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2008.10.17 学ぶことは真似ること

バイオリニストの五嶋みどりさん、龍さん姉弟の母親である、五嶋節さんの「天才の育て方」という本を読みました。

英語学習にも参考になることが書かれてたので、今日は紹介させて頂きたいと思います。

節さんは、第二章で「サル真似のススメ」と題して、真似ることの重要性について書かれています。

古語辞典を引くと、「学ぶ」は「まねぶ」で意味は「まねして言う、口まねをする、真似する、模倣する、学問や技芸などを習う、習得する」なのだそうです。

以下、本文より引用させて頂きます。

  ↓  ↓  ↓

つまり、「学ぶ」とは「真似する」ことなのです。「真似る」ことをしなければ「学ぶ」ことはできないのです。(五嶋節著、天才の育て方 P69より引用)


この考えに乗っとり、五嶋節さんは、とにかく子供たちに「サル真似」を実践させたのだそうです。

具体的に何をしたかというと、例えば、みどりさんがある曲を練習する時には、まず、節さんが同じ曲を弾いている色々なバイオリニストの演奏を聴いて、テンポや、音の強弱などを全部チェックして楽譜に書きこんだのだそうです。

それを見て、みどりさんが次々と真似ていったのだそうです。

つまり、一流の演奏家の演奏をまねることで、曲を習得していったわけです。

これは、英語学習にも当てはまります。

結局、英語学習も、実際に英語を母国語としてしゃべっている人を真似るしかありません。

それには、やはり、耳(音)から入るのが一番です。

とにかく、気に入った英語を、覚えてしまう位まで聞いて聞いて聞きまくる、これしかないと思います。

最後に、節さんが書いてます。

LPレコードしかなかったみどりの子どものころとは違って、現在では、DVDによる映像もあります。真似る、そして、学ぶための教材は山ほどあるのです。  (五嶋節著、天才の育て方 P83より引用)


現在、英語学習の教材も、贅沢すぎるほど揃っています。

私が高校生の頃、書籍で一生懸命舌の位置などを確認しながら学んだ発音も、今では、ネィティブの口の動きまで収録されたDVDが発売されています。

ドラマや映画もDVDを使えば、口の動きはもちろん、その言葉が使われた状況まで学べます。

後は、やるだけです。

あえて英語で言えば、"What are you waiting for"といった感じでしょうか?

やりましょう!!

行動を起こしましょう!!



ムーミンの著者であるトーべ・ヤンソンの言葉に

「せっかく思い立ったのです。思い立ったら決心して 気が変わらないうちにさっと実行に移しましょう」



というのがあります。






【参考図書】

五嶋節著 天才の育て方  (講談社現代新書 735円) 


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