第11回 W杯/日本代表は何位か?
サッカー日本代表は、あれほどの事前予想をいい方向に裏切り、一次予選を2勝1敗で乗り切り、突破した。
サッカーの専門雑誌の記述でも、練習試合を分析して、予選突破は難しく、岡田監督の進退にまでサッカー協会に言及する記事を書いたほどである。我々素人が、その言を支持しないまでも、『やはりその程度の力量しかないのか』と思わずにはいられない。
ところが結果は、カメルーンをねじ伏せ、現時点(7/3午前)でベスト4に進んだオランダには敗れたりとはいえ、最終戦のデンマーク戦ではフリーキックを2本決めて優位に試合を進める展開という、あの練習試合の結果とは真逆の快進撃を成し遂げたのである。
そして迎えたベスト8をかけた戦い。強豪国・ウルグアイを相手に、互角、あるいはそれ以上に戦ったといって良い。数少ないチャンスをものにできなかった代表チームにとっては、初めての『スコアレス・ドロー』という結果に終わってしまった。そして運命のPK戦。結果はご存知の通りである。
しかし、あるブログで面白い理論が展開されていた。
本来のブログの内容は、某ルーピーの出身政党ばかりを褒めちぎる、気持ちの悪い夕刊タブロイド紙の、公職選挙法違反も辞さないばかりの誘導報道にぶちきれてかかれたものであるが、この紙面の中に、日本代表の戦いぶりを斜に構えて書いた内容があった。表題からして、PK戦での戦犯探しを主題に、『だから日本は負けたのだ』というお決まりの『外野の口汚い野次』である。
ブログ主の意見を抜粋させてもらう。
因みに同日附の紙面上半分は、『日本PK負け 徹底究明』である。この試合、日本は「引き分け」ており、決して負けてはいない。
次戦に進む権利をPK戦で失っただけである。
決勝トーナメント一回戦、唯一引き分け落ちの日本の最終成績は、ベスト16ではなく「ベスト9」だと考える。ベスト8の一つ下である。
それほどあの引き分けの意味は大きい。ゲンダイ如きに「究明」される理由は無い。
サッカーは前後半45分で雌雄が決しなかった場合、延長戦を15分、攻守を変えて2ターン行う。それでも決まらないときには、PK戦で勝利チームを決めることになっている。この方がいっておられるように、ベスト8には進めなかったが、『負けた』わけではない日本は、9位である、という理論は卓越している。私もこの理論を支持したい。
それにも増して、日刊ゲンダイ。この一政党をヨイショするしか能の無い(自公政権時代には、叩いて叩いて叩きまくっていた)、新聞とも呼んで良いかどうかわからない代物が、今日も明日も、駅売店やコンビニで飾られているのである。廃刊とまで声高に言い放つつもりはないが、マスコミ面してしたり顔で現政府のヤタケタ振りを擁護するようなものなど、買い、読むに値しない。賢明なる当HP読者には、この新聞もどき・・・党の広報誌に名称替えした方が世のため・・・を買ったとしても決して鵜呑みにしないようにお願いしたい。
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