ギフト(テレビドラマ)
フジテレビで放送された木村拓哉主演のドラマ。これを見た若い人達が、マウンテンバイクを欲しがったり、ナイフを振り回して問題になったドラマだ。知ってる人も多いでしょ?ナイフ振り回すのをカッコイイと思ったコ達はいったい何を見ていたんだろうね。これが、ドラマや映画やマンガの悲しいところだ。本とは違って、カッコイイと飛びつく人は多い。本なんか読みもしない、本当に見て欲しい人達でも見てくれるのが、ドラマや映画やマンガなんだ。
それなのに、彼らに伝えたかったことは伝わらない。素晴らしいものを素晴らしいと評価できるのは、別段見なくても問題の無い人たちなんだ。分かって欲しい人達は結局分からずじまい。
でも、みんながそうじゃないと信じて作るんだよね。
木村拓哉扮する早坂由紀夫は記憶喪失で、3年間を過ごす。届け屋という稼業につき様々な人から様々な人へ、ギフトを届けていく。記憶の中に埋もれた記憶…誰かに何かを届けたかった、ゴメンと謝りたかった…に自分でもうすうす気付きながら。人が人へ心を伝えること、約束、裏切り、罪、「ごめんなさい」「ありがとう」という気持ち…そんなものを笑える演出の中に真剣に盛り込んだ本物のエンターテインメントシリーズだった。
ナイフ事件などで再放送が中止になってしまったことがあったっけ…
でも、こういうのを作っていかなきゃいけないんだよね。
楽しいよ、とっても、このドラマ。気持ちがギスギスしたら見てみると良いよ。
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