2011年3月4日から6日 4日(金) 去年亡くなった父の遺産分割協議書がようやく出来上がった。金融機関に相続届を提出して回らなくてはならないのだが、それには父が生まれてから死ぬまでの全ての戸籍謄本を提出しなければならない。以前取ったものは税務署に提出してしまったから、また一から取りなおしである。仕事を終えてから中央区役所へ行って中央区の分を取る。それと家族全員の印鑑証明。 母の食事を用意して、皮膚科に行って帰ってから、店の後片付けと排水溝の掃除。全て終えて風呂に入ったら、もう何もする気力なし。スーパーで半額になっていた弁当を買って食べ、一杯飲んで寝てしまう。 5日(土) 母が体調が悪いと言うのでデイ・サービスを休ませる。 私は体調はいいのだが、いよいよ花粉症の季節。医者に行って花粉症の薬を処方してもらう。去年は暑かったから今年はかなり花粉が飛ぶとマスコミが騒いでいる。 今日は区役所回りの日にする。人形町駅で営団線の一日乗車券710円を買う。とりあえず、日比谷線で銀座へ出て丸の内線に乗り換え。南阿佐ヶ谷で降りる。杉並区役所で何の問題もなく除籍謄本を手に入れる。 次は文京区役所だ。南阿佐ヶ谷からまた丸の内線に乗って後楽園へ。文京区役所はおそらく東京一豪華な区役所だろう。文京シビックセンターという洒落た名前になっている。 戸籍関係は二階だと案内板にあったので行ってみると、係員が近寄って来た。「今日はどういう御用件ですか?」 「昨年父が亡くなりまして戸籍謄本を取りに回っているのですが」 「お父様は文京区で亡くなったのですか?」 「いや、中央区です」 「となると除籍謄本ですよね」 「はい」 「平日以外は、現在の戸籍謄本しか発行できないんです。平日にいらしてください」 「えー! 杉並区役所は問題なく出してくれましたよ」 「区によって違うんですよ」 無駄足かあ。豪華すぎると批判もある文京区役所。土日も一部の職員が働いてもいいんじゃない? 後楽園から丸の内線で銀座へ。日比谷線に乗り換えて上野。台東区役所へ行って驚いた。ここはまったく業務をしていない。鍵がかかっていて、一歩も入れない。平日に来いということらしい。一番庶民的そうな区なのに、そういう態度かよ。 腹が減った。三井ガーデンホテル一階のイタ飯屋でランチを取ることにする。[ボスコ・イルキャンティ]。カジキマグロのランチ。ソフトドリンクが付いて1000円。 上野から銀座線で田原町。かっぱ橋で調理道具を何点か購入。田原町から銀座線で上野。上野から日比谷線で人形町。結局手に入った戸籍謄本は杉並だけ。文京と台東は平日に出直しだ。 母の夕食の用意をして再び外出。また一日乗車券で西船橋へ。ここから千葉高速鉄道に乗り換えて八千代中央へ。乗車時間18分だったが乗車料金が550円もした。高いなあ。しかも15分間隔でしか運行していない。 駅から歩いて八千代市市民会館へ。『林家たい平・柳家喬太郎二人会』。 『初天神』柳家ほたる 『抜け雀』柳家喬太郎 『お見立て』林家たい平 仲入りを挟んで、ふたりとも40分の持ち時間で一席ずつ。こんなに遠くまで来て、なーんか物足りない感じ。 終演19時30分。駅前まで戻り、夕食を食べようかと思ったら、ひとりで気軽に入れる店が少なくて、しかもそんな店は満員。八千代中央から西船橋まで戻る。また550円。ううっ。でもここからは一日乗車券で人形町まで。うーん、戸籍謄本はひとつしか手に入らなかったし、なんか物足りない落語会だったし、一日乗車券は、はたして得したのだろうか?損したのだろうか? 帰宅してスーパーで買ってきた惣菜をツマミにビール。溜まってしまったテレビ番組を観ているうちに、WOWOWでブルース・ウィリスの『サロゲート』が始まったので、そちらに切り替えたら、ついつい最後まで観てしまった。 6日(日) 母を連れ出して、[ジョナサン]で朝食。今朝は和食にする。母は今日は洋風の朝食にすると出かける前は言っていたのだが、やっぱり和風がいいと言い出し、ふたりともシャケや目玉焼きの乗ったプレートと御飯に味噌汁。 午前中、深川へ自転車で買い物。 池袋へ出て、東京芸術劇場小ホールで『百栄の節句・新作っぽい日』。 『誘拐家族』春風亭百栄 『悲しみは日本海に向けて』三遊亭白鳥 『茶金』春風亭百栄 『ウエストコースト・ライン』三升家う勝 『天使と悪魔』春風亭百栄 帰宅して翌日の仕込み。 夕食は再び[ジョナサン]へ。ビーフとまるごとトマトの和風タリアテッレと生ビール。いわば、イタリアンすき焼きにパスタを入れたようなものかな。これでスタンプが一杯になって500円の食事券が貰えた。 溜まってしまったテレビ番組をいくつか観て、就寝。 3月7日記 このコーナーの表紙に戻る |