第11回 政権交代すべきか否か?
麻生おろしに代表される、自民党へのネガティブキャンペーン。最近になってその度合いはいよいよ止められないところまで来てしまっている。
内閣・党首脳部の改造に打って出ようとした麻生側への猛烈な反対。それが、不協和音として各マスコミが大きく報道、結果的に麻生氏はそれらの手法もとれずに選挙を迎えようとしているのである。しかし、「やると明言したことはない」というような内容が、どうしてここまで報道されなくてはならないのか?恣意的なものが見え隠れしているように思うのは私だけではあるまい。
他方、民主党側は、度重なる自民党の自滅/崩壊の一助になれば、とばかりの「援護射撃」。そりゃ、ある意味、政敵の失策をたたくことは常道ではあるけれど、それ以上のものが見えてこない。マスコミが作った自民党(麻生内閣)はだめというプロパガンダに乗っかって発言しているだけとも受け取れる。
では、政権をとったことのない民主党が、仮に今度の衆議院選挙で政権を取れるほどの議席をとることに成功したら、日本は「いい方向に」変わるのだろうか?
残念ながら、日本は左傾化し、取り返しのつかない変革のときを迎えるような気がしてならない。
そもそも、自民党は、右か左かで言えばおおむね右であり、その対極をなす民主党は、旧社会党の一派が混じっていることもあるが左向きである。そして、まさに、太平洋側から見た日本の左側には大国・中国がいる。小沢氏が代表のときにも足しげく通っている中国。そのときの小沢氏はまるで属国の王のようにこびへつらっていたという。こんなことを平気でやる党である。私が最も危惧しているのは、外交面もさることながら、内政でも、外国人参政権問題や「主権移譲」といったばかげたことをマニフェストに盛り込んでいたなど、危険なにおいが漂いすぎる位しているのである。
そして、ここ最近、党の代表になり、「次期総理確定的」とされる鳩山代表があちらこちらでキャスターとの討論を行なっているのであるが、そのぶれっぷりは麻生氏の比ではない。
ご参考:日テレ村尾アナの超かんたん山鳩クッキング!?(ZEROキャスター・村尾氏のすばらしい突っ込みにたじたじとなる鳩山氏)
田原工作員の直火焼き山鳩クッキング!?(サンデープロジェクトでの鳩山氏。紋切り型(予定調和)の田原氏でよかったか、余りぼろは出なかった)
確かに変わらなければならない日本の政治。しかし、変わることによって日本が悪い方向に向かう可能性も否定できない政権交代は、するべきではないと思う。勿論投票の結果がすべてであり、おそらく流れは変わらないであろう。すべてが終わってから「こうしておけばよかった」と臍をかむことのないよう、このHPを見ていただいている皆さんには、ぜひ自分で情報収集にいそしんで、「任せられるのはどっちなのか」をよくよく咀嚼して決めていただきたいと思う。
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