ドリームガールズ(Dreamgirls) 2013年5月13日 三日月座BaseKOMシネマ倶楽部 2006年作品。見逃していて、ようやく今になって観ることになった。おそらくミュージカルの映画化ということで、ミュージカルがあまり好きでない私は積極的に観に行こうと思わなかったんだと思う。しかし観てみると、シュープリームスをモデルにしたソウル・ミュージックの世界を描いた作品だから、歌の入り方にあまり違和感がなくて、すんなり観ることができた。 この映画に関しては私なんかより、ソウル・ミュージックに詳しいベルリンさん書いた文章の方が詳細にして的を得た事を書いていると思う。下の方にリンクを入れておきますので、是非そちらを読んでいただきたい。私の方は私なりに思ったことをざっと書くにとどめたい。 観に行く前に期待していのは、やはり主役のビヨンセ。私はそれほどのファンではないが、やはり、いわゆるイイ女だもの、そりゃ観たいわ。 しかもテーマ曲を歌うビヨンセは映画は観ていなくても渡辺直美の形態模写ですっかり有名になっている。最近もYouTubeで渡辺直美のビヨンセネタ Dreamgirls〜Crazy In Love を観て笑った。 それで映画のフィナーレで Dreamgirls を歌うところではどうしても渡辺直美が頭にチラついてニヤニヤ。 シュープリームスをモデルにしたとなると頭に浮かぶのが、これまたお笑いの、だるま食堂。彼女たちのボインボインショウをどうしても思い出してしまう。『ドリームガールズ』のパロディを作るなら彼女たちだなぁと思っていたら、ジェニファー・ハドソンに圧倒されてしまって、こっちは渡辺直美の役どころでしょと思ってしまった。渡辺直美+だるま食堂でパロディをやったら、さぞかし面白いだろうと思う。 エフィー役のジェニファー・ハドソンは、ベルリンさんも書いているように、いい役を浚っていった感じ。自分からデブだのブスだのという声を甘んじて受けて、歌唱力はあるが華が無い役どころを見事に持っていった。それとは対照的にビヨンセは歌も演技も抑え気味。それでも抜群のプロポーションと美貌は隠しようがない。メイクも60年代風の古いものだが、それでも溜息が出るほどきれい。 60年代のソウル・ミュージック・シーンを知っている人には堪らない面白さがある反面、そのあたりの裏話を詰め込みすぎている事もあって、脚本としてはよく出来ているものの、やや煩雑な感じがしないでもない。 いい曲がいっぱいあるのだが、一曲が短い。もっと長く聴いていたいと思うのだが、それでは話が進まないのだろう。私などはグチャグチャした人間関係のドラマなんかより曲を聴いていたい方だから、登場人物の人間関係がこじれてくる部分は、いささかうんざりしてきた。DVDよりも私はサントラ盤が欲しい。 5月14日記 では、詳しいことに関してはベルリンの文章をどうぞ。 ベルリン横町にたった家 ドリームガールズ 静かなお喋り 5月13日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |