2010年8月7日カンコンキン・シアター24『クドい! 海の世界で肺呼吸』(東京グローブ座) 長年、観たい観たいと思いながらチケット争奪戦に負け続けてきた関根勤を座長とする舞台。今年はようやくのことで手に入れることが出来た。 これが今まで観られなかったのが悔しいくらいに楽しいのだ。まずびっくりしたのが、第一部100分。第二部95分。なんと3時間15分もあるのだ。その間、長短合わせて20本くらいのコントが、ドドドドッと繰り出される。 このコントはちょっと他で類をみないタイプのもの。昔ながらのコントとは大きく違う。小劇団系のものとも違う。お笑い芸人のネタとも違う。一番近いのはテレビのバラエティ番組のゆるいコントなのだが、テレビではできない危ないネタが多い。 タイトルの海の世界で肺呼吸というのは、第二部で関根勤演じる評論家が論じる海の中の哺乳類のコント。こう書くと、クジラやイルカの捕獲か保護かの問題になりそうなのだが、関根勤の切り口はどちらでもない。こう来るかという感じ。 他にもウド鈴木の林間学園コントとか、マイケル・ジャクソン・ホスト・クラブとか、何回も繰り返されるアマンダがサンバカーニバル姿になって突如踊りだすコントとか、いやあ、楽しいのなんのって。来年もチケットが取れるといいなあ。 8月19日記 このコーナーの表紙に戻る |