Lonely 20th Century.mp3
(3:16  1.5MB)

 

 



Gypsy Eyesの柳ジョージ(左)、角田ヒロ(中央)、成毛 滋(右)
('72年1月 撮影 東京写真工房)

 柳ジョージ、角田ヒロと「ジプシーアイズ」として活動していた成毛は1971年、偶然の成り行きから角田ヒロと二人だけで「ストロベリーパス」としてアルバムを出す事になった。そこで柳ジョージも別のプロジェクトでアルバムを出せるようにしようと三人でデモテープを作り、レコード会社に売り込みに行った。
その時のデモテープがこのmp3ファイルで、曲は柳ジョージのオリジナル、演奏はジプシーアイズなのだが、テープを聴いたレコード会社のディレクターは「こんなダミ声が売れるかよ!」「こんなわけの分からない曲出せないよ!」‥と言ってどこも相手にせず、結局アルバムは実現しなかった。
柳ジョージは後にこの曲のアレンジを変えてレイニー・ウッドでも演奏していた。

  柳ジョージ Vo. Bass.
  角田ヒロ Drs.
  成毛 滋

Fender Jaguar,
Deluxe Reverb,
イフェクト無し

 

Zarkus - Erection.mp3
(2:48  1.3MB)

 


Zarkus - Mancotire.mp3
(1:12  604KB)

 

 

 

(Alone In His Roomにある音源とは別ミックス)


マルチ・キーボードで演奏する成毛 ('75年9月)

 

 成毛がスタジオを作ってカーステレオ等の音源製作の仕事をしていると、'77年に某レコード会社のディレクターが「今度うちの会社で新しくロックのレーベルを作る事になったので、一緒にやりませんか?」‥と言って来た。
そのレーベルで成毛のアルバムを発売し、他のバンドは成毛にプロデュースを任せてDraycottスタジオでレコーディングしたいと言うので、成毛は「願っても無い話」と即座にOKし、早速デモテープを作る事にした。
 自分の第一弾はELPの「タルカス」のパロディーで「ザルカス」(ザル貸す)というトータル・アルバムにし、曲名もELPの「Eruption」「Manticore」「Mass」「Aquatarkus」をもじって「Erection(勃起)」「Mancotire(マンコティア)」「Masu(マス)」「Aquaokekus(アクアオケカス)」と、全編パロディーにするつもりだった。
しかしデモテープが完成しないうちにそのディレクターは会社をクビになり、新しいレーベルの話も無くなった。

  四ツ田ヨシヒロ  Drs.
  成毛 滋     Org. Ep. メロトロン. B.

 

 

How Shall I Know.mp3
(3:34  1.6MB)

 

 

 


成毛 滋(左)とトム谷村(右) ('77年6月)

レーベルの話は無くなったが、成毛は又そのうちどこか他から別の話がくるかもしれないと思い、一応デモテープを作っておく事にした。
しかし「Alone In My Room」は二度も発売中止にされたし、「Zarkus」の話もダメになったのでプログレだと又話がつぶれるかもしれないと思い、プログレはやめてハードロックのデモを作る事にした。
と言って、ジプシー・アイズも発売中止にされているのであまりヘヴィーなものも避け、メロディックなバラード風ならば大丈夫だろうと思ったのだが、ニ度とそんなおいしい話が来る事は無く、どうやっても成毛のアルバムは世に出なかった。
        

  トム谷村  Vo.
  四ツ田ヨシヒロ Drs.
  成毛 滋 Pf. Org. Solina. Synthe.
Slide G. B.