2009年10月4日 六代目古今亭今輔の創作ミステリ落語の世界4 (人形町 翁庵) 12時30分にスタッフ集合して、会場作りを始めると、営業しているのかと勘違いして入ってこようとするお客さんが多い。きょうは落語会でーす。 13時10分、今輔師匠楽屋入り。神楽坂でエコ落語を一席演ってからこちらに来たとのこと。エコ落語とはいいところに目を付けたもの。結構需要がありそうではないの。 14時開演。まずは前座役の立命亭八戒さんの『権兵衛狸』。八戒さんにしては、あまり崩さずにきっちりした出来。これはこれでいいんじゃないの。 古今亭今輔一席目は『金庫破り』。試験前に教授の家に忍び込み答案用紙を盗み出そうとした学生の噺。今輔師匠らしいドタバタ落語が楽しい。 仲入り後が古典の『壺算』。毎回感心するのだが、今輔師匠は自分は古典は本筋じゃないからと言うのだが、これがなかなかの出来なのだ。下座で聴いていて何回も吹き出しそうになる。 もう一席が『二人のデッドライン』。今までに2回しか演っていないという新作落語。私は一度聴いている。今回が3回目なのだが、よく出来ている噺だと思う。時効を目前にした犯人と、死を目前にした刑事の闘い。後日談ともいえる皮肉なラストもいい。 終演後、お客様にたぬきそばをお出しする。そのあと今輔師匠を囲んで親睦会。前回『二人のデッドライン』を聴いたときには、そのあとに芝居を観る予定で、終演後駅まで走ったのだが、今回も夜に落語会に行く予定がある。お開きになったのが17時10分。後片付けをして、今回も駅に走った。デッドラインに間に合ったかどうかは、次回の客席放浪記で! 10月11日記 このコーナーの表紙に戻る |