るろうに剣心 京都大火編 2014年8月11日 TOHOシネマズ日本橋 原作コミックも読んでないどころか、2年前に公開された第1作も観てないのだが、予告編を観て面白そうだったのと、その上、評判もいいので、ほとんど前知識もないまま観に行った。 やっぱり前作を観てないと人物関係が解り難いが、そんなに気にならない。前作を観ていれば、そっちの方が楽しめるのだろうが、別に観て無くても十分に楽しめた。 とにかく徹底した、アクション、チャンバラ映画。これがまた一頃の時代劇映画とは一味違う。役者は主演の佐藤勝始め、若い役者がズラリと並ぶ。私など、知った役者がほとんどいなくて戸惑うばかり。そんな若くて動ける役者を中心にダイナミックな殺陣がてんこ盛り。新しいチャンバラ映画だ。まず、役者がよく走っている。地面だろうと屋根だろうと、やたらと走る。走りは殺陣の中にも取り入れられ、走ってきてスライディングしての殺陣なんてのも多い。おそらくCGも使っているのだろうけど、とてもスピーディな殺陣だ。まぁカット割りが多いのは仕方ないし、アップが多いのも仕方ないが、ところどころに引きで、けっこう長めのカットも入れられていて、チャンバラシーンでの役者さんたちは、実によく動いている。 茶髪がいたりして、物語の内容においても、時代考証はどうなんだと言う人もいるかもしれないが、どうだっていいじゃん。面白けりゃいい。だいたいみんな明治の顔してない。平成生まれみたいな顔立ちばっかり。昔の人はこんな顔してなかったよ。相楽左之助役の青木崇高の怒った時の芝居なんて、アメリカナイズされちゃってるし。もう時代劇も何やってもいいんじゃないかな。 原作でもこのエピソードは長い部分らしくて、映画も来月公開される『伝説の最期編』でようやく決着するらしい。いや、実際、この映画、2本続けて観るのは、いささか体力がいりそう。なにしろ全篇ほとんどアクション・シーンの連続だから。これ一本観たら、もうお腹いっぱいという感じだった。それにしても、いい切れ場だったなぁ。最後に出てきた「謎の男」を演じた役者さん、○○○○なんだもの! うわー、続編が待ち遠しい〜。 8月12日記 静かなお喋り 8月11日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |