自分の人生を自分で決める?ア・マ・エ・ル・ナ


「死ぬ理由はない、だけど、生きる理由もないから、死にます」・・・もう、そんな子達に「生きるって素晴らしい事なんだよ」とか、忍耐力の必要性とか、教えてみても、やっぱり死んじゃうでしょうね。「死ぬ理由もない」なら死ぬなっての。「生きる理由もない」ってお前の人生お前が決めるな。自分で決められるならはじめから自分の責任で生まれてくることを拒否しろ。それができんのなら、勝手に死ぬ権利はない。嫌でも生きろ。生まれやがった責任を取れ、出会ってしまった責任を取れ。

とにかくいろんな角度から、教育がおかしくなってる。大人がおかしいから子供がおかしい。人間が人間関係をちゃんと出来なくなりすぎてる。子供の教育なんてのは、もちろん知識を詰めさせて点数取れるようにすることではないし、口であれしちゃダメ、コレしちゃダメ、あれは素晴らしい、これが良い事だ・・・と教えることでもない。子供には残虐で無邪気で透き通る真剣な世界がある。容赦なく大人の世界の核心をつき、自分の世界へと吸収しながら成長して行く。だから、大人が人との関わり合い方を、逃げたり、避けたり、そんな、脅えたり適当だったりする世界を見せている限り、子供は希望なんて持ちはしない。
絶望の世界に生きていることを、これから子供を産み落とそうとするボクタチは、意識しなくちゃいけない。自分に甘い人付き合いからは、まともな社会は生まれない。自分に甘い恋愛からはまともな子供は育ちはしない。自分に甘い友達付き合いからは友情なんて生まれはしない。そんなものが何かを生み出す可能性を持っているとしたら、「絶望」そのもののみ。

だからといって、生きている人間みんながみんな、絶望の種主ではない。大人にだって、若者にだって、わずかでも希望の種主はいる。そして生まれてくる無垢な子供はどんな境遇で生まれても100%希望の種だ。
絶望の時代だからこそ、逃げるな。誰一人として無関係なヤツはいないんだぞ。人に迷惑かけなければ良いでしょ?って言う荒廃した心の人間には子供は育てられないし、「アタシは子供つくらないから関係ないのよ」っていってるあんた!子供欲しくても出来ないと嘆いているあんた!あんたが生きてる限り、あんたには責任があるんだよ。分かれ、ほら、もたもたすんな、さっさと分かれよ!自分だけが幸せな幸せなんて、存在しないのだから。