日本熊森協会について | |||
戦後の拡大造林計画により、多くの自然林が失われ、日本の奥山は、杉やヒノキなどの人工林に変りました。 その弊害が現在起こっています。 @花粉症 A水害 B水不足 C野生動物が人里に下りてくる(農業被害、人身事故) これらのことが起こっても、残念ながら、世間一般では、原因を奥山の荒廃とする考えを支持する方向には向いてないのが現実です。 水害や水不足に関しては、必要ないダムや、砂防ダムを作ったり、がちがちの護岸工事をしたりと、さらに状況を悪化させるような対策しかとられてません。 ブナやナラなどの日本に本来昔からあった落葉広葉樹の森は保水力が高く、緑のダムとも呼ばれています。 一方で、杉や檜だけの人工林は、保水力が低く、雨が降ると、本来なら地中に染み込むはずの水が山の斜面を流れてしまいます。 その為、雨が降ると、一時的に川が大幅な増水を起こし、水害の原因になっています。 また、杉や檜の人工林は、崩れやすく、土砂崩れの原因にもなります。 花粉症に関しても、花粉の少ない杉を開発したりと、かなり方向が違ってきています。 野生動物に関しては、人里に下りてくれば、とりあえず殺すという対策が取られています。 "有害駆除"とか、"個体数調整"などと言う、とても"命"を表すには恐ろしいような言葉が平気で使われています。 出てきたら殺すでは、最後の一匹まで殺さなくては解決しません。 日本熊森協会は、本来、日本にあった、落葉広葉樹の森を取り戻し、動物も人も豊かに暮らせる道を探って実践的に活動している団体です。 熊森協会と言う名前ですが、決して、クマを保護する、動物愛護団体ではありません。 クマは日本最大の大型獣であり、自然界のあらゆる恩恵を受けて生きています。つまり、クマの棲める環境を残すということは、他の全ての生物が生息可能な豊かな自然を守ることにほかなりません。(熊森協会ホームページより) つまり、森が豊かでない限り熊は住めないのです、クマのいる森を、豊かな森の象徴と、とらえ、熊森協会と言う名前を使わせて頂いています。 100万人の自然保護団体を日本にいっしょに作りましょう! 現在熊森協会の会員数は2万人強です。 今いちばん必要なことは、とにかく会員数を増やすことです。というのも、世の中を動かすのは数なのです。 以前、NHKのプロジェクト]という番組で白神山地を救った男たちの話が放送されましたが、それも最初は一人の男が立ち上がり、次第に共感を覚えた有志が加わってゆき、桁外れの署名を集め、最終的には国を動かしたのです。政治家や役人を動かすにはとにかく数で示すしかないのです。現に熊森協会が国会議員に訴えたところ、一万票持ってきたら話を聞くといわれたそうです。悲しいけど、これが現実です。 私はまだ平成15年に会員になったばかりですが、当面できる活動はPR活動だと思っています。より多くの人に熊森協会のことを知ってもらい、会員になってもらい、自然保護活動を全国規模で行ってゆきたいと思っています。 会費は年6000円です。6000円と聞くと“ちょっと今は”と考える人もいるかもしれませんが、見方を変えれば、月々わずか、500円です。日に直せば、一日わずか16円前後です。毎日お昼に1000円かけていた人が、984円にすれば済む金額です。もっとわかりやすく言えば、お昼に毎日800円の弁当を買っていた人が、月にわずか5回だけ、700円の弁当にすれば捻出できる金額です。こう考えれば、多くの方が活動に参加できると思います。あなたの協力がいずれ、国を動かし、よりよい環境を作ってゆくことになるのです。
◇私が読んだおすすめ本◇ @思い出のツキノワグマ 宮澤正義著 Aクマにあったらどうするか 姉崎等著 Bクマは警告する 宮澤正義著 Cツキノワグマと暮らして 宮澤正義著 |
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【日本熊森協会関連お役立ちリンク集】 | |||
日本熊森協会出版:クマともりとひと 朗読ファイル http://www.harmonicslife.net/podcasts.html 個人の方が、熊森出版の「クマともりとひと」を朗読して音声ファイルをダウンロードできるように一般に公開してくださっています。 |
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日本熊森協会ホームページ http://kumamori.org/ 何はともあれ、このページ「日本熊森協会について」を読んで少しでも興味を持った方は、是非、熊森のホームページを見て下さい。今すぐあなたに出来ることが見つかるかもしれません。そして、我々の子供や孫の世代まで、日本の豊かな自然を残してゆきましょう!! |
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