２０１１年４月２日つくしのシークレット落語会（阿佐ヶ谷地域区民センター） 　川柳つくしさんのこの会は、まさにシークレットの名前にふさわしい秘密クラブのようなもの。今夜もそんな集まりに人が集まっている。 　まずは恒例のシークレット・トーク。落語界の裏話が聞けるお楽しみのコーナー。今夜の話題は当然という感じで、３月１１日の東日本大震災の話と、それが落語界にもたらしたもの。つくしさん絶好調で４０分も語る。もちろんシークレットだからインターネットには書けない内容なのだが、面白かったのは、この震災の影響で、寄席では出来なくなった噺があるということ。「まず『天災』が出来なくなりました。あと意外なのが『鮑のし』。一見大丈夫そうでしょ、それが『後から津波がまいりますが』ってギャグが入っている」　なるほど、こりゃ当分できそうもない。 　シークレット・トークが長くなってしまったので、もう三題噺コーナー。お客さんから出たお題は、四国遍路、地震、ラジオ。 　１０分の休憩後に、さっそく始まった噺は、やはり菅総理のお話。これもややヤバな噺なので詳しくは書かない。サゲもきれいにまとまって、いや、なかなかお見事。 　最後は『少子化対策』。このところつくしさんの代表作のひとつになってきたよう。ちょっとエッチなところもある噺なのだが、恥ずかしがらず演っているつくしさんは、このバカバカしくもある噺に勢いが加わってきた感じがする。 ４月２６日記 このコーナーの表紙に戻る

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