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2010年9月19日よしもと浅草花月(雷5656会館)

 5656会館というところも、場所によっては前の人の頭が邪魔になって観にくいところがあるらしい。特に漫才ともなると、芸人さんはセンターに立ったままだから、ずーっと観えないなんてことがある。帰りがけの階段でそんなことをこぼしている人の会話が耳に入ってきた。私は今回最前列だったのでそんなことはなかったが、劇場は設計段階からそういうことを考慮に入れないとねえ。

 1時間30分ほどの間に7組の芸人が出てきて、前売3500円、当日4000円。昼から夜まで入れ替え無しで居続けても2800円程度の東京の寄席からみると料金は高い。それでもテレビで人気のお笑い芸人が出るとあればお客さんは集まる。2階席まで満員の盛況ぶりだ。

 アップダウンの漫才。「いろんなところで漫才をやらせていたただいていますが、先日は大磯ロングビーチの飛び込み台の上なんていう営業をやりました。その次は流れるプールの前。話しているうちにお客さん流れていっちゃうんですから、漫才にならない」

 インパルスのコントは歯医者。板倉が歯医者、堤下が患者。頬っぺたを抑えながら堤下が登場すると、板倉「手とほっぺがくっついちゃったかな」 「いや、歯が痛いんです。治してください」 「私のような者に歯を直せというのですか。女一人幸せに出来なかった人生の敗者(歯医者)に」

 南海キャンディーズの漫才。しずちゃんの冷蔵庫の形態模写。肘を肩の位置まで上げて「ブーン」と言っているだけ。「業務用だね」

 ピン芸人6人による時代劇コント『花月山の達人』。名刀を巡るストーリーで殺陣もしっかりしているし、笑いのツボもうまく決まった。

 キングオフブコメディのコントは迷子。今野のボケぶりが尋常じゃない。「どこから来たの?」 「関東」 「広過ぎるね。もう少し狭い範囲の情報はないのかな」 「自宅」 「狭すぎる情報だね。住所とかわからないかな?」 「2丁目」 「情報が少ない。おかあさんと来たの? どういうおかあさんかな?」 「女」

 トータルテンボスの漫才。このコンビにはお馴染みのフレーズがある。いろいろな状況を再現するという形式の漫才で、やってみようと役柄を決める。「しのびねえなあ」 「構わんよ」 このフレーズだけで客席は湧く。テレビによく出てネタをやっている人の強みだ。ネタはプロポーズの言葉、思春期のデートなど。

 トリは吉本の大御所、大木こだまひびき。「コーラは安いわなあ。こんな大きなボトルに入って198円。そこいくと目薬は高いわあ。こんな小さな瓶に入って800円やて」 もう何回も聴いている漫才なのに、いまだに笑ってしまう。

 なんだか、あっという間に終わってしまった感じ。もっと観ていたいのだけど、座り心地はあまり良くない椅子だし、このくらいがいいのかもしれない。

9月24日記

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