月刊短波2017年10月号
編
集 赤林隆仁 時間 JST
◎サウジアラビアから新サービスAl-Azm Radio
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Saudi Broadcasting Corporationは新サービスAl-Azm
Radioを開始した。この放送はサウジアラビア南部に駐留する同国の軍隊に向けたもので、中波、短波、FMで放送される。
中波: 549kHz Gizan送信所 100kW 747kHz Najran送信所
短波: 16:00-02:00 02:00-05:00 11745kHz
FM: 94.9 99.0 107.0MHz
短波の送信所はJeddahまたはRiyadhで出力は不明。既にTarek Zeidan、Mauno
Ritola、David Kernick氏らが確認している。(WWDXC TP 1314)
◎VORW
Internationalの新スケジュール
VORW Internationalは現在以下の新スケジュールで放送中である。
毎週金曜日 07:00-08:00 9955 南米向
09:00-10:00 7490 北米向 7730 北米西岸向 9935 北米向 9455 メキシコ向
毎週月曜日 01:00-02:00 9400 欧州向
05:00-06:00 9395 北米東岸向
毎週月曜日9400kHzの欧州向放送は大成功で、北アフリカ、中東、南アジア、東南アジアでも受信されている。放送は
Tunein Radioでも聞くことができる。
(VORW International)
◎デンマークKalundborg長波送信所開設90周年
英国のAlan Pennington氏によると、Danmarks
RadioのKalundborg送信所は8月29日で開設90周年を迎えた。デンマークではAM放送が廃止されたが、この送信所からは限定スケジュール
ながら例外的に243kHzで長波放送が行われており、少なくとも2019年までは継続することになっている。この送信所の鉄塔は第二次大戦
中も維持されたことで有名である。またDSWCIの解散総会(2016年)もこの地で開催された。(DXLD 7135)
243kHz用長波鉄塔(Wikipediaより)
◎フィジー日本の援助で中波送信所整備
Australian DX News9月号によると、Fiji Broadcasting
Corporationでは日本の援助による1500万ドルの費用で、Nakasi送信所iの老朽化(2013年以降使用不可能となっていた)した中波送
信施設(送信機、アンテナ)を更新し、2017年8月11日より運用を開始した。新しい2基の中波送信機よりはFM GoldとRadio
Fiji Oneの番組が送信され、従来の中波が届かな
かった島外の地域や、FM電波が届かなかった内陸地域でも受信可能となった。これで同国のラジオカバー率は100%を達成した。
(DXLD 1735) 周波数は558と990kHz。
◎リトアニアにRadio Libertyの中波送信所
ロシアのAnatoly
Klepov氏がイタルタス通信の報道として伝えたところによると、リトアニア政府は8月25日、ロシア・ベラルーシ・ウクライナ向のRadio
Libertyの中波送信を強化することに合意した。Vilnius近郊のVeshintai送信所にある40年前の75kW送信機をカ
ナダNautel社製200kW送信機NX-200に置き換えることで実現する。Radio
Libertyは2012年にロシア向放送を中止し、現在はインターネット放送しか残存していない。(DXLD 1735)
リトアニアRimantas
Pleikys氏によると、現用の75kW送信機は2014年にドイツFrankfurtのAFN(873kHz)用の送信機NX-300(元々は
300kW)を転用したもので、Radio Baltic Waves
Internationalによって使用されている。スケジュールは次のようになる見込み。01:30 Radio Poland
ロシア語、02:30 Radio Japan ロシア語、03:00 RFE/RL ロシア語、 04:00 RFE/RL
ベラルーシ語、06:00 RFE/RL ロシア語、12:00 RFE/RL ベラルーシ語、12:30 Radio Japan
ロシア語、13:00 Radio Poland
ベラルーシ語。現在もRFE/RLには1億人のリスナーがおり、新送信機にしてもそれほど増加することは期待できないが、受信品質は向上し聞きやすくな
る。(WWDXC TP 1314)
◎RTM Sarawak FMが新QSLカード発行
ロシアのDmitry Elagin氏によると、RTM Sarawak
FMは現在新しいデザインのQSLカードを発行している。発行者は以前と同じくAssistant Director
Technical NetworkのSharimah Abu Bakar女史である。(WWDXC TP
1312) 宛先はKajan送信所になります。E-mailはsharimah @ rtm.gov.my。
◎スウェーデンに中波の「面白局」
英国のMike Terry氏によると、「Hörby MW 1179
kHz」という中波局が8月22日より放送を開始した。所在地はÖ Sallerupで出力はわずか2.5W。テスト音声や音楽が繰り返し流されている。受信報告は1179 @
veteranljuddagen.se。(DXLD 1735)
スウェーデンには中波局はありませんので、無許可局かも知れません!HörbyはSwedish
Radioの短波・中波送信所のあった場所、1179kHzはSwedish Radioのメイン中波周波数でありました。
◎台湾の中央気象台放送
米国のRon
Howard氏によると、台湾の中央気象台の気象通報が5170kHzUSBで22:33-22:40に受信できた。同局のURLはhttp://www.cwb.gov.tw/。コンタクトフォームから受信報告を送付可能。
URLによると、8117kHzUSBとパラで、出力は5170kHzは250W、8117kHzが400Wである。返信によると次のような
情報が放送されている。①現在の気象観測データ、②気象概況と今後3日間の気象予報、③台風来襲時には1-3時間おきに台風情報、④太平洋北
部の台風情報。(DXLD 1735)
◎Republic of Yemen Radioに別送信所出現
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、サウジアラビアから送信されてきたRepublic
of Yemen
Radioに8月26日以降同一周波数で別の不明送信所からの送信が追加されて24時間放送となった。現在のスケジュールは次の通り。周波数はすべて
11860kHz。放送はアラビア語。
12:00-18:00 Jeddah送信所 50kW 無指向性
18:00-03:00 不明送信所
03:00-08:00 Jeddah送信所
50kW 無指向性
08:00-12:00 不明送信所
(DXLD 1735) 多分同じJeddah送信所(別送信機かも知れない)から24時間放送になったということでしょ
う。
◎2017 Winter DX Survey
オーストラリアのRob
Wagner氏によると、同氏はこの夏の11:00-15:00に4.8-10MHz間で受信された短波局について「2017 Winter
DX
Survey」(濠州では冬のため)にまとめて発表した。受信場所はビクトリア州Mt.Evelynにある同氏の専用受信所(自宅から車で45分のところ
にある)。2部からなっていて第1部は電波伝搬状況編、第2部は受信結果編となっている。pdf形式でhttps://app.box.com/s/2s60mtcg2s3qbodidcc3lbdo6e90kehsよりダウンロードできる。(DXLD 1735)
A4版10ページ
◎Universal Radio移転
米国のDave Zantow氏によると、米国で有名なHAM・BCL製品販売店であるUniversal Radioが10月中旬に現在の場所からは車で30分離れた新住所に移転することが明らかになっ
た。1942年に創立されてから4回目の移転で、理由は「オハイオ州Columbusエリアで効率的にビジネズを行うため」とされている。新
住所は651-B Lakeview Plaza Blvd., Worthington, OH 43085である。詳しくはhttp://www.universal-
radio.com/Events_Moving.htmlを参照のこと。(DXLD 1735)
現在の場所の北東約23マイルの場所で、徒歩では約7時間かかります。
◎Dunamis Uganda Shortwaveのスケジュール
カナダに本拠地を置くBVBによると、同社が運営するウガンダの宗教局Dunamis Uganda
Shortwaveは、現在00:00-04:00に4750kHz(Mukono送信所、1kW)で放送している。(WWDXC TP
1312)
◎Radio Sakhaより返信
ロシアのAnatoly Klepov氏によると、短波放送を復活したロシアSakha
Radio(7345kHz)に受信報告を送ったところ、Deputy Director of the Department.
Operational and technical management
of the network of television and radio broadcastingのBezukladnikov
Yaroslav Arkadievich氏よりeQSLが送られてきた。同氏のE-mailはYBezuklandinikov @
rtm.ru、電話は+7 915 027 9868。(WWDXC TP 1314) やりとりはロシア語で。
◎アルジェリアの2短波送信所依然建設中
ドイツのKai Ludwig氏によると、アルジェリアでは南部のBecharとOurgla
の2地点に短波送信所を建設中であり、Google
Earthからも建設中の模様が確認できるが、未だ開設に至っていない。Google
Earthでは2列の短波アンテナ群が両送信所共に確認できる。送信棟も完成しており、Anpegon社製の300kW短波送信機が各1基設
置される予定であるがまだ製造・搬入されていない。Bechar送信所では短波送信施設とは別にやや南方に既存の中波送信施設も確認で
き、こ
ちらはアンテナ・送信機ともに更新された模様である。両送信所ともに短波送信機とともに、1000kWの新型長波送信機を各2基導入する予定であったが、
こちらは断念された模様である。現在の推測では短波送信機の搬入は2018年3月、試験電波が出るのは2018年12月の見込みである。
但しこれらの送信所が完成すると現在使用中のフランスIssoudun送信所は不要となり、同送信所の廃止につながる可能性が濃厚であ
る。 (DXLD 1735)
◎スペインNoblejas送信所が故障
スペインREEのNoblejas送信所で4基の送信機の内2基が9月初めに故障し、9月5日・7日に行われたサッカーのEuropean
Champions Leagueは19mb(15390及び15520kHz)でのみ放送された。その状態は第2週も続いている。
(WWDXC TP 1314)
◎バーレン反政府局がイランの送信所より高出力中波放送
英国のTony Rogers氏によると、「Neda al-Bahrain」(Call of
Bahrain)という放送がイランのIRIBの送信所より出ている。時刻は18:00-21:00
1224kHz及び02:00-05:00 1080kHzである。その前後にはIRIBのアラビア語放送が出ている。放送のURLはhttp://www.nedaalbahrain.comであり、周波数が記載されている。1224kHzはペルシャ
湾のKish島より出力400kW、1080kHzはMahshahrより600/400kWで出ている。(DXLD 1737)
バーレン政府に対して敵対的な内容です。
◎RFAプノンペン・ニュース支局閉鎖
Radio Free
Asiaはカンボジア・プノンペンにあったニュース支局を閉鎖した。カンボジア政府の言論統制が強まり支局で働くジャーナリストの安全が確保できなくなっ
たためである。BBGはカンボジア政府に対してジャーナリストに対する弾圧を止め、BBG関連の放送を国内のFM局が中継できるようにするこ
とを要求した。(DXLD 1737)
英国のMike Cooper氏によると、Radio Free
Asiaは9月13日、カンボジアで働くスタッフ全員を9月末で解雇し、クメール語放送の拠点をカンボジア国外に移すことを確認した。カンボジア情報省は
2016年にRFA/VOAの活動継続を認める協定を行ったにも拘わらず、RFA及びVOAの国内活動に対して高額な課税を要求、国内中継も
認めなくなったためである。カンボジア政府は国内の非政府系メディアに対する統制を強化しており9月4日には同様の理由で政府に批判的な新聞
が廃刊となった。今回の支局閉鎖に伴い、カンボジア国内30放送局で行われていたRFA、VOAの中継は不可能となった。RFAは今後カンボ
ジアに対する放送をラオスと同等の「対閉鎖国家モデル」で行うと発表した。RFA/VOAは今後国外からの短波・中波放送及びインターネット
放送で放送を継続するとともに、カンボジア政府とは交渉を進めるとしている。(DXLD
1738) カンボジアは親日国として有名ですが、中国の属国のような状況になってきたと言われています。プノンペンではBBC、RFIのFM中継も行われていますが、これらは今後どうなるのでしょうか?
◎コンゴ民主共和国の国営放送ストリーミング化
英国のDavid
Kernick氏によると、コンゴ民主共和国の国営放送RTNCの第一放送及び第二放送がストリーミングで聞こえるようになった。URLは
http://www.rtnc.cd。TV番組のストリーミングも表示されるが現時点では働いていない(DXLD
1737) 9月末時点では接続できません。
◎Radio Verdad放送停止中
グアテマラRadio
VerdadのMadrid局長によると、同局(4055kHz)は送信機の不調で出ていない状況が続いている。アマチュア用の100W送信機を当面使用
することを考えているがまだ実現していない。インターネット放送の方は出ている。(DXLD 1737)
同局のURLはhttp://www.readioverdad.orgですが、インターネット放送はhttp://mixlr.com/radio-
verdad-chiquimula/上で出ています。
◎ハイチでは電波無管理状態
Mediumwave Newsによると、ハイチでは無許可局や海賊局が
600局近く乱立している状態である。当局は取り締まりを行っているもののとても増加に追いつかない。これらの局の大半は首都Port au
Prince南部にある山の頂上にある民間の通信用鉄塔を利用して勝手に電波を出している。当局はこれらの鉄塔の国有化を検討している。
(DXLD 1737)
◎韓国の「自由の声」放送旧周波数に戻る
米国のRon
Howard氏によると、6045kHzで出ていた韓国「自由の声」放送は3日間」停波した後、9月7日に旧周波数5920kHzに復帰した。放送は夜
間。当初北朝鮮のジャミングは出ていなかったが9月9日からはかかるようになった。(DXLD 1737)
◎Kyrgyz RadioよりeQSL
ブルガリアのRumen Pankov氏はKyrgyz
Radio(4010kHz)よりロシア語のeQSLを受領した。副局長のK.Imanaliev氏より平文のテキストで送信された。ロシアのDmitry Kutuzov氏もpublic @ ktrk.kgに受信報告を送ったところ、kabarlar @ ktrk.kgより返信を受け取った。
(DXLD 1737)
ロシアのDmitry Elagin氏はInterntional
Relations and Protokol Department OfficerのCholpon
Temirbekova女史よりeQSLを受領した。女史のE-mailアドレスはmontecristoyanni
@ gmail.comである。(DXLD 1738) 受信報告もロシア語で書く必要が大です。
◎Radio Dandal Kura International送信所を再変更
ナイジェリア向秘密局Radio Dandal Kura
Internationalの16:00-17:00の放送は一時Dhabayya送信所(250kW/255度)から出されていたが、このほど元の
Wofferton送信所(250kW/165度)の戻った。周波数は13810kHzで不変。カヌリ語の放送である。(DX REMIX
NEWS #1027)
◎第50回EDXC会議で日本の「チョイペディ」を発表
英国のAlan Pennington氏
が英国BDXCの会誌Communications
9月号に報告したところによると、フィンランドのTampereで開催された第50回EDXC会議において、JSWC(日本短波クラブ)の大
武逞伯氏より日本のラジオ受信について次のような興味深い発表があった。氏は1937年生まれで1950年代よりDXingを開始した。現在
JSWCには350名の会員がいるが、1970-80年代の「BCLブーム」の頃には1600名に達したこともあった。JSWCは今年創立
65周年を迎え、世界で2番目に古い歴史を持つDXクラブとなった。クラブでは「チョイペディ」と呼ばれるDXペディションが行われており、
都心から公共交通機関で行ける公園等でもノ
イズが少なければ相当なDXingの実績があがっている。面白い内容であったが、閉会式直前の最終発表であったことが惜しまれる。なお今回の
EDXCで発表された内容の一部や写真はhttp://sdxl.fi/edxc/上に公開されている。(DXLD 1737) JSWC会員の西口隆司氏の活動や受信成果が紹介されました。
EDXC2017で「Radio Listening in Japan」を講演中のJSWC大武逞伯理事(SDXLのHPより)
◎Caribbean Beaconハリケーンで被害
カナダのRichard Langley氏
によると、9月初旬にカリブ海を吹き抜けたハリケーンIrmaにより、AnguillaのCaribbean
Beaconでは中波(1610kHz)用送信塔をが倒壊した。短波用送信塔は倒壊を免れた
が鉄塔に架設されていたカーテンアンテナは大被害を受けた。局では9月いっぱいを目処に復旧させたいとしている。(WWDXC TP
1315)
◎Armenia Public Radio短波放送をHFCCに登録
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Armenia Public Radioは短波放送をHFCCに新規登録した。仲介業者は
Shortwaveserviceとなっており、新規局扱いである。登録スケジュールは以下の通り。送信所はErevan、出力100kW、
192度。
11:00-14:00 6155 未実施
15:30-06:00 6155 未実施
11:30-06:00 7320 7520 アルメニア語他
17:00-03:00 9580 アルメニア語他
(WWDXC TP 1315)
◎モロッコの207kHz送信機新調計画
Radios du
Mondeによると、モロッコでは207kHzの長波放送が途絶えたままであるが、中部のAzilalとAitの中間に位置する長波送信所の送信機を更新
する計画が進んでいる。7月現在800kW(400kW×2基で実現)のAM/DRM送信機と高さ300.5mの送信鉄塔の入札作業が行われ
ている。207kHzではSNRTの「Al Ida Al Watania」の放送が送信される予定である。(WWDXC TP 1315)
◎Radio Publique Africaine放送中止か?
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ブルンジ向秘密放送Radio
Publique Africaineは9月1日より、03:00-03:58に
15480kHz(Issoudun送信所、250kW/145度)で行われていたキルンディ語・フランス語の放送をキャンセルした模様である。ドイツの
Kai
Ludwig氏によると、同時刻・同周波数に別の放送は出ておらず、また同局の周波数変更申請はHFCCに提出されていない。(DXLD
1738)
◎ミャンマーがベンガル語放送を計画
ドイツのWolfgang
Bueschel氏によると、ミャンマーは新たにベンガル語放送を計画している。ベンガル語は少数民族ロヒンギャの言語であり、ロヒンギャ問題に対処する
目的である。(DXLD 1738) Myanmar
Radioが行うのか、新たに放送局を新設するのかは不明です。ラカイン州には特別の放送局が設置されていたことがあります。(DXLD
1738)
◎Voice of People od Somaliland
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ソマリアのソマリランド向秘密放送Voice of People od SomalilandはBabcock社の仲介で次のように放送している。
04:00-04:30 7325 Madgascar送信所 250kW/335度 ソマリ語
(DXLD 1738)
◎2018会計年度BBG予算の注目点 ~ Kuwait中継局強化と台湾向Seagull Transmitter
米国BBGは2018会計年度予算の骨子を発表した。その中では以下の2点が注目される政策である。
・低予算で効率的に運用されているKuwait中継局を拡張し、イラン・中央アジア・アフリカ等短波の必要な地域向送信所として更なる
活用を図る。具体的には2017年度に引き続き3基の送信機導入作業を行い、2016年度に整備されたアンテナと合わせてフル稼働が可能
なようにする。電力のコストが格安な点を生かして短波送信はKuwait送信所から集中して行うようにする。
・台湾に「Seagull Transmitter」と呼ばれる小型短波送信機を配置し、Sound of
HopeやRFA用に活用する。(DXLD 1738)
Kuwait中継局強化のためにSri
Lanka中継局が廃止されています。結果Kuwait中継局は最も費用投入の大きな送信所となっています。Seagull
Transmitter(カモメ送信機)とは航空機や船舶に搭載可能なものです。
◎PACIFIC ASIAN LOG更新
米国のBruce Portzer氏によると、同氏はアジア・太平洋地区の中波放送・国内向短波放送のリスト「Pacific
Asian
Log」を2001年より公開してきたが、このほど2017年最新版に更新を行った。オーストラリア、中国、フィリピン局を中心に変更が行われている。
pdf形式でhttp://www.radioheritage.net/
よりダウンロード可能である。次期更新は11月になる予定である。リストには50カ国約5,000局の周波数、コールサイン、所在地、出力、系列、スケ
ジュール、言語、番組形式、他が記載されている。(DXLD 1738)
◎「秋葉原BCLクラブ」が会報「ABC 50's」を発行
「秋葉原BCLの集い」を主宰している「秋葉原BCLクラブ」より「50代からのBCLマニュアル」を目指した会報「ABC
50's」の第1号が発行された。http://bcl.xii.jp/uploader/よりダウンロードできる。
(群馬県 せきやま☆あすか氏)
A5版67ページである
◎オーストラリアのコミュニティー局が日本語ラジオ番組開始
シドニーの北東約300㎞に位置するNSW州Taree市のコミュニティー放送局2BOB(FM104.7MHz)では毎週火曜日の現
地時間15:00-16:00(16:00-17:00JST、10月からの夏時間では17:00JST開始)に日本語番組"The
Japanese
Show"を放送している。担当はユカリ・フィッシャーさんとイシヤマ・ケイコさん。同局ではTaree市の位置するManning
River周辺で使用されている言語で放送するとのことで、日本語の他にオランダ語、フランス語、ギリシャ語、フィリピン語の番組を放送している。放送局
のウェブサイトは http://www.2bobradio.org.au/
(東京都 平原哲也氏)
左よりイシヤマ・ケイコ氏、ケイコ氏の母親、ユカリ・フィッシャー氏(Mannnig River
Timesより)
出典の略称
DXLD: DX Listening Digest
DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
HCDX: Hard-Core-DX
JSWC: Japan Shortwave Club
NDXC: Nagoya DXers' Circle
WRTH: World Radio TV Handbook
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