2001年3月17日(土)


前日から雨が降るといわれていた。なんだか嫌な感じだが仕方がない。
雨が降ってもやることは山ほどあるのだ。と、強がっていたら本当に雨だ。
やれやれ、撮影が出来ないなんて勘弁してくれ。
撮影をしなきゃいけない時は、それはそれで辛いのだけれど、撮影出来ない
となると、もっと辛い。こっちは早く終わらせて、さっさと編集作業に入りたいのだ。

撮影参加予定で今日をあけていてくれたAki氏にFTOで迎えに来てもらい、
キャナルシティ博多へ向かった。
そこでは脚本に出てくる石を1つだけ買い、明日の撮影でロケに使う、森を
決めるために油山へと向かう。
撮影前日までロケハンが出来ていないなんて!プロの世界じゃとんでもない
話だろうけど、こっちはプロのスタッフが数十人ですることを一人でこなしてい
るのだ。この辺の臨機応変さも能力の内さ。
さすがAki氏、伊達にFTOで走りまわってはいないぞ。普段、僕が通る道から
少し入ったところにこんなにロケに使えそうなところがあるなんて!!
明日のロケはここで決まりだ。ただ、問題はそこが、海軍中佐の自刀の碑なのだ。
罰当たりなことはしないつもりだが、しっかりと拝んできた。
撮影が無事にいくように、それからついでに僕の人生も成功するようにも
拝んできた。撮影前にもちゃんとお断りとお詫びの礼拝をしなければ。