アウトロー(Jack Reacher) 2013年2月21日 TOHOシネマズ錦糸町 リー・チゃイルドのジャック・リーチャー・シリーズ One Shot の映画化。クリント・イーストウッド監督・主演にも『アウトロー』The Outlaw Josey Wales という映画があるから、こういう紛らわしい日本版タイトルは付けないで欲しいのだが、観終ってみるとなるほど『アウトロー』というタイトルを付けたくなる気持ちもわからないではない。 というのも、私は原作のシリーズを読んでなかったので知らなかったのだが、ジャック・リーチャーって、けっこうアンチなところのあるヒーローで、暴力も凄いし、人は殺しちゃう。ダーク・ヒーローでもあるんだね。トム・クルーズがよくぞこんな役をやったもんだ。それこそ昔のクリント・イーストウッドならぴったりだったんだろうに。 なにしろ流れ者で、正体不明の男。携帯電話すら持ち歩かないというアナログ人間。『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントとは正反対な人物。ひょっとしてトム・クルーズとしても、そういうキャラクターが演りたくなったのかもしれない。携帯電話がないから連絡は常に公衆電話。これが逆に怖い。 ラストの決闘シーンなんて、まるで西部劇。それでもこれはシューティング・ゲームの趣き。銃器マニアはこのシーンだけでも観る価値があるかも。 こちらもシリーズにして欲しいなぁ。アメリカではあまり当たらなかったという話も聞くけれど。 2月22日記 静かなお喋り 2月21日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |