April.26,2008 おっさんロック
4月20日 Chicago/Heuy Lewis And The News (東京国際フォーラム・ホールA)
ブラスが入ったロック・バンドのジョイント・ライブ。14000円のチケット代は高いか妥当か、ちょっと迷うところ。しかし大劇場の芝居が軒並み一万円を超えていることを考えると、この2バンドで14000円は、まっ、しょーがないかなあと思いチケットを取った。
会場に入れば、客席は見事に私を含めて、おっさん、おばさんばっかり(笑)。でも2階席までギッシリ(!)。定刻17時スタート。第一部がヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのステージ。1曲目のHeart Of Rock’n Rollが始まるや、おいおい、総立かよ! 頑張るね、おっさん達。手抜きなしの1時間半。途中、メンバーのうち5人が前に出てきてSo Much In Loveをアカペラで演った。でもやっぱり会場が一番沸いたのはPower Of Loveかな。客席もおっさんばかりなら、ステージの上もおっさんばかり。しかし元気だよなあ。アンコールではシカゴのメンバーを何人か呼んで合同で。シカゴのドラムスTris Imbodenがハーモニカで参加してヒューイ・ルイスと掛け合いをしたのがエキサイティング。
第二部がシカゴ。こちらも1曲目から総立ち。なにしろQuestion ’67 And ’68の日本語バージョンからスタートだもん。しかし、シカゴって総立ちになって聴くバンドだろうか? 初期の曲は確かにリズムの乗りがいいのが多いが、後期はどちらかというとバラード主体。せめてバラードのときは座って聴きたかった。お互いもう歳なんだからさあ。3時間立って聴くのは辛いよ。ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースがヒューイ・ルイスひとりでボーカルを取るのに対して、シカゴはメンバーが代わる代わるボーカルを取っていく。それにしても印象としてシカゴのメンバーの方が、おっさんはおっさんにしてもヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースのメンバーより若々しい印象がするのはどうしてか? トリス・インボーデンのドラムスのバスドラの音が強烈で音圧が身体にドーン、ドーンとぶつかってくる。途中I’m A Manのイントロが流れてきたところでヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースのメンバーが打楽器をそれぞれ手に持ちながら登場して大合唱。痺れたなあ。シカゴといえば何といっても25 Or 6 To 4(長い夜)でしょ。こちらはアンコールで演奏。「おやっ?」と思ったらサングラスをかけた男がギターで参加している。布袋寅泰だ。クライマックスでKeith howlandとバトルを繰り広げた。すんげー、カッコイイ!
終演20時40分。夜の街をPower Of Loveと25 Or 6 To 4を代わる代わる口ずさみながら歩いて帰宅する。おっさんと言われてもいい。これがオレたちの青春のロックなんだ。