サンプロジェクト レミントンM700 インプレッション
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定価 29.800円 ボルトアクションエア
最近 、エアガン業界でボルトアクションライフルが見直されてきている。
APS−2を組み込むことのできるバレットのキットが売り出されたり、
エンフィールドや、38式歩兵銃などマイナー系なライフルも登場してきた。
そんな中で、レミントン系のライフルを造り続けているメーカーがある。
今回は、マイナーチェンジを繰り返しながらレミントンを造り続けるサンプロのRem700についてインプレ。
その存在は知っていたものの、APS−2をすでに購入し使用していたためになかなか入手する機会に恵まれなかったが、
今回某店にて中古品を入手。
旧式とのことだったが、マガジンはAPS-2のものになっており、中の様子を見るために分解してみるとOリングホップつきであった。
あまり詳しくないので良くわからないが、最新型にマイナーチェンジする前の最後期モデルか、マイナーチェンジ直後のものであろう。
ちなみにシリアルナンバーはSB000008
外観
APSや、M40のようなブルバレルを見慣れた目には非常に新鮮に映るテーパーバレル。それに木製のストックが合っている。
20万以上もする高級品には及ばないかもしれないが、これはこれでいい味を出していると思う。
多少、ストックの木目模様が気に入らないが、これは人それぞれの好みの問題でもあり、新品を買う方は在庫を出してきてもらって
気に入る柄のものを選ぶのもいいだろう。
また、バレル上部に開けられたねじ穴も、気になる人は気になるポイントとなるだろう。
マガジン
旧式ではチューブ式であったのが、このモデルではAPS-2と共用の
25発箱型マガジンに変更されている。
姉妹機であるM40の旧型では金属のマガジン(これもAPS−2と互換性あり)が使用されていたが、
さびやすく装弾不良が起こりやすかったためにAPSマガジンに変更したと思われる。
また、APS−2では少し不満であったマガジンの取り付け位置も
このM700ではトリガーよりに変更されている。
しかし、APSになれてしまった頭にはこの切り替えがうまくいかないが。。。
実射・まとめ
実際に撃ってみると、やはり各HPにて書かれているようにHOPのかかり具合が不安定である。しかも、パッキンが劣化しているのか0.2g弾でもたれ気味の弾道であった。
シリコンパッキン(P5サイズ)に変更してもかかり具合は不安定であった。が、0.25g弾で浮き気味のHOPとなった。
パワーは比較的抑え目となっている。詳しい数字は分からないがアルミ缶を2発でも貫通しないときがあった。気密が全く取れていないので、そのためにエア、パワーロスがあるのかもしれない。
また、もともとXP-100用のフレーム・シリンダーのためシリンダー容量がバレル長に追いついていないのかも知れない。
全体的に見て、やはり箱出しではAPSにかなわない部分が多い。
また、姉妹機のM40と比べてもゲームでの実用性は残念ながら低い。
しかしながら、じっくりと手を入れてやれば十分に実用に耐えうるものであるし、
20m以内のショートレンジであれば楽しく遊べる。
元々の性能がほどほどなので、もろに射手やチューニングの腕の差がでる銃でもある。
チューニングの腕試しに一丁いかが?