November.30,2008 コーヒージェリーフロペチーノ

11月9日 鈴本演芸場11月上席夜の部

        開口一番前座さんは三遊亭歌すみ『寿現無』。頑張ってね。

        女性の前座さんのあとは、女性の二ツ目さん林家ぼたん。「実家の母が『ちりとてちん』を観て、女性の落語家の話なので『あんたがモデルじゃないの?』って言うんです。そんなわけないのに、さらには『あんたがモデルなら、私は和久井映見ね』って、どういう考えなんでしょ」 ネタは『一目上がり』

        和楽社中の太神楽。この日は和楽、小楽、和助のトリオ。この三人のときが一番安定しているなあ。

        春風亭一朝『巌流島』。この人は、こういう噺が向いている気がする。威勢のいい噺ね。『芝居の喧嘩』とか。まさにマクラで必ず言うように、「いっちょうけんめい」な人。

        柳亭市馬『時そば』。前半の仕込みが市馬は上手い。流れるような気持ちのいい仕込みだ。それを見ていた男が「いろいろ言ったね。男のお喋りはいけねえ。噺家は別だけどね」って、まさにその通り。それが後半に生きてくる。出されたそばの丼を「なんだこの植木鉢みたいなの」でドッカンと笑いが来る。

        市馬師匠の出番が終わったところで楽屋へ行く。市馬師匠に会うのが目的。挨拶をして電話でお話したことの確認。

        途中から客席に入るのは気が引けたのでホームランの漫才の間はロビーで待つ。

        柳家はん治『鯛』。もう何回も聴いたが、ところどころ変わっていた。鯛が歌を歌うのだ。♪ポーニョポニョポニョ魚の子〜

        「春眠暁を覚えずなんて言いますが、秋も眠いですねえ。秋眠暁を覚えずかもしれません。どちらが正しいんでしょうか。一年中眠いもんで・・・」と柳家さん喬『天狗裁き』。なぜか私はさん喬というと、この噺に当る確立が高いのだ。

        ♪柳橋から小船を急がせ〜と、粋曲の柳家小菊は吉原ならぬ鈴本演芸場へきょうも、「ごあんな〜い!」。♪あたしの商売 豆腐屋でござい 水責め火責めはいとわねど 油責めとはなさけない 親たちゃ在所で豆でいる

        「最近、和服が流行っているようでして、きょうも和服のお客さんが何人かおられますが、どうも若い男の浴衣姿がおかしい。帯を腰高に結わいてね。みんなバカボンみたい」 ひょこひょこと妙な歩き方で高座に上がってくる柳家三三には最近の若者の着こなしが歯がゆいのだろう。特に江戸っ子は腰の低い位置で帯を結わくのが粋だとされているのだと思う。ネタは『加賀の千代』。こういう噺好きだね、この人。

        ダーク広和のマジック。前田知洋で見たことのあるカードのクローズアップマジックを演ってくれる。これはあまり舞台向きじゃないと思うのだが、しっかりと不思議感いっぱい。話芸もうまい。

        トリは林家たい平。マクラで演ったスターバックスの話が面白い。「今年の限定商品、コーヒージェリーフロペチーノですよ。コーヒーゼリーではなくて、あくまでジェリー。私はジェリー藤尾しか知らない。持ち帰りでもないのに東京ドーム状の蓋が着いている。その上空に直径3cmほどの穴が空いているんです。この穴はなんなのか。これをどうやって食べるのか、誰も教えてくれない。食べ方について書かれたポスターもチラシも何もない。とりあえずカウンターでストローとしゃじーやたら柄の部分が長いやつーを取って席に着く。底の方にジェリーがありまして、その上に液体状のもがある。これがフロペチーノというものらしい。ストローを上空の穴から底へ入れて吸ってみました。くっくっくっ苦しい。吸い上がってきません。次にしゃじを穴から入れると・・・百円玉のつかみ取りをやった事ありますか? あれ、瓶の中は広いんですが蓋の近くが細くなっている。せっかく掴んだ百円玉がボロボロと落ちていってしまう。あれと同じでせっかくしゃじに乗せたコーヒージェリーが落ちて行ってしまうんです!」 ネタは『長短』。この噺、最近は持ち時間が短いらしく、長さんの気の長さがあまり強調される演出をしない人が多いが、さすがにトリとあって持ち時間があるのだろう。長さんが襖を開けて入って来るところから超スローモーション。菓子を食べるところなどもじっくりと。短七さん思わず「てめえ、旅番組のレポートできねえ!」 それにこれはおそらく、たい平オリジナルの10日前に熱海から届いたという塩辛のエピソードが入るのだが、これがまた抱腹絶倒の面白さ。

        コーヒージェリーフロペチーノはもう終わってしまったが、次の限定商品には挑戦してみるぞ!


November.29,2008 円朝の珍品『政談月の鏡』

11月8日 むかし家今松独演会−振り向けば江戸世界ー (国立演芸場)

        開口一番、古今亭志ん坊『道灌』。頑張ってね。

        三遊亭金兵衛『強情灸』。女性に順番を替わって先に灸をすえた男。「急に評判良くなっちまってねえ。『男らしいねえ、江戸っ子だねえ』って。あの時、記念写真撮っとけばよかった」 よっ、江戸っ子!

        むかし家今松一席目は『水屋の富』。江戸の水事情を詳しく解説してからの本題の噺へ。それにしても水という重いものを各家庭へ配達していた水屋さんの苦労はたいへんだったろうという思いが湧く。その意味で師匠のマクラは重い意味がある。

        仲入り後の喰い付きは伊藤夢葉の手品。この人も寄席の手品という位置を把握している人で喋くりで持たせる。チャイナリングやらロープ、カードのテーブルマジックなど。喋りが武器なんだよなあ。

        目玉はむかし家今松のこれは珍しい円朝の『政談月の鏡』。序盤は番太郎の喜助が見回りらしい武士に毒を盛った酒を飲まされて死んでしまう場面。これで喜助の女房が仇を探すために吉原に身を売るという展開が無理があるような気がしてならない。なんで、吉原? これが前振りで噺は突然に違う噺に。これが聴いていると、最後になって繋がってくるのだがこれもまた無理矢理という気がしてならない。途中やや聴いていて疲れてウトウトしてしまった。70分の長講だったが、元はもっとごちゃごちゃしていて、もっと長いらしい。そこをすっきりとさせた、いま松師の手腕は流石。

        珍品だけど、聴く価値はあった。志の輔も演ったそうだけど、他に演り手はいるだろうか?


November.23,2008 脱線脱線、歌之介源氏

11月3日 落語版『源氏物語・末摘花』 (博品館劇場)

        『源氏物語』を落語でというシリーズ。談春『柏木』、喬太郎『空蝉』、文左衛門『明石』、扇辰『葵』ときて、この日が最後、三遊亭歌之介で『末摘花』。連続でやっているものの最後日だけチケットを持っていたのだが、他の日は行かれなかったんだもん。

        前座さんは三遊亭ありがとう『子ほめ』。頑張ってね。

        さて、三遊亭歌之介『末摘花』だが、やはりなかなか本題に入らない。引退した井上庚生を取り上げ、例の調子の駄洒落漫談が始まる。「彼には私が柔道を教えました。『ああせい、こうせい』と言って。彼は若いのに年金を貰ってます。こうせい年金」 そうかと思うと観相学の藤木相元のことに話が飛ぶ。「なぜ、なかなか噺に入らないかというと、短いから」と本音を吐露(?)して、「本は読んでいません。長いですからね。マンガで読みました」 大和和紀の『あさきゆめみし』ね。ようやく噺に入ると、『源氏物語』を読んでいる隠居さんのところに与太郎がやってくる。「何、読んでいるんだ?」 「これは紫式部の『源氏物語』だ」 「紫の敷布の元気物語?」 こうして隠居さんが与太郎に『源氏物語』のスジを聞かせるという構成なのだが、例によって話があちこちに飛ぶ(笑)。ようやく『末摘花』まで来るのだが、ここでも脱線が多くて爆笑の『源氏物語』だ。それでもきちんと『末摘花』の内容がわかるようになっている。これなら、マンガで読むよりさらにわかりやすいや。

        仲入りが入って、後半は『爆笑龍馬伝』。お馴染みのこちらも同じようなもの。龍馬の話をしながら、駄洒落を言いたいがために、脱線脱線、また脱線。好きなんだけどね、こういう歌之介って。

November.22,2008 今輔落語に着いて来れるお客さんを呼べばいいのだ

11月2日 六代目古今亭今輔の創作ミステリ落語の世界2 (人形町翁庵)

        六代目古今亭今輔師匠の噺は、私は面白いと思うのだが、いささか聴き手を選ぶ必要がある噺が多い。それなりの教養と柔軟な思考力を持った聴き手でないと着いていけなくなる恐れがある。それじゃあ、そういうお客さんを集めればいいじゃないかと、4月に会を企画した。お客さんはミステリ小説好きの団体が中心。これが事の外好評で、それじゃあ二回目をやろうじゃないか、いや、いっそのこと年2回のペースで続けてみようではないかということで、2回目の開催となった。団体さんが12名の申し込み。あとは『東京かわら版』の告知のみだから、入りはちょっと寂しいかなあと思っていたら、どうやら『東京かわら版』を見た人の予約申し込み電話が次々と入って来る。団体さんも18名に増え、蓋を開ければ店内が満員になっていた。

        団体さんが入っているので今回も客席は開演前から十分に温まっている。まずは開口一番は立命亭八戒『幇間腹』。八戒流の現代ギャグもたくさん盛り込んであり、こういうのが八戒落語の楽しさ。若旦那に頼みがあると真剣な目で見つめられると幇間の一八が「見詰め合うと 素直に お喋りできない」とサザンオールスターズの『TSUNAMI』が入るとこなんて好きだなあ。

        古今亭今輔の一席目はダイイングメッセージものの『死人に口なし』。これは以前に観ているが、友人常滑川くんのところに金を借りに行った川口くんが、ナイフに刺されている友人の死体を発見したところから一気に推理小説の世界へ。ところがこれで驚いてはいけない。噺はこのあとSF風へと変化して行く。このへんが理系の師匠らしい。それでいて、解決はちゃんとミステリに戻って、「あっ!」と言わせておいて、ベタなサゲへ(笑)。こういうのに着いていけるかいけないかが、今輔落語を面白がれるか、出来ないかの分かれ道。

        前回と同じく、ここで古典を挟む。一席目のマクラが短かったのでここではクイズ番組のマクラたっぷり。今輔師匠自らが「これはミステリだろう」と思っている古典を披露してくれるこのコーナー。さて今度は何をと思っていたら、『初音の鼓』だった。な〜るほど、前半の骨董屋と三太夫の企みと、後半の殿様の行動の構成が意表を突いていて面白い噺だ。今輔師匠に誰から貰ったのか聞いてみると、兼好師匠からだととのこと。

        もう一席は、お得意の中華屋のマクラから『超光速捕物帖』。こちらは私も初めて。一席目と同じくSFミステリ落語。光速よりも早いロケットに乗り宇宙から地球を見て犯人を突き止めるという発想が面白い。しかもなぜか江戸時代(笑)。もうこの設定で引いてしまうお客さんがいるだろうが、さすがに客席はこういった今輔落語に食いついて行っている。笑いも反応が大きく起こるし、うん、これならお客さんも満足だろう。

        今回から要望が大きいので、おそばもお出しすることにした。食後は団体さんが残って師匠と懇親会。といっても、酒を飲むわけでもなく、師匠とミステリ小説談議。健康的で知的なひととき。さあて、次は来年春。今度はどんな噺を聴かせてくださるか楽しみだ。今輔師匠がめったにかけない自作落語と、これまた東京にいてはまず聴けない今輔古典落語。贅沢な会になってきた。


November.3,2008 最強のお笑い音楽ユニット、ジキジキ

10月18日 第12回人形町翁庵寄席
        ジキジキとつくしの演芸おもちゃ箱

        思い起こせば、第1回を開催したのが2003年の春。三遊亭白鳥師匠を迎えて始まった。それから年に二回のペースで行ってきた。今年から今輔師匠の会(年二回)と、馬石師匠の『お富与三郎』の会(三ヶ月おき全六回)が加わっているのだが、これはあくまでカウントしないことにすると、今回で12回目ということになる。

        第1回目を終えてから、第2回目は落語会ではなくてライブハウスにするとスタッフに継げたときには、おそらくみんなびっくりしただろう。自分たちは落語会の手伝いだと思って参加したのだろうから。このときは、阿佐ヶ谷のライブハウスで偶然に遭遇したコージ大内(現・コージー大内)のブルースをお客さんに聴いてもらいたいと思ったからだ。やはりブルース好きの五街道喜助さん(現・桃月庵白酒師匠)に一席演ってもらい、喜助さんのブルース談話と大内さんの日田弁ブルースをお送りした。

        音楽企画はそれで終わらなかった。その後、第4回には杉原てつさんをお迎えして、川柳つくしさんにも加わってもらい笑える音楽を企画した。

        それからは、ずーっと音楽ものをやることはなかったが、別に音楽ものはもうやらないというつもりもなかった。去年の春の第9回翁庵寄席が終わったころだった。インターネットを見ていてダディ竹千代と東京おとぼけCatsのギタリスト、キー坊金太さんが奥さんと一緒に、めおと楽団ジキジキ(当初はジギジギだったが、現在はジキジキと改名)というユニットを作り、演芸場などにも出演していることを知った。これは是非翁庵寄席に出てもらわなければ。何しろ私は、今や解散状態にある東京おとぼけCatsの大ファンであったのだから。

        そんな折も折、この年の夏に前橋のホテルで演芸会が開かれる企画があり、ジキジキと一緒に川柳つくしさんも、師匠の川柳川柳師匠と一緒に出演するというのだ。さっそく、つくしさん連絡を入れることにした。「ジキジキさんに、翁庵寄席に出てくださるように声をかけておいてくださいよ。もちろん、その時はつくしさんも一緒に出てくださいね」 「はい、わかりました。で、いつやるんですか?」 「来年の秋ですね」 「ええーっ! そんな先なんですか?」  この年の秋は10回記念で、古今亭志ん五師匠と三遊亭白鳥師匠の二人会と決めていたし、その次の今年の春は前々から企画していながら先送りしていた三遊亭遊雀師匠に『花見の仇討ち』を演ってもらう約束をしていたからだ。

        そんなに先と思っていたこの企画も、月日の経つのは早いもので、どんどんと近づいていた。今年になって新橋のライブハウスZZでキー坊金太さんこと、きすのきよしさんと会い、正式に出演依頼をする。9月にはジキジキ、つくしさんと店で打ち合わせ。一年がかりの企画はいよいよ現実のものとなってきた。

        このところ開場一時間前にならないと設営準備を始めない翁庵寄席だが、この日は出演者がサウンドチェックとリハーサルのために開場1時間半前に楽屋入りなので、スタッフも1時間半前の4時に集合。翁庵寄席に初めてP.A.が入る。やっぱりマイクとアンプ、スピーカーを使うとライブという感じになる。アンコールでジキジキとつくしさんで演る曲をリハーサルして、サウンドチェック終了。

        音楽企画のときは立命亭八戒さん以外の人が開口一番をやっていたが、今回は八戒さんにお願いした。「音楽つながりということで、私も歌を歌う落語を演ります。『野ざらし』という噺なんですが、中で主人公が釣りをしながら『さいさい節』を歌うところがある。♪鐘がボンと鳴りゃ 上げ潮南さ・・・と歌うんですね」って、マクラで歌っちゃってどうするんだろうと思っていたら、これはちゃーんと仕込み。なんとこの歌をアニメ『巨人の星』の主題歌のメロディーで歌い上げた。他にも八戒さん流のギャグが散りばめられていて、面白い、面白い。

        川柳つくしはやっぱり新作落語で『碕山結婚相談所』。彼女の新作落語は自分と等身大の女性が主人公になることが多い。これは彼女なりの作戦なのだろうし、それは当っていると思う。この噺では、そろそろ倦怠期に入ってきている主婦。街を歩いていると、結婚相談所の人間から声をかけられる。自分は既婚者だと言うと、そういう人のための結婚相談所なのだと言う。付いて行ってみるとそこは・・・。SFっぽい設定で、この噺がなによりいいのは、ストーリーとしてうまく出来ているのと、サゲの見事さ。はあ〜、そう来たかという鮮やかなオチだった。

        高座を片付け、いよいよ音楽タイムだ。ジキジキを観るのはこれで4回目。ほとんどのネタは憶えている。『聖者の行進』 『童謡ってどうよ(ぞうさんでお葬式、赤い靴で酔っ払い、どんぐりコロコロで大相撲)』 『踊らなシャンソン』 『四季の歌ーどじょっこふなっこ』 『浦和』 お客さんをグイグイと引っ張り込む力はさすがだ。

        仲入り後は川柳つくしのウクレレ漫談。オリジナル曲『東国原のテーマ』から、『つくしの知らなかったよ〜』。彼女いわく、ロックの名曲トリビア。ジミヘン、クイーン、ベン・E・キングまで飛び出す。解らない人はごめんなさいだ。続いて『来世がんばれ』。私が一番好きなのが「カツ丼を食い逃げして、取調室でまたカツ丼を出された人」ってやつ(笑)。

        ジキジキ後半は『手のひらを太陽に』から。この曲でジキジキはお客さんに曲に合わせて振りをやらせるのだが、この日はお客さんが全員振りで踊っていた。しかも始まってすぐ。前回このネタを観たときは、結構恥ずかしがってやらないお客さんが多かったし、振りを覚えさせるのに時間がかかっていたのだが、この日のお客さん、乗りがいい。おそらく、先に『聖者の行進』を演っておくことが伏線になっているに違いない。これを観たお客さんは、「ああ、音楽ってこれでいいんだ」 「このネタ面白いから、憶えて帰って、宴会でやってみよう」と思うに違いないのだ。それが自然と身体を動かすようになる。続いて『カニとスシ』 『千の風になって離婚調停』 『100円ショップ』 ひとりベンチャーズからビートルズネタ『ゲゲゲのミッシェル』 『キャント・バ・ミーラブは止まらない』 『レット・イット・ビーなごり雪』 そしてこれもロックネタ『ホテル北津軽』 最強ネタのデコ弾きから、『ロックンロール・コレステロール』で大盛り上がりのエンディング。アンコールはつくしさんも加わって『銀座カンカン娘』。レトロ感覚で始まって、最後はロックンロールでエンディング。つくしさんのジャンプで終了。楽しかったなあ。

        ウチアゲで、ジキジキ結成の経緯などを伺うことができた。売物のデコ弾きは『男はつらいよ』が黒鍵だけで弾けるのに気がつくのに3日かかったそうだ。抜群のギターテクニックのきよしさん、抜群の歌唱力の香子さん。現在のコミックバンドの中では絶対に音楽家としての実力を持っているふたりだ。それになにより明るいのがいい。さらにジキジキは上は老人から下は小さな子供まで、お客さんの年齢を問わずに楽しませることができる。きっと毎日どこかでジキジキ旋風を巻き起こしていることだろう。


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