1/12 Mclaren MP4-20 製作記 2
さすが、デジタル!(なんのこっちゃ) モノコック前後、インダクションポッドもピッタリ合います。フィン後端の補強はまだ削りません。削ったら直ぐに破損するのが目に見えてます。
でも、よく見ると、やっぱり素人の作った3Dデータ、実際に形にしてみると‘なんか違うぞー’の所がちらほら。例えば、このサイドポンツーンの前下端のラインとか。
いえ、全体的には予想してたよりもうまくいったんですけどね。
あまりに気になる所は、データから作り直し、この部分だけ切削し、すげ替えることにします。
さすが、デジタル!(なんのこっちゃ) これもほとんどピッタリ。
ラインがちょっとなだらかになったでしょ。画像はないけど、ノーズコーンもすげ替えました。さらりと書いてますが、このようなやり直しは、時間のかかる楽しくない作業でした。
切削性の良いサンモジュールを使った代償は表面処理。やはり表面が荒いので目止めが必要です。ポリパテをスチレンモノマーで薄めた物を使うのが一般的なんですが、あの匂いが我慢できないので、いつものアルテコ瞬間接着パテを全体に擦り込みました。これはこれで大量の揮発ガスが凄く危険です。当然屋外で作業します。
その後ペーパーで均一にならします。瞬着パテで表面がプラのように堅くなり、エッジも強くなって良いのですが、ペーパーがけは大変でした。やっぱりポリパテのほうが楽だったかもしれません。

サフを吹いてみます。
おおカッコええ・・さすがに左右対称にできています(あたりまえだ)

各部のフィンやらなんやら。片面で切削して、お決まりのバキュームすることにします。これはポリパテで目止めしました。それぞれ切り出して原型にします。
これはバージーボード。いつもの道具でいつものように。これは私の定番工法。
チムニーダクトやらホーンウィングやら、最近は空力付加物が多く、名前もよう分からん。
やっぱりサイドポンツーンフィン、切削では無理みたい。どうしても縁がびしっと決まらない。結局ここだけデータ切り出して、パーツとして切削し直しました。これを原型にしてバキューム。まあ、予想通りの修正ではありますが・・
こういうパーツは手で作ってたら絶対に対称にはできませんね。
当然、もとのパーツにぴったりと合う訳です。
元のフィンはポンツーンとの接合部を少し残し、糊しろとしてプラバンのパーツを貼付けます。
ここも形が違うことを発見、少し延長する必要があります。セロテープの平面性を利用して、このように瞬着パテを裏に盛ります。
チムニーダクトの位置決めには、カウルの接合線を決定する必要があります。前にも紹介しましたっけ?吃水ゲージです。小型のトースカンですね。
折角のラージスケール、チムニーを覗けばラジエターが見えてほしいものです。
裏からガンガン削って見える範囲でラジエターを仕込めるようにします。いくら柔らかいケミカルウッドとはいえ、この作業は大変でした。
やっぱりここも正確な形状が出ていませんでした。洋白線でリップをつくるのはいつもの通り。
あ、ここのことですよ。開口部とインダクションポッドの最上部との位置関係も再検証しました。
ホーンウィングはパテで厚みを持たせます。手前はポンツーン後端のウィングレット。実車同様一体成形です。
リヤウィング、ディフューザー関連のパーツ。
リヤの翼端版。当然平板ではありません、うねうねの曲面です。3Dデータでは良いと思ったんですが、成形してみると‘うねうねさ’が足りません。これはあきらめて、スリットなんぞを作ります。でも全然揃ってないぞー。
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1/12 Mclaren MP4-20 製作記 3