海外からの日本語放送スケジュール、2016
年BCL ハイライト(Winter SWL Fest、ハムフェア、EDXC、HCJBリスナーの集い等)が日本語で掲載されている。
注文は郵便振替番号:00210-7-28136 加入者口座名:IBSジャパンに。問い合わせ等はohtaket @
kyp.biglobe.ne.jpに。また日本語読者アンケートが同封されており、回答者には2018年版WRTHの特別割引案内が送付される。
(IBSジャパン)
(左)WRTH2017 (右)日本語解説「WRTHの使い方」
◎「BCLの日」特別番組をHCJBが放送
「BCLの神様」と言われJSWCの会員でもあった山田耕嗣氏(1940-2008)の誕生日(12月17日)にちなむ特別番組が
HCJB(Reach
Beyond)日本語放送で行われる。今年のテーマは「未来を予測した山田耕嗣」、1980年頃の山田氏の「BCL受信機未来予測」について、JSWC大
武逞伯氏と赤林隆仁氏の対談を中心に山田氏の業績を振り返る。番組は12月10日・17日(土)の2回(10日は「山田氏の未来予測」、17日で
は「山田
氏の印象」)にわたりHCJB日本語放送で流れる予定である。JSWCでは会員登場番組としてクラブQSLを発行する。希望者はE-mailの場
合 jswc @
live,jpに受信報告を送るとeQSLが発行される。印刷されたQSLカードを希望の場合は82円分の返信切手を貼り返信先住所・氏名を記入した封筒
(SASE)と82円切手(発行経費分)を同封して〒248-8691 鎌倉郵便局私書箱44号 JSWC
QSL係に受信報告を郵送する。なおQSLのデザインは2回とも同じである。(JSWC) 放送時間は07:30-08:00
17760kHz、20:00-20:30 15400kHz。
◎RMRCがDSWCI記念送信 ~日本向も!
ドイツのHarald Gabler氏によれば、DSWCIは10月の総会で年内の解散を正式決定したが、ドイツRMRCのRobert
Kipp代表はDSWCIの今までの功績を記念して「DSWCI - The Last
AGM」を短波で特別放送することを決めた。放送はWRMIのOkeechobee送信所とスリランカのTrincomalee送信所から以下の様に行わ
れる。
Trincomalee送信所 12/4 04:30-05:30 9715 欧州向
19:00-20:00 11730 日本・豪州向(12/3
に変更の場合あり)
Okeechobee送信所 前半 12/4 08:00-08:30 5850 北米中西部向
08:30-09:00 11580
北米東部・欧州向
12/5 05:30-06:00 11580 北米東部・欧州向
08:00-08:30 5850
北米中西部向
11:30-12:00
9955 南米・北米・中米向
後半 12/11 08:00-08:30 5850 北米中西部向
08:30-09:00 11580 北米東部・欧州向
12/12 05:30-06:00 11580 北米東部・欧州向
08:00-08:30 5850 北米中西部向
11:30-12:00
9955 南米・北米・中米向
(WWDXC TP 1276)
◎SM Radio International特別送信 ~日本向も!
ドイツのChristian Milling氏によると、SM
Radio InternationalはErevan-Gavar送信所より各方面向けのクリスマス特別送信を実施
する。スケジュールは次の通り。
12/25 19:00-20:00 11690 日本・アジア向
21:00-22:00 17695 アジア・豪州向
12/26 03:00-04:00 6145 欧州向
06:00-07:00 6005 アフリカ向
10:00-11:00 12020
南米向
12:00-13:00 7360 北米向
(WWDXC TP 1277)
同局のロゴ 6070、6045kHzは通常送信の周波数
◎Norddeutscher Rundfunkがクリスマス特別短波放送
ドイツのNorddeutsche
Rundfunk(NDR)は今年も12月25日に在外船員向クリスマス特別短波放送「Gruss an
Bord」を実施する。スケジュールは以下の通り。
12/25のみ
04:00-06:00 6125(Nauen 125kW 250度 北大西洋向) 6145(Erevan 100kW
305度 欧州西部向) 9740(Nauen 125kW 130度 インド洋西部向) 9790(Moosbrunn
100kW 115度 インド洋東部向) 9800(Issoudun 250kW 156度 インド洋・アフリカ南部向)
11650(Issoudun 250kW 195度 南大西洋向)
06:00-08:00 5930(Nauen 125kW 150度 北大西洋向) 6145Ereven
100kW 305度 欧州西部向) 9590(Issoudun 250kW 156度 インド洋・アフリカ南部向)
9650(Moosbrunn 100kW 115度 インド洋東部向) 9765(Nauen 125kW 130度
インド洋西部向) 9830(Issoudun 250kW 195度 南大西洋向)
「Gruss an
Bord」は1953年以来行われている番組で、世界中の海上で活躍中のドイツ人船員向けに家族からのクリスマスメッセージやクリスマスミサの模様を伝え
る。
(WWDXC TP 1276)(Bulgarian SW Blog)
◎TitusⅡ DRM受信機予約開始
アンドロイドPCにSDRを組み込んだ形式の「TitusⅡ」DRM受信機(中波・短波・FM、DRM受信完全対応)についてHFCCのURL
より予約
の受付が開始された。予約価格は「100ドル以下」(送料、手数料別)としか表示されていない。この受信機はパナマのPantronix社と米国
Trans World
Radioの共同開発であるとされている。予約ページはhttp://www.hfcc.org/delivery/receivers.phtml、な
おTitusⅡの紹介ページはhttp://titusradio.com/。 (DXLD 1643)
Android端末にSDR機能を付加しただけですので、機能的にはあまり期待できないかも知れませんが、価格は安いですね。
◎ベネズエラの放送は混乱状態
ベネズエラのSantiago San Gil
González氏によると、同国ではWRTHにAM局やFM局の情報を送れないほどの政治的・経済的混乱が続いている。放送局のオーナーは放送に対する
投資意欲を喪失しており、廃局も続出している。これは政府が放送局に対して新規設備や修理部品の購入を禁止しているためである。放送中の局は設備
が故障し
た場合電波が出せなくなって行く。また運良く設備を維持できても治安が悪く放送局設備の盗難が相次いでいることも事態をさらに悪化させている。
Barinas州では運用中の放送局がついになくなってしまった。880kHzで放送していたRadio
Barinasの設備は政府が接収してしまい、送信機が故障しても局技術者の立ち入りを許さないからである。AcarigaにあるLlanera
960 AMと、BarquisimetoにあるRadio Tricolor 990
AMは送信機を盗まれたために放送不能となっている。Radio Llanera 680
AMに至っては送信所がなくなってしまった。4930と940kHzで放送していたRadio
Continentalの数年前に閉局したままで、スタジオは「設備の墓場」と化している。AM用の送信鉄塔はまだ立っているが、短波用は倒れてしまっ
た。国営のRadio Nacional de Venezuela
580kHzでさえ数週間前に予告なく放送を停止したままである。このような有様で殆どの放送局が壊滅状態であるためWRTHに送る情報がないのである。
(DXLD 1643)
◎アゼルバイジャンも中波廃止?
フィンランドのMauno
Ritla氏によると、秋に入ってからいつも入感するアゼルバイジャンの801kHz、891kHzが聞こえていない。またVoice of
Azerbaijanの1296kHzもここ数ヶ月聞こえていない。ロシアに習って中波廃止か?(WWDXC TP 1274)
◎Dimtse Radio ErenaのB16スケジュール
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、エリトリア向のDimtse Radio
ErenaはB16スケジュールでは以下の様に放送している。
02:00-03:00 11965 Kostinbrod送信所 50kW 195度 02:00 アファール語 オロモ語
火-日02:30 アラビア語 月02:30 アファール語 オロモ語
(WWDXC TP 1274)
◎Dimtse Radio ErenaのB16スケジュール 5版修正
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、エリトレア向秘密局Dimtse Radio
ErenaのB16スケジュールは次の通りである。
仲介はBabcock社、送信所はブルガリアKostinbrod送信所、周波数は11965kHz、50kW、195度。
02:00-02:30 火-土曜 ティグリナ語
02:30-03:00 火-土曜 アラビア語
02:00-03:00 日・月 ティグリナ語
なおKostinbroad送信所へのコンタクトはSpaceline社またはNURTS社に行う。NURTS社はSales
DepartmentのAccount ManagerであるGoran Raynovski氏(E-mail:Goran.Raynovski
@ nurts.bg)、Spaceline社にCEOのDimitar Todorov氏(E-mail:lz1ax @
mail.bg)より返信が来る。なおKositinbrod送信所の所有は国営の送信管理会社NURTS社で、設備を借用して運用しているのが
Spaceline社である。
(WWDXC TP 1280)
◎中国CRIが地方局のeQSLも発行
ロシアのFedor
Brajnikov氏によると、中国CRIにE-mailで地方局の受信報告を送ると、E-mailで確認してくれる。宛先はyinglian
@ cri.com.cnで、福建人民廣播電台(4975kHz)や雲南亜人民廣播電台(6035kHz)が確認された。(WWDXC TP
1274) CRIのQSL係であるYing Liang(応亮?)氏が個人的に確認しているものでしょう。
◎AIR SiliguriがDRM放送開始
インドのAlok
Dasgupta氏によれば、AIR-Siliguriが10月26日の19:55より新設の200kW送信機よりDRM放送を開始した。周波数はAMが
711kHz(出力194kW)、DRMが720kHz(出力6kW)である。AIR-Siriguriは1963年以来AIR-Kolkata
の北ベンガル支局として出力20kWで開局し、1982年には独立した放送局とない、1987年には200kWに増力して送信を行ってきた。同局
の番組はhttp://www.airsiliguri.in/live.htmlにてストリーミング放送されている。(WWDXC TP
1274)
AIR Siliguriの局舎とアンテナ
◎AIR Mumbai短波低出力送信
インドのJose Jacob氏によると、AIR
Mumbaiの100kW短波送信機が故障し、現在7340kHzと11935kHzの海外向放送は出力を落として送信されている。(WWDXC
TP 1274)
◎AIR Vividh Bharatiは9865kHzに
インドのJose Jacob氏によると、AIR Vividh
Bharatiは長年使用してきた9870kHz(22:00-01:00)を9865kHzに変更する。同一周波数での混信を避けるための措置である。
(WWDXC TP 1274)
◎HAARP施設への攻撃計画発覚
アラスカHAARP(High Frequency Active Auroral
Research)のオーロラ観測用高出力短波送信施設をマインドコントロール施設と誤認、攻撃して破壊しようと企てた30歳と22歳のジョージア州の男
2名が逮捕された。調べに対し「この施設によるマインドコントロールから精神を解き放せ」という神のお告げがあったと語っている。2人の男はライ
フル銃・自動小銃・爆弾を襲撃用に用意し、マリファナも所持していた。HAARPは冷戦時に共産主義国の人々を強い電波でマインドコントロールし
て資本主義化するプロジェクトに使用されたという噂がありそれを信じたらしい。現在HARRPを管理しているアラスカ大学Fairbanks校で
は施設がマインドコントロールの目的で使用されたことはないとしている。(DXLD 1644)
◎南極LRA36 Radio Nacional Arcángel San Gabriel送信再開も入感なし
最近はあまり受信されていない南極のRadio Nacional Arcángel San
Gabriel(LRA3615476kHz)について、スペインのManuel
Méndez氏は11月初めに同局からE-mailを受け取った。それによると、同局は丁度送信を復活したばかりであり、スケジュールは火ー土曜の
03:00-06:00である。 lra36 @
hotmail.comに受信報告を送って欲しいとのことであった。しかしMéndez氏宅でも依然として入感していない。(DXLD
1644)
◎アルゼンチンCordoba Volmet
米国のRichard
Ray氏によると、アルゼンチンのCordoba空港のVolmet放送が8952kHzで08:35に受信出来た。同放送は毎時25分と45分にスペイ
ン語で行われている。(DXLD 1644)
◎Radio Bahrainが番組変更
ブルガリアのRumen Pankov氏によると、9745kHzで行われているRadio
Bahrainの放送内容は過去長らくアラビア語のShabab
FM(Shababは若者の意味)の中継であったが、9月からは英語番組となった。そして10月1日以降はアラビア語の第一放送(General
Program)となっている。(DXLD 1644)
◎韓国からのジャミング送信情報
米国IRCAのGary
DeBock氏によると、韓国ソウル近郊の金浦(キムポ)に4本の中波放送用鉄塔が立っている。この鉄塔は周波数1053kHzで、北朝鮮海州(ヘジュ)
から出ている1500kWの平壌放送に対するジャミング用でである。出力250kWでサイレンの様な音を送信している。同じくソウル近郊の高陽
(コヤン)送信所(韓国国家情報院の送信所で13の放送用鉄塔18本が立っている)から発されているヒソヒソ声のジャミングと合わせて効果を発す
るようになっている。金浦送信所は数年前まではKBS(韓国放送公社)の送信所であった。(DXLD 1644)
Chris Kadlec氏が撮影してFacebookに上げた金浦送信所の中波鉄塔(4本の内の3本)
◎Puntland Radio Oneが放送再開 ~局長から返信
マレイシアのTimm Breyel氏によると、Puntand Radio
One(13800kHz)の局長(director)であるDamal氏からE-mailが届き、技術上の理由で2015年から2016年7月まで停波
していたが、現在は送信を再開しており、放送時間は12:30-15:00、19:00-01:00で、受信して欲しいとのことであった。イタリ
アのAntonello Napolitano氏、Stefano
Mannelli氏も同様なメールを受け取っている。同局のE-mailはpuntlandradio1 @
gmail.comである。(WWDXC TP 1275)
◎ルーマニアで受信料廃止論議
英国のMike Barraclough氏によると、ルーマニアでは国営Radio
RomaniaのラジオTV受信料を廃止する動きが加速している。これに対してRadio
Romaniaは経営が立ちゆかなくなるとして猛反対している。また欧州放送連合(EBU)も懸念を表明している。(WWDXC TP
1275) 欧州諸国の中で唯一頑張っている国際放送Radio Romania Internationalに影響のないことを望みます。
◎Radio Six Internationalの年末特別放送
英国のMike Terry氏によると、スコットランドのRadio Six
Internationalは年末に短波で特別放送を実施する。同局は2000年代に入ってから定期短波放送を実施していたが、世界の放送局が短波から撤
退する中で2007年に短波放送を停止した。しかし2015年4月25日、2016年3月19日にドイツRoerbach送信所より2時間の短波
放送を再開した。また短波で定期放送しているEuropean Music
Radioの番組の一部も提供している。年末の特別放送のスケジュールは次の通り。
12月18日 06:00-07:00 7490 (WBCQ) 北米・中米向
17:00-18:00 9475 (Mighty KBC) 欧州南部向
6045(Mighty KBC) 欧州西部向
18:00-19:00 9485 (MV Baltic Radio) 欧州西部向
12月19日 05:00-06:00 6070 (Channel 292) 欧州西部向
受信報告はIRCを同封の上、The Chief Engineer, Radio Six International, 21
Sherbrooke Avenue, GLASGOW G41 4HF, Scotland,
UKに。QSLカード、番組表が送られる。(DXLD 1644)
◎「短波インターネット」企業始動
英国のMike Terry氏によると、フィンランドの船舶向通信機器メーカーKNL
Networkが短波を利用したインターネットシステムの商業化に乗り出した。「Internet
Anywhere」のスローガンの元、世界のどこにいても、例えば太平洋の真ん中で漂っていても、高価な衛星機器なしで簡単にインターネットにアクセスす
るシステムの提供を目指す。開発費用は約1000万ドル。計画によれば中継用の気球を上げ、短波によるWiFiのようなシステムを構築する。まず
は大西洋及び太平洋を航行する船舶向サービスを提供する。米国のStephen Michael
Kellat氏によると、周波数は4-26MHzを使用するらしいが、具体的な技術的方法は示されていない。Kenneth V
Zichi氏によると短波を使用した場合従来の技術では5.5kbps程度の伝送速度となるので、大量・高速の通信には難があるとされている。
(WWDXC TP 1275) 衛星通信機器を搭載できない小型船舶向の低速インターネット提供システムのようです。VOA
Radiogram、KTWRの「短波聖書伝送計画」と同じような考え方か?
◎ブラジルRadio Nacional da Amazoniaが9750kHzでDRM試験放送
英国のMike Terry氏によると、ブラジルの公営放送EBC-Radio Nacional da
Amazoniaが9750kHzでDRMの試験送信を開始した。試験送信はDRM Consortiumの協賛の元、Brazilian
Digital Radio
Associationの主導で行われた。ブラジリア近郊のRodeador送信所に150Wの低出力送信機が新たに設置され、DRM放送の評価が行われ
た。その結果ブラジル全土は元より遠くニュージーランドでも受信された。試験は10月28日より開始されており、終了月日は明らかにされていな
い。同局は試験放送の結果が良ければもっと高出力のDRM送信機を購入する予定である。(WWDXC TP 1275)
◎Radio Nepalが米国GatesAir社の送信機発注
英国のMike Terry氏によると、Radio Nepalは米国GateAir社のFlexiva FAX
air送信機を十数台発注した。これらの送信機はカトマンズのSingh
Durbar送信所等に設置される予定で、出力2kWでネパール全土向放送に使用される。送信開始は早ければ11月になる。(WWDXC TP
1275) 長年停波している短波の復活用ではなく、FM放送用です。Radio Nepalは従来中波だけでした。
◎Pakistan Broadcasting Corporation送信機の整備を急ぐ ~カラチに100kW新短波送信機設置
Pakistan Broadcasting CorporationのKhurshid
Malik会長は、送信機の整備・設置のための特別技術部門を設置して、送信強化を急ぐことになった。Radio
Pakistanの受信可能地域を特に同国の辺境地域や周辺地域で拡大する目的である。当面カラチのLandhi送信所に100kW短波送信機、
Larkana送信所に100kW中波送信機(現在は10kW
1305kHz)の設置を急ぐ。更にパンジャブ州南部の受信状況改善のためにMultan中波送信所の出力を100kWに増力する。次に辺境地域の受信状
況改善のためLahore、Quetta、
Mirpuに設置された100kW中波送信機も稼働可能状態にする。Multan、Bannu、Gwadar、Sibb、Gilgit、Skarduで計
画されているFM放送「Sautul Quran」を早期実現する。Kalar Kahar局の老朽化したFM送信機も更新する。(WWDXC
TP 1275) これらの計画は10年以上遅延したままになっていた模様です。短波放送の復活にも期待したいですね。
◎IBB Sao Tome中継局の中波鉄塔が倒壊
米国のGlenn Hauser氏によると、IBB Sao
Tome中継局の北東部に立っていた中波(1530kHz、600kW)用鉄塔が倒壊した。そのため同中継局では残った中波用鉄塔で無指向性送信を行って
いる。そのためにどういう影響が出るのかはまだ分かっていない。(WWDXC TP 1275)
◎DSWCI解散後の方針決まる ~DSSとTBMは無料発行
デンマークのAnker
Petersen氏によると、DSWCIは10月8日の最終総会で、年末の解散とともに隔週で発行している会誌「DX-Window」の廃止を決定した。
従って「DX-Window」は12月中旬に発行される第570号が最終号となる。毎年発行していた「Domestic Shortwave
Survey」と「Tropical Band
Monitor」は世界に類例を見ないため、2017年も継続発行するが冊子形式を廃止し、オンライン版のみにし、webサイトより無料でダウンロードで
きるようにする。(WWDXC TP 1275)
◎アルジェリアに高出力新中波送信機
ドイツのWolfgang
Bueschel氏によると、アルジェリアのOuled-Fayetに建設中であった600kWの新中波送信機が完成した模様で、GoogleEaeth
からは新鉄塔とケーブルが確認できる。またスペインのリモペル上で1000Hzの試験音が891kHzで出ているのが確認された。この送信機はド
イツTransRadio Berlin(Telefunken)社製である。なおBecharには同様にTrans Radio
Berlin社製の400kW中波送信機を設置中でこちらはAmpegon社製のアンテナから576kHzで出る予定である。(WWDXC TP
1276) 欧州に出掛ける機会がある人は要チェックです。
◎Unique Radio移転によりQRT中
オーストラリアUnique Radioの社長であるTim Gaynor氏によれば、同局の短波放送(3210kHz)はNew South
Wales州Halls
Creekより送信されていたが、送信所の移転のため11月13日より停波している。現在地の北方または西南方に適切な場所を探索中である。(WWDXC
TP 1276)
◎ブルンジ秘密局Radio Inyabutatuの受信報告はMBR Clogneへ
ドイツのHansjoerg Biener博士によると、ブルンジ秘密局Radio
InyabutatuはB16スケジュールで毎週日曜日の02:00-03:00に17870kHz(Issoudun送信所、100kW、140度)で
行われている。仲介元のMedia Broadcast
Clogne社によれば、受信報告は同社を介して送って欲しいとしている。宛先はQSL-Shortwave @
media-broadcast.comである。但しQSLが発行されるかどうかは不明であるという。(WWDXC TP 1276)
◎AIRはFM化すべき ~インドの教授が指摘
英国のMike Terry氏によると、インド工科大学ボンベイ校(IIT=Bomba)のGirish
Kumar,教授は、All India
Radio(AIR)はリスナーが少ない現行の中波・短波サービスは廃止してFM放送に切り替えるべきという論文を発表した。それによれば、現在のインド
で中波・短波の受信用ラジオを買う人は殆ど存在しない上、中波・短波の聴取者は全人口の10%以下で、しかも高齢者や地方に多く無視しても構わな
い数である。旧ソ連の勧めで一時中波や短波のDRM化を目指したものの、全国にFM送信機を設置してカバーする方がはるかに経済的であることが判
明した。インドでは大都市ムンバイでさえ、DRM受信用ラジオは勿論のこと、普通の中波や短波用ラジオでさえ売っている店はない。AIRが目指し
ていたDRM用の受信機は15,000ルピーもしてインド人には手が届かない代物である。現在AIRは92.9億ルピーを投入して送信機のDRM
化に取り組んでいるが、全国の9000人に調査した結果ではAIRが中波や短波で放送していることを知っている人さえごく少数であった。AIRの
送信設備は旧ソ連製が多く、取り替え時期が来ているので一気に廃止してしまえば良いとしている。(WWDXC TP
1276) そもそもFMラジオを買う人もいないのでは。広いインド全土にFMネットワークは可能なのでしょうか?
そう言えばAIRは最近「無線ラジオ放送は今後不要、インターネットと携帯電話で充分」という結論(これはこれで誰が何を聴いていたがすべて記録されてし
まう問題があります)を出していましたね。
◎RFIがB16前期でカリブ海向放送新設
ドイツのKai Ludwig氏によると、Radio Frane
Internationale(RFI)は10/30~2/11のB16前期スケジュールでカリブ海向フランス語放送(22:00-22:30
21650kHz)を新設した。2011年以来縮小一方であったRFIが久し振りに西半球向の短波放送を増強した。対象とするするのはフランス語
国のハイチである。「Le rendez-vous des Amériques et
d’Haïti」という番組がハイチ向に制作され、ハイチの現地であるクレオール語でも短時間(週日に2分)放送する。(DXLD 1646)
「ランデブー」、懐かしい言葉ですね。
「Le rendez-vous des Amériques et d’Haïti」のキャスターMarie
Normand氏(RFIのHPより)
◎DW B16スケジュールより放送コンセプトを変更
ドイツのHansjoerg Biener博士によると、アフリカ向放送に特化しているDeutche
Welle(DW)はB16スケジュールより放送コンセプトを変更した。アフリカでソーシャルメディアとしてFacebookが大流行しているのを受け
て、「Socialradio」という新しいコンセプトの元、Facebookとリンクした番組「AfricaLink」(英語)を新設し、若い
リスナーの取り込みを図る。(DXLD 1646)
AfricaLinkのスタッフ 平日の13:00と17:00に放送される(DWのHPより)
◎Voice of Zindagi
キルギスのBishkek送信所から行われていたキリスト教放送「Voice of
Zindagi」が再びオンエアーしている。11月8日の01:00-02:35頃に5130kHzでダリ語放送を確認した。なお欧州では1700kHz
付近で出ているギリシア海賊局の3倍波がかぶっている。(DXLD 1646)
◎南スーダンEye Radioの現地放送は停止
ドイツのHansjoerg Biener博士によると、南スーダンで放送していたEye
Radioは11月11日当局から閉鎖を命じられ現地放送を停止した。同局はNGOの運営による局で、以前はSudan Radio
Serviceと称していた。現地ではニュース報道に定評のある人気が高いFM局であった。現在局の責任者が当局と交渉中である。フランスのJean-
Michel Aubier氏らによると、Issoudun送信所から行われている短波放送(13:00 7250、01:00
17760)は同日以降も聞こえている。同局は一時短波放送を中断していたが、2016年4月より復活していた。(DXLD 1646)
現地FM放送はリスナーにとっては便利ですが、権力等によって停止されてしまうリスクも高いため、短波放送との併用が効果的です。
◎BBC World Service発足以来最大の発展 ~短波の拡張は朝鮮語のみ
ドイツのHansjoerg Biener博士によると、英国政府はBBC World
Service(BBC-WS)に対して2020年迄に総額2億8900万ポンドの予算をつけることを決定した。BBC-WSでは現在29言語で2億
4600万人のリスナーに対して放送しており、放送以外ののメディアも含めると3億4800万人のリスナーがいる。同局では2017年には11言
語の放送を追加して40言語とし、2022年迄にリスナーの数を5億人に増加する計画である。これは1940年代にBBC-WSが発足して以来最
大の拡張となる。但し衛星TV、インターネット、携帯電話放送が主で短波放送の拡張は朝鮮語のみに留まる。(DXLD 1646)
有料のTV放送等を含んだ計画だと思います。
◎BBC-WSの朝鮮語放送は2017年4月開始予定
英国のMike
Terry氏が韓国KBSの報道として伝えたところによると、BBC-WSは北朝鮮向の朝鮮語放送を2017年4月に開始すると発表した。内容は朝鮮半島
及び世界のニュース、英語会話などである。BBCでは北朝鮮の風習や方言に詳しい脱北者を放送制作チームに参加させることにし、英国在住の5人の
脱北者を訓練中である。かってBBCが東欧における共産主義の崩壊に大きな役割を演じた経験から、ラジオ放送によって北朝鮮に門戸を開けさせるこ
とができると同局では見ている。北朝鮮政府はBBCの計画に対して猛反発して妨害工作を繰り返しており、2016年秋の開始が約半年遅延した。
(DXLD 1646)
◎VOA聴取調査結果
ドイツのHansjoerg
Biener博士によると、VOAの2016年聴取結果が11月15日に発表された。それによると聴取者数は2億3660万人で前年の1億8770万人と
比べて約5000万人増加し、過去最大の伸びとなった。聴取者の伸びはVOAのすべてのプラトフォーム(TV、ラジオ、携帯電話)で見られる。
Gallup社の調査ではVOAのTV聴視者siiは1億5400万人、ラジオ聴取者数は1億800万人、携帯電話聴取者数は3450万人となっ
ている。なおすべてのプラトフォームを同時に利用している人は全体の1/4であった。聴取者数の増加が最も大きかったのはインドネシア(1640
万人増加)で620、以下メキシコ(620万人)、アルゼンチン(430万人)、コロンビア(420万人)、ペルー(420万人)、タンザニア
(380万人)、ブルンジ(290万人)、南アフリカ(260万人)、ナイジェリア(260万人)となっている。聴取者数増大の大きな原因はこれ
らの国の地元放送局でVOAの番組を流すようにしたことにある。言語別ではラテンアメリカを中心としてスペイン語放送聴取者数が5940万人と最
も多く、次いでインドネシア語放送の4750万人、英語放送の3920万人となっている。また東南アジアではFacebookやYouTubeを
効果的に活用した結果聴取者数を増やした。カンボジアではVOAクメール語放送のFacebookには460万人が参加し、カンボジア首相の
Facebookに次ぐ人気となっている。また番組の質や信頼性を上げたことも効を奏し、86%の聴取者がVOAの番組内容は信用でき、最近の出
来事の理解に役立ったと評価している。(DXLD 1646)
オバマ政権はVOAに冷たかったようですが、「米国第一」のトランプはもっと冷たいような気もします。
◎Lutheran World Federation / Voice of GospelのB16スケジュール
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ドイツのLutheran World Federation / Voice of
GospelのB16スケジュールは以下の通り。アフリカ中西部向Fulfulde、Sawtu、Linjilia語。
03:30-04:00 9800 Issoudun送信所 500kW 180度
(WWDXC TP 1277)
◎エチオピ向2局が放送復活
エチオピア向の次の2局はB16で放送を中止していたが、12月より同一送信所、同一時刻で復活することになった。
Radio Adal 12/4より復活
木・日曜 00:00-01:00 17580 Issoudun送信所 100kW 125度 00:00 アラビア語
00:30 ティグリナ語
Radio Al-Mukhtar 12/6より復活
水曜 00:00-01:00 17580 Issoudun送信所 100kW 125度 00:00 アラビア語
00:30 ティグリナ語
(WWDXC TP 1277)
◎DWD Deutscher Wetterdienstのスケジュール
ドイツのKlaus Spielvogel氏によると、同国Pinneberg送信所からのDWD Deutscher
Wetterdienstの船舶向海上気象通報スケジュールは、15:00-015:30、21:00-21:30、05:00-05:30の1日3回と
なった。周波数は6180kHz、出力10kWである。アンテナはVertical
monopole。なおこれは試験送信の取扱である。受信報告はDeutscher Wetterdienst
Hamburg(E-mail:wilfried.behncke @ dwd.de)に。(WWDXC TP 1277)
◎Radio Atlantic特別送信
ドイツのChristian Milling氏によると、同国Radio
Atlanticは次のようにKall送信所より特別送信を行う。
12/11 19:00-20:00 6005
12/12 03:00-04:00 3985
(WWDXC TP 1277)
◎Radio Amigo特別送信
ドイツのChristian Milling氏によると、ス
ペインのRadio Amigoは11月に引き続き12月もErevan-Gavar送信所より100kWで特別送信を実施する。
12/26 04:00-06:00 6145 欧州向
(WWDXC TP 1277)
◎Klingenfuss Publications今年の3兄弟発行
ドイツのKlingenfuss Publicationsから今年も短波関連の出版物「Klingenfuss3兄弟」が発行された。
2017 Shortwave Frequency
Guide: 世界の短波放送・ユーティリティー局周波数表。2016年11月16日迄に確認された4,837波の短波放送局(国際局、国内局、秘密局)
と8,862波のユーティリティー局の周波数リストを掲載。周波数別リストに加えて、放送局については時間別、国別リストも掲載。付録として「プ
ロの短波モニタリング紹介」及び930の略語表も掲載。360ページ、価格送料共€40.0。
2017/2018 Guide to Utility
Stations: 隔年で発行されている世界のユーティリティー局の周波数リスト。短波のE-mailネットもカバーしている。種類としては援助機関、
私企業、海岸局、NGO、赤十字、国連、航空通信、外交通信、海上通信、気象通信、軍事通信、警察、マスコミ、通信会社等ほぼすべての機関の周波
数(0-30MHz)8,862波が網羅されている。新版では災害通信やテロリスト通信に関しても言及している。周波数リストとは別に国別
(250ヵ国)1,600局のリストも掲載している。資料として気象FAX局一覧、航空NAVTEX局一覧、コールサイン一覧、各種コート表、各
通信のスクリーンショット等多数を収録。550ページ、価格送料共€50.0。
2017 Super Frequency List
CD: 短波放送局及びユーティリティー局の総合周波数リスト。2016年11月16日迄に確認された4,837波の短波放送局(国際局、国内局、秘密
局)と8,862波のユーティリティー局の周波数リストをデータベース化。ユーティリティー局に関しては過去にアクティブであった23,745波
を追加掲載している。Windows用検索ソフト付きで、色々なキー(周波数、国、時刻、コールサイン、モード、局名等)から検索できる。更に多
数のスクリーンショットと930の略語集がついている。価格送料共€30.0。
また4,837波の短波局+8,862波のユーティリティー局を収録したPerseus用DBも€50.0で発売されている。注文は同社の
HP(http://www.klingenfuss.org)より行う事が可能。
(Klingenfuss Publication)
(左)2017 Shortwave Frequency Guide (中)2017/2018 Guide to
Utility Stations (右)2017 Super Frequency List CD
◎米国沿岸警備隊DRM文字放送を開始
米国沿岸警備隊(USCG)は2016年6月に北西太平洋航路の航路情報を短波DRM通信で行うことを表明していた
が、11月1日より5200kHzにてDRMデータ放送が開始された。10時と01時に「News Service
Jounaline」の画面が送信され、アラスカ地区の気象情報が表示される。Kodiakからの送信。(RadioReference.com
11/6)
11/6の表示画像(YouTubeより)
◎Radio Bulgaria中波・FMでトルコ語放送 ~昔のISを継続使用
英国のDave Kernick氏によると、Radio
Bulgariaは2012年に短波放送を終了した後も、唯一国内に残ったVidin送信所の高出力中波送信機より576kHzにて1日3回計3時間のト
ルコ語放送を行ってきた。これは国内に少数在住するトルコ人向としての意味もある。この放送には1960年代から使用されてきた
Radio Sofia/Radio BulgariaのISが唯一使用されてきた。現在のRadio
Bulgariaの他の放送では使用されていない。このトルコ語放送は2016年5月9日以降はKardzhali地方に新たに開局したRadio
Kardzhliでも中継されている。この地方にはトルコ系住民が多く、トルコ語放送の他、ブルガリア語のローカル放送も実施、他の
時間は全国向第一放送である「Hirizont」を中継している。周波数はFMの90.0MHzでBulgarian
National
Radioのwebサイト(http://www.bnr.bg)上でストリーミング受信することも出来る。(DXLD 1647)
◎RTI日本語放送の放送時間変更 2
版新規
台湾国際放送の朝の日本語放送の放送時間が、12月1日より変更された。これは2017年1月31日(火)までの期間限定で、本来
の放送時間が07:00~08:00なのを、この期間に限り、放送開始を30分繰り下げてT
07:30~08:30にする。周波数は9735kHzで変更はない。12月2日(金)放送の番組「お便りありがとう」の中で、告知された。冬季の伝播状
態の改善が目的。かつて朝の放送に11605kHzを使用していた頃は、放送開始から数分~25分程度受信出来なかったが、周波数が
9735kHzに変更され改善された。今回更に放送時間を後にずらす措置となり、ロッドアンテナ頼りのリスナーには朗報である。(滋
賀県 居松重和氏)
◎France Interの長波放送年初で終了 3
版新規 4版追加
英国のMike Terry氏によると、162kHzで行われているFrance
Interの長波放送が2017年1月1日で終了する。(DXLD 1648)
英国のChris Greenway氏によると、France
Interでは162kHzのリスナーに対して廃止後のアドバイスとして、
FM放送で聞くかpodcastで聞くことを進めている。長波の放送は英国、ドイツ、スイス等に住んでいるフランス人向だが、無く
なってしまうことの影響は認識されていなのでは?(DXLD 1649)
Allous送信所(昔は短波の送信所もここだった)よりの2000kW送信。Radio
FranceのメジャーなAM放送がまた一つ消えます。以降France InterはすべてFM放送となります。
◎カナダ沿岸警備隊の海上気象放送
カナダ沿岸警備隊(CCG)の海上気象放送のスケジュール及び周波数は次のようになっている。
太平洋岸
時刻 周波数 コール 局名 所在地 期間
10:10 2514 6507
VFF
Iqaluit
Coral Harbour NU 7/15-10/31
10:15
4363
VFF
Iqaluit Hay
River NT 5/15-10/31
10:15
5803
VFF
Iqaluit
Inuvik
NT
5/15-10/31
11:35
4363
VFF
Iqaluit
Cambridge Bay NU 5/15-10/31
11:35 6218.6
VFF
Iqaluit Inuvik
NT
5/15-10/31
13:50
2054
VAJ Prince Rupert Amphitrite
Point BC
14:15
2054
VAJ Prince Rupert Digby Island BC
14:15
2054
VAJ Prince Rupert Hunter Point BC
19:50
2054
VAJ Prince Rupert Amphitrite Point BC
20:15
2054
VAJ Prince Rupert Digby Island BC
20:15
2054
VAJ Prince Rupert Hunter Point BC
21:40 2582
4363
VFF
Iqaluit
Resolute NU EE/FF 7/15-10/31
22:15
5803
VFF
Iqaluit
Inuvik
NT
5/15-10/31
22:15
4363
VFF
Iqaluit
Hay River NT
5/15-10/31
22:20 2514
6507
VFF
Iqaluit
Coral Harbour NU
7/15-10/31
23:10 2582 4363
6507
VFF
Iqaluit
Iqaluit
NU
5/15-12/31
23:10
2514
VFF
Iqaluit
Killinek NU
7/1-10/31
23:35
4363
VFF
Iqaluit
Cambridge Bay NU 5/15-10/31
23:35 6218.6
VFF
Iqaluit
Inuvik
NT
5/15-10/31
01:50
2054
VAJ Prince Rupert Amphitrite
Point BC
02:05 2582 4363
6507
VFF
Iqaluit
Iqaluit
NU
5/15-12/31
02:05
2514
VFF Iqaluit
Killinek
NU
7/1-10/31
02:05 2582
4363
VFF
Iqaluit
Resolute NU
7/15-10/31
02:05 2514
6507
VFF
Iqaluit
Coral Harbour NU 7/15-10/31
02:05
4363
VFF
Iqaluit
Cambridge Bay NU 5/15-10/31
02:05 6218.6
VFF
Iqaluit
Inuvik NT
5/15-10/31
02:15
2054
VAJ Prince Rupert Digby Island BC
02:15
2054
VAJ Prince Rupert Hunter Point BC
07:35 2582 4363
6507
VFF
Iqaluit
Iqaluit
NU
5/15-12/31
07:35
2514
VFF
Iqaluit
Killinek
NU
7/1-10/31
07:50
2054
VAJ Prince Rupert Amphitrite Point BC
08:10 2582
4363
VFF
Iqaluit
Resolute
NU
7/15-10/21
08:15
2054
VAJ Prince Rupert Digby Island BC
08:15
2054
VAJ Prince Rupert Hunter Point BC
大西洋岸
時刻 周波数 コール 局名 所在地
09:07 2598 VCP
Placentia St John's
NL
09:40 2749 VCO
Sydney
Port Caledonia NS
09:48 2598 VCP
Placentia St
Lawrence NL
10:07 2598 VOK
Labrador St
Anthony NL
10:37 2598 VOK
Labrador
Cartwright NL
10:37 2598 VOK
Labrador
Hopedale NL
10:40 2749 VCS
Halifax
Cheboque NS
11:07 2598 VOJ Port
Aux Basques Stephenville NL
11:40 2749 VCS
Halifax
Sambro NS
13:37 2598 VCF Les
Escoumins Natashquan QC
13:37 2749 VCF Les
Escoumins La Verniere QC
16:37 2598 VCP
Placentia St
Lawrence NL
16:40 2749 VCO
Sydney Port Caledonia NS
17:07 2598 VOJ Port
Aux Basques Stephenville NL
17:10 2749 VCS
Halifax
Sambro NS
17:37 2598 VCP
Placentia St John's
NL
17:47 2598 VCF Les
Escoumins Natashquan QC
17:47 2749 VCF Les
Escoumins La Verniere QC
18:07 2598 VOK
Labrador St
Anthony NL
18:37 2598 VCF Les
Escoumins Natashquan QC
18:37 2749 VCF Les
Escoumins La Verniere QC
19:07 2598 VOK
Labrador
Cartwright NL
19:07 2598 VOK
Labrador
Hopedale NL
19:40 2749 VCS
Halifax
Cheboque NS
20:07 2598 VOK
Labrador
Cartwright NL
20:07 2598 VOK
Labrador
Hopedale NL
20:37 2598 VCP
Placentia St
Lawrence NL
21:07 2598 VOJ Port
Aux Basques Stephenville NL
21:37 2598 VOK
Labrador St
Anthony NL
22:07 2598 VCP
Placentia St John's
NL
22:37 2598 VOK
Labrador St
Anthony NL
23:07 2598 VCF Les
Escoumins Natashquan QC
23:07 2749 VCF Les
Escoumins La Verniere QC
23:37 2598 VOK
Labrador
Cartwright NL
23:37 2598 VOK
Labrador
Hopedale NL
23:40 2749 VCO
Sydney
Port Caledonia NS
00:07 2598 VOJ Port
Aux Basques Stephenville NL
00:40 2749 VCS
Halifax
Sambro NS
01:07 2598 VCP
Placentia St
Lawrence NL
01:37 2598 VCP
Placentia St John's
NL
01:40 2749 VCS
Halifax
Cheboque NS
02:37 2598 VCF Les
Escoumins Natashquan QC
02:37 2749 VCF Les
Escoumins La Verniere QC
03:07 2598 VCP
Placentia St
Lawrence NL
03:37 2598 VOJ Port
Aux Basques Stephenville NL
04:07 2598 VOK
Labrador St
Anthony NL
04:37 2598 VOK
Labrador St
Anthony NL
05:07 2598 VCP
Placentia St John's
NL
05:10 2749 VCO
Sydney
Port Caledonia NS
05:37 2598 VOK
Labrador
Cartwright NL
05:37 2598 VOK
Labrador
Hopedale NL
05:40 2749 VCS
Halifax
Cheboque NS
06:07 2598 VOJ Port
Aux Basques Stephenville NL
06:20 2749 VCS
Halifax
Sambro NS
06:37 2598 VCP
Placentia St
Lawrence NL
06:07 2598 VCP
Placentia St John's
NL
08:07 2598 VOK
Labrador
Cartwright NL
08:07 2598 VOK
Labrador
Hopedale NL
08:17 2598 VCF Les
Escoumins Natashquan QC
08:17 2749 VCF Les
Escoumins La Verniere
QC
(DXLD 1642)
出典の略称
DXLD: DX Listening Digest
DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
HCDX: Hard-Core-DX
JSWC: Japan Shortwave Club
NDXC: Nagoya DXers' Circle
ABU: Asia-Pacific Broadcasting Union
WRTH: World Radio TV Handbook
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