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2009年11月3日シスカンパニー『バンデラスと憂鬱な珈琲』(世田谷パブリックシアター)

 堤真一、高橋克己、小池栄子、村杉蝉之介、中村倫也、高橋由美子、段田安則がいくつもの役で出てきて繰り広げるシークレットエイジェントもののパロディというか、コントで繋げていく芝居。

 ロシアへの核攻撃命令を出してしまったアメリカ軍司令官。核爆弾を積んだ爆撃機はロシアへと向かう。それを阻止する任務を与えられたバンデラス(堤真一)は軍司令官のもとへ向かうが、次々と襲う難題が、彼の行く手を阻む。てな大筋で進んでいくのだが、そのばかばかしくも面白いこと。いちいちギャグを列挙できないのだが、まあ、てんこ盛りだったと書いておくしかない。駅の改札でのやりとりから始まって、ヒッチハイクした車の夫婦の喧嘩騒ぎ、ロシア軍の最終兵器、爆撃機内でのドタバタ、シェークスピア役者集団など、まあ爆笑続き。ミュージカル落ちで終わりかと思えば、最後に大がかりな大道具オチが用意されていて、これはドリフターズかと思わせたり。いやいや、楽しかったなあ。早変わりで何役も演じる役者さんたちは疲れたろうがる

11月14日記

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