2011年4月29日東洋館 ボーイズ、バラエティ協会の興業日。12時45分に入ると、すでに四組の出番が終わっていた。 舞台にはカンカラ三線を持った男がひとり。岡大介とメクリが見える。珍しや大正演歌を歌う。いるんだ、まだこういう若者が。今回の東日本大震災の被災地にも慰問に行ってきたとか。えらい! ゴールデン・ウイークともあって、『鯉のぼり』の替え唄。♪ギャラより高い交通費 大きな袋は交通費 小さな袋は出演料 おもしろしいように騙された・・・。がんばってボランティアお願いします。 女性コンビ、くれない組の漫才。客席から立ち上がった男性が祝儀袋をふたりに手渡す。くれない組に言わせると仙台からいらした方だそうで、袋には義援金と書かれているそうな。逆でしょ。 ヒッポたぐのギター漫談。歌の間にジョークが満載。「雨降りとかけて、当たらない野球選手と説く。そのこころは、うてん」 コント青年団のコント。先生と生徒のコント。ゆーとぴあにちょっと似てる。本人たちも認める発言してたけど。「先生、嘘ばっかり教えないでくださいよ。黒船に乗って開国を迫ったのは、マッカーサーって違うでしょ。ペリーじゃないですか。マッカーサーは終戦後に来た人でしょ。時代が違いますよ」 「連複で買っておけば当たりだ」 立川談幸の持ち時間は漫談。「最近は火葬場も近所に配慮して煙突が無いそうで、これを無煙(無縁)仏という」 この時期、危ないなあ。 仲入り後は、小沢ゆかりの歌からスタート。まさにバラエティ豊かな興業で、飽きが来ない感じ。 チャーリー・カンパニーのコント。『楽して金持ちになる本』なる怪しげな本を売っている男に、この本を買った男から、インチキだとクレームが来る。「何がインチキだ。まっとうな事が書いてあるだろ。ほら、ここだ。金持ちになりたかったら、お金持ちの家に生まれる」 「貧乏な家に生まれちゃったら、どうするんだよ」 「それも書いてあるよ。ほら、早く死んで来世に期待する」 続いて、お馴染みあみだくじネタ。 はたけんじの歌謡物真似漫談。かつてレコードを出したことがあるという『演歌ペッパー刑事』と『演歌SOS』を歌ってくれる。ピンク・レディーも再結成したことだし、今なら売れるかも。 大空なんだかんだの浪曲漫才。いつもの。 立川龍志は『家見舞い』。本日の唯一の落語だ。 トリが東京ボーイズ。お馴染み謎かけ小唄。 ♪平尾昌晃という歌手を 謎かけ問答でとくならば 八百長相撲とときまする 星は何でも知っている 5月5日記 このコーナーの表紙に戻る |