A.I.


誕生日に自分自身へのプレゼントとして、久々に劇場へ足を運んだ。一人で映画を見るのは久しぶりだった。尊敬し憧れるスピルバーグの話題作なら、僕へのプレゼントとして申し分無いだろうと思って・・・
全体的な感想を書くと、正直「微妙」な作品です。これじゃあ賛否両論出るのは仕方が無い。
超娯楽監督スピルバーグと、アカデミー賞監督スピルバーグが衝突して、微妙なバランスになっているから一歩引いて全体を見た人には、とっても微妙に感じられたはず。
この映画のテーマって今は無き手塚治虫、石ノ森章太郎の永遠のテーマなのかも知れないね。
で、一つ一つ素直に見た感想・・・ドラマとしては勿論泣けます。単純に母と子の気持を考えてみれば、泣けるのは当然の内容。
もっと良かったのは、セックスロボット役のジュード・ロウ。彼の役作りと演出はこの映画の中で一番クオリティが高かったのでは?
そして、ジュード・ロウと同じくレベルが高かったのが、熊のぬいぐるみロボット・テディ。彼は侮れませんよ!一台、イヤ、一人欲しいもん!誰よりも主役の少年を大事にし、気転が利き、行動力があり、人の気持ちを察する思いやりがあり、男気がある。こんなぬいぐるみ欲しいでしょう?
タイトルは「メタル熊テディの仁義ある大冒険!」で良かったんじゃない?