月刊短波2018年4月号(第2版)
編集 赤林隆仁   時間 JST

◎WRMIからニュージーランド向特別放送 2版新規
 
ニュージーランドのBryan Clark氏によると、ニュージーランドのDXクラブであるNew Zealand Radio DX League創立70周年記念コンベンションが4月7-9日に開催されるのを祝って特別放送がWRMI局より行われる。
 期日は4月8日(日)の16:00-17:00で周波数は7730、5850kHz。内容は同League会員David Miller氏による「Southern Rock Connection」である。受信報告に対しては特別QSLカードが発行される。宛先はSouthern Rock Connection, P.O.Box 1212, Dunedin 9054, New Zealandである。返信料としてUS$2の同封が必要である。(WWDXC TP 1340)

◎Domestic Broadcasting Survey 2018年版発行 ~無料ダウンロード可能 2版新規
 
デンマークのAnker Petersen氏によると、同氏編集の「Domestic Broadcasting Survey」の2018年版が完成した。A4判16ページの構成で、昨年に引き続き今年も無料提供される。旧DSWCIの保存URL http://www.dswci.orgよりpdf形式でダウンロード可能である。その他の関連アイテムとして①Tropical Bands Monitorの最新版(2108年3月)、②特別記事「Trends in tropical bands broadcasting 2018」も同時にダウンロード可能である。(WWDXC TP 1340)

DBS2018の表紙(写真はタイのローカル音楽演奏家)



◎GTRK-Kamchatkaの短波放送続報

 ブルガリアのIvo Ivanov氏がロシアRTRSの送信担当者に確認したところによると、GTRK-Kamchatkaの短波送信は周波数5940kHz、出力 100kW、送信方向30度で05:00-07:00及び10:00-12:00に行われている。
 米国のRon Howard氏による同局はeQSLを発行している。宛先はotk @ kamchatka.tvで、オーディオファイル付ロシア語の受信報告(E-mail)に対して11日後に返信が得られた。
(WWDXC TP 1336)
 送信所は Petropavlovsk-Kamchatsky近郊のElizovo送信所で送信出力は100kW、送信方向30度である。詳細な番組表が http://www.poluostrov-kamchatka.ru/pknews/detail.php?ID=177022に掲載されて いる。これは正式な短波放送再開であり、廃止された長波180kHzのカバーエリアを補填する目的である。(DXLD 1809)
 米国のRon Howard氏がロシアのAnatoly Klepov氏から得た情報では、ロシア極東部や西シベリア地域には短波DXerがいないためこの局についての確かな情報は得られないが、臨時短波放送は 広域的に洪水や山火事等の非常事態が起きた場合に行われる。このような事態は存在しないためこの放送は3月18日に行われる大統領選挙に照準を合 わせたものと考えられる。HFCCのA18スケジュールには届け出がないため同日以降は放送されない可能性がある。(DXLD 1812)

同局のロゴ 本来はFM102.0MHzで放送している


◎WRMIが5010kHzで24時間放送
 ドイツのWolfgang Bueschel氏がWRMIのJeff White社長から聞いたところでは、WRMIはA18シーズンより5010kHz(Okeechobee送信所、100kW、151度)で英語・スペイ ン語による24時間放送を開始する予定である。60mbのアンテナを新設することはなく、現在あるものを使用する。一度5015kHzで放送した ことがあり、その時に使用した設備を転用するであろう。(WWDXC TP 1336)

◎WBCQが今秋500kW送信機導入に
 米国のLarry Will氏によると、米国のWBCQ局はMain州Monticello送信所に今年の秋までに500kW短波送信施設を完成させることを発表した。送信 機はContinental Electronics社製、アンテナはAmpegon社製である。資金は私的はファンドから供給された。これで世界中に強力な信号を送り込むことがで き、言論の自由拡大に貢献できるとしている。(WWDXC TP 1336) WBCQ Planetの本部もMonticelloにあります。



◎2019会計年度予算でRadio TV Martí大幅縮小
 英国のMike Cooper氏によると、トランプ政権は2019会計年度予算でフロリダ州Miamiに本拠地を置く、IBBのキューバ・ベネズエラ向放送 Radio TV Martíの大幅縮小を議会に提案する見込みである。キューバ向放送で1,000万ドル、ベネズエラ向放送で900万ドルの予算要求がなされていた。議会 に示された予算案ではキューバ向放送に対する査定はゼロ、ベネズエラ向放送の分もオバマ政権時の半分しか認められなかった。まだRadio TV Martíが消滅することはないが、予算は220万ドル程度しか認められないことになる。
 上記の削減案に対して、BBGは代替措置としてVOAのベネズエラ向放送を強化する分として120万ドルの予算増額を要求した。予算削減は即人 員解雇につながるが、Radio TV Martíの職員の中には、トランプ政権はキューバとの合意を破棄して元の敵対関係に戻そうとしているのに同局の予算を認めないのは納得が行かないという 声もある。(DXLD 1809) トランプ大統領は「放送」自体が嫌いなのではないのでしょうか?

◎インドが漁業短波放送を計画
 米国のArtie Bogley氏によると、サイクロンOckhiが襲来した時に洋上にいた漁業関係者にその情報が伝わらなかったことから、タミルナド州政府は情報提供用の 短波放送を計画している。同州政府によれば「短波は19世紀に使われすでに廃止された古い技術だが、遠い海上にいる漁業関係者に自然災害の情報を 伝えるのには適している」としている。(DXLD 1810) 短波は19世紀にはなかったのでは? インドには気象放送を行っているユーティリティー局がすでにMumbayや Vishakhapatnamにありますが?

◎韓国自由の声放送に新周波数
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、韓国から北朝鮮に向けた「自由の声」放送の周波数が3月5日6045kHzから5920kHz(周波数はvしている)に変更され た。春川送信所より出力10kW、方向10度の送信で、スケジュールは次の通り。
 12:00-17:00、18:00-24:00、01:00-05:00、06:00-11:00。
(DXLD 1810) 従来も5920kHzを使用していました。

◎RTIはA18で欧州向短波放送を削減
 フランスのJean-Michel Aubie氏によると、先に報道されたA18シーズンからの台湾国際放送のフランス語短波放送廃止は欧州向のみで、アフリカ向フランス語放送は Issoudun中継で毎週日曜日に継続される。
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、同局はA18スケジュールで欧州向ロシア語放送(現在Issoudun中継1時間)、欧州向フランス語放送(現在 Wofferton中継1時間)、欧州向ドイツ語放送(現在Wofferton中継1時間)を削減する。
(DXLD 1810)

◎台湾国際放送日本語放送もカット
 台湾国際放送(RTI)はA18シーズンより、短波の日本語放送を20:00-21:00の1日1回のみに削減する。番組内では代わりにイン ターネット放送で聞くように呼びかけている。(滋賀県 居松重和氏) B17スケジュールでは1時間の放送が1日4回ありました。インターネット 放送はhttp://japanese.rti.org.tw/上で聞くことができます。

◎WavescanのA18放送スケジュール
 インドのJose Jacob氏によると、AWR AsiaのDX番組「Wavescan」はA18シーズンでは以下のように放送される。
 月曜 00:30 15670(Nauen) ネパール向
 月曜 01:00 11950(Konstinbrod)  インド向 9580(Trincomalee) インド向
 月曜 07:00 12040(Guam) インドネシア向
 後日聞く場合はhttp://awr.org/program/engmi_wav-2/?regional=1で。
(WWDXC TP 1337)

◎RFA/VOAをHLAZが中継
 英国のBill Whitacre氏によると、従来HLKX(ソウル 1188kHz)でのみ中継されてきたRFAおよびVOAの放送が現在HLAZ(済州 1566kHz)でも中継されている。時間はRFAが19:00-20:00、VOAが02:00-03:00。(WWDXC TP 1337) 中継されている時間はHLKXとは異なります。済州極東放送の公式スケジュールには記載されていません。19:00は「真の人生に向かっ て」、19:30は「魂の賛美」、02:00は「福音のエコー」(何れも韓国語)となっています。

◎クウェイトKabd短波送信所を更新に
 Kuwait News Agencyの伝えるところによると、同国の情報相は3月8日、Kabd短波送信所の送信機をアナログ式からDRM送信可能なものに更新する計画を発表し た。短波送信機を更新して中東、欧州、アジアにクウェイトの声が届くようにするのが目的である。(WWDXC TP 1337)

◎Trincomalee送信所の修理完了
 スリランカのVictor Goonetilleke氏によると、同国のTrincomalee短波送信所の送信機の内2基が数ヶ月から故障していたが、交換部品が届いたため、 A18シーズンのDW及びAWRの送信は正常に行われる見通しとなった。(WWDXC TP 1337)

◎SLBCのQSL状況
 スリランカのVictor Goonetilleke氏によると、同国のSLBCには受信報告を受け取る人材も、読んでチェックできる人材もいない状況である。そのため同氏は許可を 得て、同氏当てに来た受信報告に対してはeQSLを発行している。また特に優れた受信報告に対しては、印刷したQSLカードを用意し、SLBCに 持参して担当者のサインをもらった上で郵送することもある。SLBCの受信報告の宛先はvictorg.broadcaster @ gmail.comに。但しチェックはSLBCの職員より厳しく行うことにしている。(WWDXC TP 1337)

◎スーダン国営放送が新サイト開設
 英国のDavid Kernick氏によると、スーダン国営放送Sudan Radioが新しいサイトを開設した。URLはhttp://www.sudanradio.gov.sd/である。現在構築途上にあり、ストリーミング 放送は「FM100」の一本のみ聴取可能である。(WWDXC TP 1337)



◎HFCC A18スケジュール公開
 米国のStephen Luce氏によると、HFCCのA18スケジュールが公開された。http://www.hfcc.org/data/a18よりダウンロードできる。一 見したところBBC World Serviceの時間削減は行われていない模様である。(WWDXC TP 1337)

◎アフガニスタンに新民間局Radio Talwasa
 英国のDavid Kernick氏によると、アフガニスタンのPaktika地方の都市Sharanaに新民間局Radio Talwasaが開局した。中波の945kHzとFMで放送している。URLはhttp://talwasa.comで、放送時間は 10:30-02:00とされているが、実際には20:30に開始しているが受信された。URLは主としてパシュトン語で記載されており、オーディオスト リームでも聴取できる。
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、送信機は米国Broadcast Electronics社製「AM10A」と「AM2.5E」 を使用している。
 フィンランドのMauno Ritla氏は同局を受信し、返信を得た。それによると同局は民間放送局で、1386kHzで放送していた半官営局Patkin Voiceの施設を利用し出力を倍増して放送しているとのこと。(DXLD 1811)



◎ブラジル海賊局一覧
 ブラジル「Grupo Radioescutas e Dexismo 」のJonas Ferreira氏によると、同国で放送している短波海賊局は以下の通りである。
 Rádio Máxima 6940 kHz
 Rádio Cidade Oldies 8645 kHz  9290 kHz
 Rádio GBA 6985 kHz
 Rádio Casa 8000 kHz
 Rádio Tury 6400 kHz
 Rádio 7800 7800 kHz
 Rádio "pantera" 7675 kHz
 Rádio Fronteira 10290 kHz
 Rádio Mundial 10250 kHz
(DXLD 1811) 

◎Radio Cairoのインターネット放送
  ドイツのHansjoerg Biener博士によると、Radio Cairoの海外向放送はhttp://egradio.eg上で短波放送と同時にストリーミング放送が受信できるようになった。それに伴いドイツの Worldwide DX Clubは毎日のドイツ語放送をhttp://kairo.wwdxc.de 上でpodcastの形で提供している。短波放送と比べて音質は良いが、それでも問題があり、スタジオ設備段階で音質低下が起きている模様だ。 (DXLD 1811)

◎Radio Mi Amigo Internationalのトラブル解消に
 
英国のAlan Roe氏によると、スペインのRadio Mi Amigo Internationalの社長Kord氏は重病で入院中である。そのためwebサイトの更新やオンラインでの放送受信ができなくなっていた。短波放送 には影響がないが、経営陣は局の維持のために体制を立て直した。「AM海賊局の黄金時代を取り戻す」ことをスローガンに放送を継続するが、 Kord氏に理想を一気に実現することは困難である。そこで新体制ではまずwebサイトの維持、webshopにたまっている未発送オーダーの処 理、E-mailの再開に全力を尽くし、その後webサイトからオンラインで放送が再び聴けるようにする。オンラインで放送をすぐ聞きたい場合は ブラウザー上に「miamigointer.radio.net」と入力すれば聞くことはできる。(DXLD 1810)

◎Radio Mi Amigo International新webサイト

 英国のMike Barraclough氏によると、スペインのRadio Mi Amigo Internationalが新webサイトhttp://www.radiomiamigo.internationalを構築した。また英国の Alan Roe氏によれば、Facebookのページも一新した。https://www.facebook.com/Radio-Mi-Amigo- International-760916290770217/ 。代表のKord氏が重病であるため、暫定経営チームがとった措置である。(DXLD 1811)



◎南スーダン国連による放送Radio Mirayaの停止を勧告
 英国のMike Cooper氏によると、南スーダン政府は法律に抵触するという理由で同国内での国連の放送Radio Mirayaの停止を勧告した。具体的には政府の命令に従わない、政府の意向にそむく違法な内容の放送を行い、民族対立を煽ったと厳しく非難している。 Radio MirayaはJubaの国連軍キャンプ内から放送しており、南スーダン政府はこれを実力で停波させる権限はない。南スーダン政府はこのところメディアへ の統制を強化し、多くのジャーナリストを弾圧しており、言論の自由度は世界180カ国中145位と低い。Radio Mirayaは2006年より南スーダンの人々に正しい情報を伝えるために開始された。国連は同国政府と協議中だがあくまで放送を継続する意向である。 (DXLD 1811) 同局は2015年10月で短波放送を停止しFM放送のみになりましたが、南スーダン政府が強硬手段に出れば短波放送を復活させなければならないかも知れま せん。

◎Radio Thailandが米寿
 英国のMike Terry氏によると、Radio Thailandは去る2月25日創立88周年の米寿を迎えた。1930年に同局を開局した当時のPurachatra Jayakara王子は現在も「タイのラジオの父」としてあがめられている。これを記念してタイ政府による記念式典が行われた。(DXLD 1811)

タイのラジオの父Purachatra Jayakara殿下(1881-1936、Wikipediaより)



◎ウクライナの海賊局?Radio Evrope出現
 ドイツのAxel Röse氏によると、ウクライナの局Radio Evropeが出現し、5830kHz及び5835kHzで現地時間の夕方に放送している。5830kHzは他の小電力局と混信する。ロシア語やウクライ ナ語のロック音楽のみで、アナウンスは出ない。受信報告はserg104-130 @ rambler.ruに。(DXLD 1811)

◎BBC World Service 2018/19予算の影響
 BDXCの会誌「Communications」3月号によれば、BBC World Serviceの2018/19予算が決定され、今年の秋以降に次の各言語の放送が次のように削減・変更される。
 ハウサ語: 制作拠点はNairobiに集約、23:00及び04:30の放送(毎日各30分間)は削減。
 ソマリ語: 制作拠点はAbujaに集約、23:00(毎日1時間)及び03:00(毎日30分)の放送、週末の00:00の放送(2時間)は 削減。
 アラビア語: 16:00-12:00のニュース及び「Extra」の内2本の制作拠点はCairo、「World at One」・「World at Six」の制作拠点はAmmanに移行する。
 ウルドー語・インドネシア語: 地域内に制作拠点を移す。
(DXLD 1811) 制作拠点のある国と英国の関係が悪化した場合にどうするのでしょうか

◎米国KIMF World Missionaryが短波放送を計画か?
 英国のPatrick Cody氏によると、米国のKIMF World Missionaryは今年後半に短波放送を開始する計画である。メキシコ向に6065kHz、キューバ向に13570kHz、アジア向に9300kHz を使用する。米国のGlenn Hauser氏によると、同団体は昔からFCCに(仮想の)放送計画を提出し続けており、それによると、10:00-15:00 6065(50kW 138度)、17:00-21:00 9300(100kW、313度)、09:00-13:00 13570(100kW 108度)となっている。送信所はBeowawe。(DXLD 1811) 米国にはこのような短波放送計画が沢山ある模様ですが、実現されるのはごくわずかです。

◎VORW Radio InternationalのA18スケジュール
VORW Radio InternationalのA18スケジュールは以下の通りである。
 木曜 19:00-20:00 9455 メキシコ向
 金曜 05:00-06:00 7780 欧州・北米向
 金曜 06:00-07:00 7490 北米東部向
 金曜 07:00-08:00 9955 9455 南米向
金曜 09:00-10:00 7730 9455 北米西部向
 金曜 10:00-11:00 5850 7780 北米向
 金曜 10:00-11:00 5950 カリブ海向
月曜 05:00-06:00 9395 北米東部向
 月曜 06:00-07:00 5950 欧州・北米向
 お便りはvorwinfo @ gmail.comへ。短波受信機を持っていない人はhttp://tunein.com/radio/WRMI-9955-s50329/上で金曜の 02:00及び 07:00に聞くことができる。更にhttp://soundcloud.com/vorw_radio_int上では最新の番組を聴取可能であ る。VORWお勧めの短波受信機はhttp://www.amazon.com/shop/thereportoftheweekを参照のこと。 またVORWグッズはhttp://teespring.com/stores/thereportoftheweekで買うことができる。 VORWへの寄付はPaypalを使用してrepweekinterview1 @ gmail.comへ。(VORW)

◎Telediffusion d'Algerieの短波放送A18スケジュール
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、アルジェリアTelediffusion d'Algerieの短波放送はA18スケジュールでは以下のようになる。送信所はすべてTDF Issoudun送信所、出力は500kW。送信方向はアフリカ中部・東部向が162度、アフリカ北部・西部向が194度。言語はアラビア語。
 13:00-13:59 6050 アフリカ中部・東部向
 15:00-15:59 9620 アフリカ北部・西部向
04:00-04:59 11985 アフリカ中部・東部向
06:00-07:59 5930 アフリカ北部・西部向
(DXLD 1812)独自短波送信所の運用はいつ始まるのでしょうかね?

◎チリRCW2 2波でアクティブ
 チリのClaudio Galaz氏によると、同国の短波海賊局RCWは現在5840kHzと6925kHzで受信されている。受信されている時刻は07~09時で、内容は音 楽、ニュース、天気予報、Radio Sputnik(ロシア)のスペイン語番組「El Punto」の中継など。(DXLD 1812)

◎Czech Radioが「Alexa」から
 ロシアのDmitry Kutuzov氏によると、Czech Radioが、同国で初めてAmazonのAIスピーカ「Alexa」に対応した。「Alexa」に英語ないしドイツ語で話しかければCzech Radioの「radiojournal」チャンネルの放送がAIスピーカーから流れる。現在はそれだけだが、将来的にはpodcastや他番組 にも拡張したい、母国語のチェコ語でも話かけられるようにしたいとしている。AIスピーカーの普及率は英国で14%、米国では18%だが、今後3 年以内に75%となり、ラジオ放送はAIスピーカーを通じて提供されるようになると推測している。(DXLD 1812) 日本では「Amazon Echo」として発売されています。本当にそうなるかは別として、話としては先進的ですね。

将来はAIスピーカーに話しかけてラジオを聞くようになるのか?


◎Radio RanginkamanのA18スケジュール
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、イランのLGBT向秘密短波放送Radio Ranginkaman(Radio Rainbow)はA18スケジュ-ルでは時間が1時間早まり火曜・土曜の01:00-01:30に放送される。周波数は7580kHz(Moldova 送信所、500kW、116度)で変わらない。言語はペルシャ語。(DXLD 1812)

◎Ozy Radio 4835kHzにQSY
 オーストラリアのRob Wagner氏によると、A18シーズンより同国のOzy Radioは5045kHzから4835kHzに周波数を変更した。3月29日の13:45頃に新周波数を確認できた。ポピュラーソングとIDを流してい た。(WWDXC TP 1339)

◎HCJBロシア語放送のQSLカード枯渇か?
 ロシアのDmitry Elagin氏によると、HCJBロシア語放送の受信報告に対してVoronezhの支部から発行されていたQSLカードは枯渇してしまったらしくレター 形式のQSLが発行されている。(WWDXC TP 1339)


出典の略称

 DXLD: DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
 HCDX:  Hard-Core-DX
 JSWC:  Japan Shortwave Club
 NDXC: Nagoya DXers' Circle
 WRTH: World Radio TV Handbook



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