同じテープを何回も聴く！・英語学習コラム３２

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先日、短期間でTOEIC900点取得された方の本を読んだのですが、その方は、「同じテープを何回も聴くのは効果がない」というようなことを書かれていました。

同じテープを何回も聴くと、聴けるようになるのではなくて、慣れるだけだという主張です。

その為、教材にするなら、一発勝負のニュースがよいとおっしゃられていました。

確かに、一理あると思います。

ただし、私の経験から言うと、「同じテープを何回も聴くこと」は、決して無駄ではないと思います。

それどころか、特に初期の頃は、同じテープを繰り返し聴いた方がかえって良いような気さえします。

実際に、私も、１９９３年から海外ドラマ「フルハウス」を利用した学習を始めましたが、最初は、とにかく、１話毎に英語音声だけテープに録音して、次週の放送まで、何度となく聴いていました。

今考えても、その方法が一番効果があったと思います。

確かに、何度も同じテープを聴いていると慣れてきて最後には結構聞き取れるようになり、あたかもリスニング力がアップしたような錯覚に陥るのですが、また次週新エピソードになると、聞き取れず、ゼロからスタートといった感じになります。

それの繰り返しです。

そして、それがいいのだと思います。

繰り返すうちに、英語の音に慣れてきます。

英語耳という言葉をよく聞きますが、この方法は英語耳の形成にも役立つのだと思います。

耳と脳の関係とか、科学的、医学的なことは全くわかりませんが、私には効果があったのは事実です。

「新鮮⇒慣れ」をひたすら繰り返すことによって、リスニング力が飛躍的にアップするのを実感しました。

今では、海外ドラマは一回見れば十分に楽しめるレベルにまでなりました。

私の海外ドラマ使った学習法は下記のページに詳しく書いてありますので、興味のある方はご参照下さい。

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