週末日記
| ２０１１年８月２０日２１日 ２０日（土） きのうの雨で、気温がグッと下がり、久しぶりによく寝られたらしい。目が覚めたら９時だった。 コーヒーを淹れて、ボンヤリ。なんだか洗濯も掃除もしたくない。ただボーっとしている。できれば、このまま一日ボーっとしていたいと言う気分ではあるのだが、１３時からのマチネの芝居のチケットを取ってある。 昼前に外出。三軒茶屋へ。［龍舞］で龍舞醤油ラーメン８００円。さっぱりしたスープがおいしい。 世田谷パブリックホール『現代能楽集Ⅵ奇ッ怪其ノ弐』。今年の東日本大地震を思わせる内容。面白かったが、なんだかその先がないとなあと、消化不良な感じで劇場を出る。 銀座へ出て、シネパトスで梶芽衣子特集。きょうの一本目は『女囚さそり ７０１号怨み節』。伊藤俊也三部作のあと、長谷部安春監督が撮った四作目。封切り当時も、伊藤俊也三部作とは別物という気がしたが、その印象は今回も変わらない。テンポが全然違うのだ。伊藤俊也はホサれたのかと思っていたが、どうやら伊藤俊也は自分の中で三部作で完結したと思ったらしい。それでも梶芽衣子はまだ演りたかったということだろう。 二本目、『やくざの墓場 くちなしの花』は未見だったもの。笠原和夫・脚本、深作欣二・監督の最後の作品。はあー、こういうところへ行きついてしまったのかという思いがある。ヤクザと刑事が兄弟の杯を交わすという話。警察と暴力団の癒着、人種問題なんかも絡み、かなりヤバイ映画でもあったんだなあ。途中、渡哲也の刑事がアパートでステレオを大音量にしてロックを聴いているシーンがある。これがクリエイションの『Pretty Sue』。なんともマニアックな選曲に複雑な思い。もっと違う曲は無かったのか。もっとも外国のロックじゃ使用料がけた違いだったろうが、うーん、クリエイションねえ。それでいて、エンドクレジットに流れるのは『くちなしの花』。うーん。 三越の地下食品売り場で［桂林］の桂林セット１０５０円を買って帰宅。チンジャオロースー、酢豚、エビチリ、エビ塩炒めが入っている。ビールを開けて、これで夕食。 ２０時からＢＳ１１の『柳家喬太郎の粋ダネ！』を観る。ゲストが平田満。明治座に出演中によく出前を取ってくださっていた。一度だけ、ちょっとだけお話しをしたことがあるが、普段は、あのつかこうへいの芝居で見せていたテンションとは正反対な物静かな人。今回のテレビ出演も自然体。どこからあのテンションが出てくるのだろうか？ 落語のコーナーは三遊亭丈二で『一パーミルの恋人』。ＡＢ型血液人間の噺。丈二も私もＡＢ型。この噺、よくかけるけどそんなにＡＢ型ってヘン？ 目が冴えているので、ＷＯＷＯＷで録画しておいた映画から、『ジェニファーズ・ボディ 完全版』を観る。あまり評判はよくないらしいが、エロチック・ホラーとしてそこそこ楽しめた。 ２１日（日） ７時起床。外は雨。どうしようか迷うが、とりあえず洗濯機を回す。母のところにコーヒーを届けようかとも思ったが、この雨で挫折。自分の分だけコーヒーを淹れ、トースト。 洗濯物を干して、掃除。 翌日の仕込みを終えて、中野へ。 きょうも［俺んち］で満腹弁当８００円。刺身、モロキュウ、コロッケ、サラダ、鯖味噌、肉豆腐でお腹いっぱい。 １４時３０分、なかの芸能小劇場で『落語大将軍ー中野事変ー 古今亭今輔ひとり会』 『かぼちゃ屋』 柳亭明楽 『あなた何型？』 古今亭今輔 『初音の鼓』 古今亭今輔 ～仲入り～ 『キリスト来日』 古今亭今輔 終演１６時２０分。１７時から新宿御苑前のシアター・サンモールでのコント・ライブのチケットを取っているので、すぐに外へ出てタクシーに乗る。間に合うかなあと思ったら、何のことない１５分で着いてしまった。 １７時、コント・エクスペリエンスの会『1st Experience』。つぶやきシロー、内田朝陽、モッカポッカ、ザ・ギース。実質、ザ・ギースも述べているように、ザ・ギースのためにネタを提供している向田邦彦が、ザ・ギース以外に四人の出演者を加えて作ったコント・ライブ。だから、いつものザ・ギースのコントに限りなく近い、ややシュールなネタが並ぶ。ザ・ギースって今いちばん私好みのネタを演るコンビ。それにあとの四人が加わると面白さが広がる。 大満足で帰宅。 なんだか眠れなくなり、遅くまで起きている。ついつい深酒。 ８月２３日記 このコーナーの表紙に戻る |
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