秋味秋楽 基本的にビールの銘柄にはこだわらない性格で、一日の仕事を終わったら、とりあえずビール。生ビールだろうが瓶ビールだろうが、はたまたビールでさえない発泡酒であろうが、なにかそれらしきものさえ飲めれば、それでこの世の最高の幸せと思っている私だが、盛夏が過ぎたあたりから、「もうすぐ秋ですよー」とばかりに呼び掛けているキリンの秋味を見つけると、ついつい手が出る。ああ、そうかあ、もうすぐ秋なんだねという気分になるのである。喉越し爽快から、じっくりと秋の味覚に移る季節なんだという気分で、サンマの塩焼きをツマミになんて気分になってくる。 今年もスーパーにお盆が過ぎたころから秋味が並んで、新サンマが店頭を賑わしたころ、サンマを焼いて秋味を頂いた。至福の境地ですなあ。日本人に生まれてよかった、ですよー。 数日後、スーパーのビール売り場に突然、秋楽なる缶ビールを見つけた。いや、正しくはビールではない。発泡酒。当然、秋味よりも値段が安い。ははあ、キリンが廉価版を出したのかと思ったら、あらあら発売元はサントリー。 それにしても、パッケージ似過ぎじゃない? いや、どうでもいいといえば、どうでもいいのだけど、きょうになってスーパーに行ってみれば、秋味の棚に秋楽が混在して並んでた。これって間際らしくない? 気になって両方買って、レジの店員さんに両方を見せて注意したんだけど、両方買ったってのは、ここに写真を載せたかったというのが、本来の理由だったりして。 でもこうやって並べてみると、パッケージのモミジの絵柄だったり、配色だったり、似てるよねえー。 2011年9月3日記 このコーナーの表紙に戻る |