March.20,2003 自家製インスタント・緑茶
毎朝、4時半に起床。そばを茹でる釜に火を入れ、仕込みを始める。釜のお湯が煮立ったところで、インスタント・コーヒーを淹れる。本当はコーヒー・メイカーを使って淹れたいのだが、平日の慌しい朝はそうもいかない。インスタント・コーヒーを飲みながら仕事を続けていくと、カフェインが寝ぼけた頭に刺激を与えてくれるのか、少しずつ頭が回転し始める。
こんな毎朝を過ごしていたら、緑茶が飲みたくなってきた。やっぱり日本人なんですかねえ、緑茶って好きなんですよ。急須に茶葉を入れ、お湯を注ぐ。少し時間を置いてから湯呑茶碗に注いで飲む。しかし緑茶というやつは、やっかいなことに、飲み終わったら急須に残った茶殻を棄てて、急須を洗わなければならないという手間がかかる。朝の慌しい時間にその手間を考えると、やっぱりインスタント・コーヒーにしておくかということになる。インスタント・コーヒーなら飲み終わったカップだけ洗えばいい。
そうしていたら、通信販売で面白い物を見つけた。
ええっと、これは電動式の茶臼とでもいうのだろうか? セラミック製の臼のようになっていて、上からお茶っ葉を入れてスイッチを入れるとお茶を挽いて粉茶にしてくれるのだ。そういえば、最近は回転寿司に行くとティー・パックではなく粉茶が置いてあり、これを耳掻きよりも少し大きな、小さなスプーンのようなもので一杯、寿司屋の大きな湯飲み茶碗に入れてお湯を注ぐだけで、かなり濃いお茶ができる。ずいぶんと迷ったのだが、この茶臼を購入してしまった。これでウチにあったお茶を片っ端から粉にした。今はこれを瓶に入れて魔法瓶の横に置いている。お茶を飲みたくなると、この粉にしたお茶を少量湯飲み茶碗に入れて、お湯を注いで飲んでいる。これなら、あとで茶殻の始末や急須を洗う手間がない。
おまけの話。こうやって毎朝、粉茶を飲んでいるうちに、ふと思いついたことがある。コーヒーや紅茶は砂糖を入れて飲むではないか。緑茶だって砂糖を入れて飲んでももおかしくないのではないだろうか? 砂糖は頭の働きをよくするという話を聞くし、最近は抹茶アイスだとか、抹茶のお菓子を売っているではないか。待てよ、中学のときの先生が、日本茶に砂糖を入れて飲むのが好きだと言ってたぞ。そうそう、昔、麦茶を作って砂糖を入れてから冷やして飲んだりしたっけ。
というわけで、やってみました。緑茶に砂糖を入れて飲むことを! 結論。はっきり言っておいしくない。なんでなんだろうなあ。むむむっ、待てよー。抹茶アイスはアイスクリームだからおいしいのだ。そうか、さらに牛乳を足せばいいんだ。コーヒーだって紅茶だって砂糖と牛乳を入れるではないか。そうだそうだ、そうなんだ。というわけで、緑茶に砂糖と牛乳を入れてみました。・・・・・やっぱりおいしくない。・・・・・なぜなんだろう? 中学のときの先生は、本当に緑茶に砂糖を入れて飲むのが好きだったのだろうか?