2010年3月7日花より落語3(なかの芸能小劇場) 川柳つくしの勉強会。 まずは川柳つくしの近況報告から、一席目『歌のお姉さん』。これを聴くのは二度目だけど、アラフォーの女性ディレクターを主人公に持って来て、上手くつくしワールドを展開してみせた噺だと思う。 続いては、入門して初めて習った噺だという『八九升』。最近頼まれてよそで演ったらしいのだが、どうも違和感があったそうで、圓生全集を 当たってみたら、川柳師匠から教わったのは、途中一部がごっそり抜けていたとのことで、今回はそれを補正しての完全版。この噺、やや問題があって、今、寄席ではかけられないとのこと。うーん、なるほど。 次が圓生襲名問題をわかりやすく解説する『圓生問題スピンオフ〜そのとき川柳は』これだけでも、十分に理解できるのだが、それをさらに『サザエさんでわかる圓生問題』にして絵解きしてくれる。さらには、争奪杯記念ソング『振り向けば圓生』 仲入り後、川柳つくしを、かわやなぎと読んでもらえることが少ない。中には川柳を詠む芸人だと思っている人もいるとのことで、では川柳を作ってしまおう。「今までなかった分野、アラフォー川柳を約40作ってまいりました」とフリップを使って披露。「カラーリング 実は単なる白髪染め」だとか、「脳の皺 減ってその分 顔に増え」とか、やや自虐的なことを解説付きでドンドンと。これは面白い。アラフォー女芸人としての立場を確立しつつあるなあ。 ゲストは古今亭菊太楼で『火焔太鼓』。古今亭のお家芸をきっちりと。 トリは翁庵寄席用に作ってくれた『妻の結婚』。初めて客席からこの噺を聴くことができた。感謝感謝。 3月20日記 このコーナーの表紙に戻る |