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週末日記

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2009年12月5日6日

5日
 布団の中で寝ながら、ジョニー・トーの『スリ』(文雀)のDVDを観る。去年の東京フィルメックスで観て、これで2回目。オマケのインタビュー集、サイモン・ヤムの証言が面白い。やっぱりジョニー・トーはシナリオ無しで、何をさせたいのかわからないところからスタートしたらしい。撮影に4年もかかったというから、その間に撮りながらストーリーを考えていたのだろう。4人のスリ仲間の役者で4年間で10Kgも太った奴が2人いるとサイモン・ヤムが語っているが、それが誰と誰かは映画を観れば一目瞭然。役者は体調管理が必要ってことね。

 昼に八戒くんと待ち合わせて力仕事。フーフー。

 午後は雑用で行ったり来たり。

 夜、北小岩コミニティー会館で『小岩で今松』
『環境談義』 三遊亭楽市
『大安売り』 むかし家今松
『子別れ(通し)』 むかし家今松

 終演後、ウチアゲで楽市さんと隣の席になったので、楽市さんと話す。その中で面白い話に発展。来年、楽市さんにもウチの落語会に出てもらうことにする。

 終電で帰宅。

6日
 昨夜寝るのが遅かったというのに、早くから目が覚めてしまう。DVD『Rock And Roll Holl Of Fame+Museum』9枚組を観始めたら、やめられなくなる。70年代にロックにどっぷり浸かった者にはたまらないよ、これは。おっさんと言われてもいい。

 もっと観ていたいという気持ちを振り切って、いつもの日曜日の日課、買い出しと翌日の仕込み。

 午後、DVDの続きを観ようとしたが、さすがに疲れが出て爆睡。

 夜、紀伊國屋ホールにて、イキウメ『見えざるモノの生き残り』。座敷童子の話。テーマは「幸福って何なんだろう」かな? ラスト、終わったと思ったところで暗転のあと、衝撃的な結末が用意されていた。この手法は、ポツドールの『顔よ!』でも使われていたが、強烈。映画でいうと山口百恵の『伊豆の踊子』も、まあこの手法。ラスト前の印象がこの最後のワンカットでガラッと変わってしまう。

12月7日記

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