Ａクラス06

UNT(Unusual NoTrump)は二つのスーツを同時に示すオーバーコールです。
オポーネントのオープンによって、示すスーツが決まります。
パートナーは示されたスーツを選択してビッドします。
例えば、次のようになります。

□ローエスト２アンビッド (Lowest 2 Unbid)

１

の場合は、

と

。１

の場合は、

と

。１

、１

の場合は、

と

になります。
１ＮＴオープンに対しては、

と

を示します。

提示された二つのスーツの長い方をビッドします。
同じ長さなら、メジャー・スーツか強いスーツをビッドします。
ダブラーは原則としてパスします。

□保証するスーツの枚数

５＋４でもよしとする流派もありますが、５＋５を守ったほうがよいでしょう。

□HCPの範囲

強いハンドでもUNTを使う流派もあります。大体、１７HCP以上です。
この場合は、パートナーのレスポンスに対しビッドを続けます。
１３～１６HCPの領域では、一方のスーツでオーバーコールし、チャンスがあれば他方のスーツをビッドします。

例題：

（注）レスポンスに対し、レイズする。

□クリンガーのチップ

２つのスーツの、枚数とアナーの数の合計が１５以上なら、UNTを使いなさい。
J、１０は上位のアナーがある時に数えなさい。

例：1

のオープンに対し

□UNTでないケース

□使用条件と違うケース

例１				例2:
N	E	S	W	N	E	S	W
1	/	1	2NT	1	/	2	/
				/	2NT
とが５枚以上あることを示す場合に使います。テイクアウトダブルですと４枚保証になります。				Eは両マイナーが長いののですが、使用条件が不足していたので最初パス。しかし、バランシングのため、UNTをビッドします。　xxx x AKxx QJxxx