[魚之介]のくえ鍋 くえという魚がおいしいという知識だけはテレビなどからあって一度食べてみたいと思っていた。なかなか手に入らないという話も聞いていたし、なかなか高価らしいということで、やや断念していたフシもあるのだが、堀留町でそのくえを食べさせてくれる店を見つけ、これは行かなくてはと思い、思いはしてもなかなか実現まではいかなかった。 先日思い切って、この店まで行ってみると、予約をすればくえを食べさせてくれると言う。料金を訪ねると思いのほかリーズナブル。「よし!」と二週間後の予約を入れ、いざ魚之介へ。 日本酒がいいね。ソガ・ペール・エ・フィスなる日本酒らしくないネーミングの酒がある。小布施ワイナリーというワインを作っているところの日本酒。ワイングラスについでくれる。ふはははは、ワインみたい。 まずは刺身を盛り合わせてもらう。くえも刺身にしてくれたが淡泊な味で歯ごたえがいい。他に本まぐろ、ぶり、ほうぼうなど、みんなおいしい。 牡蠣バターを貰う。大葉との相性がいいなあ。 白子の春巻。塩コンブを刻んだものを振りかけていただく。うー、幸せ。 このあとサービスだと出てきたのが、なんとウツボに煮つけ。うっ、うまーい。いやー、ウツボは旨いとは聞いていたが食べるのは初めて。トローっとしている。 そして、いよいよ、くえ鍋。煮えてきたところをポン酢でいただく。くえは、ほわーっとした味で軟らかい。なんでしょうねえ。確かにふぐよりも旨いかもしれない。それにふぐより安いんだな、これが。 〆はもちろん雑炊。おいしかったあ! この店はまだまだおいしそうなものがいっぱいある。また行こうっと! 2011年2月8日記 このコーナーの表紙に戻る |