February.11,2004 中国のポッキーとコロン

        甘党とか辛党とかいう分け方がある。お酒が好きな人が辛党で、お酒を飲めない人が甘党だとするのが一般的らしいが、これはおかしい。お酒が好きな人でも甘いものが好きな人もいるし、お酒を飲めない人でも、甘いものは嫌いだという人がいると思う。

        私はというと、お酒は大好き! 甘いものは、これまた好き! でも、お酒ほどは積極的ではないという程度か。

        以前は洋菓子が好きで、和菓子は苦手だった。それが歳と共に、和菓子も好きになってきた。以前から感じていたのだが、甘さに関する好みというのは、国によって差が大きいのではないかと思う。アメリカの菓子の味も、日本人からすると、「?」となることが多いが、中国の菓子の味も「?」となってしまうことが多い。あれほど中国で人気のある月餅も、美味しさがわからない。中華料理も、飲茶で出てくる甘いもの系はほとんどパス。

        先日、上海に行ってきたという人からもらった、日本でいうお萩のようなものも、そんなに美味しいとは思えなかった。どうも、中国人の甘さの好みとは舌の感覚が違う気がしてならない。

        その上海に行ってきた人から、中国で売っていたグリコの[ポッキー]と[コロン]を貰った。

        パッケージのデザインは日本のものと、さして変わらない。



        百奇という漢字が当てられているのが面白い。私の貰ったのは珈琲味なるもの。日本で珈琲味のポッキーを見た記憶がない。食べてみると、確かに甘すぎたコーヒーの味がする。それでいて、ソフトな味わいだ。どうやら、あまり甘すぎないところが中国人の好みに作っているらしい。

        次にコロンの方を食べてみた。



        こちらはココア味(功克力味)なるもの。ココア味のコロンも日本で食べた記憶がない。こちらも甘さが抑えられたソフトな味わい。こちらも、このあたりの味覚が中国人の好みなのかなあ。


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