12月19日以来の銚子方面に向かった。このところオオハムやウミアイサなどが見られているとのことである。先ずは早朝の飯岡漁港。しかし鳥の姿は殆どなし。次いで立寄った銚子マリーナではクロガモを今期初めて観察。ウミアイサ、アカエリカイツブリなどを見ることができた。その後外川漁港、長崎鼻、君ヶ浜、黒生漁港を経て銚子港に移動。今日の銚子港はサバの水揚げで大賑わいであったが、その割にはカモメ類の数は少な目である。時期がやや早いのかもしれない。そんな中今期初のカナダカモメを見ることができた。夏羽に換羽中のオオハムが2羽第3漁港の対岸近くを遊弋している、ハジロカイツブリがそろそろ群れで行動し始めており明るい日差しと相俟って寒い中にも早い春を感じることができた。波崎に移動すると旧港の1画に換羽が始まったシロエリオオハム、まだ冬姿のオオハム、そして数羽のアカエリカイツブリ、数羽のウミアイサ♂♀、多数のハジロカイツブリ、カンムリカイツブリなどが狭い船溜まりに集まっており、餌採りに余念がない。珍鳥ではないがこれらの鳥を間近に観察する機会はそう多くはないので嬉しかった。その後お定まりのコースで利根川を遡るように移動、時間の関係で利根川沿いの草原はパスしたため猛禽類の観察数は少なかったが香取市の水田ではここを餌場ととしているハクチョウの群れを確認。オオハクチョウを主体とするがヒシクイ1、数羽のコハクチョウを含む50羽弱の群れで、何処に塒をとっている群れなのかは不明。今日はなかに1羽のアメリカコハクチョウ(画像はこちら)の姿を確認出来た。稲敷方面では越冬シギチを観察したが昨年来見られている3羽のハジロコチドリは引き続き滞在しており、今日は3羽のハマシギと共に行動していた。浮島の葦原では今日も10名前後のカメラマンが猛禽の塒入りをまっていたが、少しづつ日が延びてきた午後3時過ぎの葦原はまだ眩しい程に明るく猛禽の姿はなかった。夕暮れを待つことなく15時30分、今日の定番コースの鳥見を終了した。
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