風雲電影院

ふがいない僕は空を見た ２０１２年１１月１８日 テアトル新宿 　原作は窪美澄の小説。評判がよかったので随分前に買ってはいたものの、いまだに読んでない。映画を観るのが先になってしまった。 　これ、何なんだろう。どうも私にはピンと来なかった。本も話題になったし、映画も割と評判がいいし。私の感性が劣化しているのだろうか？ 　アニメのコスプレに夢中の主婦と、その主婦とズルズルと不倫関係になってしまう男の話が中心。つまらなくはなくて、こちらもズルズルと観続けてしまったのだけど、やがて二人の関係がバレて、男の方は大変なことになる。このへん、いかにも現代的な悲劇に繋がってしまうのだが、それでどうするのかと思うと、ふーん、これがラストかぁ。救いがあったような、なかったような。 　主婦の方も、そういうことになるわけかぁ、という結末へ。 　でもこのふたり、それでも生きていくわけで・・・。 　 　これで結末になっていいんだろうか？　表面的には大爆発はなくて終わってしまうわけで・・・。まあ、それでもいいのかもしれないけど。これで「ふがいない僕は空を見た」と言われてもなあ。このへんがガツンと、かましてくる韓国映画との違いか。それは人の好みなんだろうけど。 　やっぱり、私の感性が落ちているのかもしれない。 　原作、読んでみるか。 １１月２２日記 静かなお喋り １１月１８日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る

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