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2009年11月3日ピチチ5『サボテンとバントライン』 (青山円形劇場)

 青山円形劇場には何回か来ているが、本当に円形の形で使っている芝居を観たのは初めて。いつもは円形の劇場の一角を舞台にして中心の部分にも椅子を置くのが一般的。イタリアなどで円形の劇場で芝居をするってどういうことなのだろうと思っていたが、なるほどこういう風なのか。

 主演は要潤ということもあって、女性客が多いんだろなあと思っていたら、紅一点の田中理恵人気というのもあるみたいで、男性客も多い。田中理恵という人は知らなかったが、声優さんなんですね。いわゆる美しすぎる声優さん。

 高校の映研のメンバーが8ミリ映画を作っている。それが『サボテンとバントライン』という西部劇。ヒロインが必要なのだが、女性部員がいない。そこで、マドンナ的存在である増名(田中理恵)に声をかける。やがて十数年の年がたつ。映研のメンバーのひとりだった東森(要潤)はフリーターで大手レンタルビデオ屋で働いている。そこへ本部から指導員がやってくる。それが偶然にも増名だった。

 このあと、爆弾騒ぎの展開になっていくのが急だなあと思ったら、これ大槻ケンジが筋肉少女帯で書いた歌詞を元にしているからなんだなあ。

 キング・オブ・コメディの今野が、いい味を出していた。お笑い芸人もどんどん芝居に出ていく時代になった。

11月8日記

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