October.27,2002 ありがとうございます
本日明治座千秋楽。今月は堺正章座長公演『おしゃべり伝六捕物帖』でした。堺正章様、植木等様、紺野美紗子様、沢竜二様、田島令子様、植松鉄夫様、棚橋幸代様、木島多美子様他の皆様から、ご注文をいただき楽屋まで出前させていただきました。ありがとうございます。
October.3,2002 自転車のベルなんて外してしまえ
もうすでに書いていることだが、もう一度書く。都会の自転車についてである。
以前は自転車は車道を走行することになっていた。私が中学生だったころは車道の一番左を走っていた。ときどき路肩に駐車しているクルマがあると、そこのところだけ歩道に迂回して走り続けたものだった。
それが、飛躍的にクルマの交通量が増加することによって、自転車は歩道を走ってもいいということになった。この[歩道を走ってもいい]というところに注意して欲しい。本来は自転車は車道を走るものなのである。それが、交通が激しい上、路肩に駐車しているクルマが多いために、歩道を走ってもいいですよということになったと私は理解している。仕事で自転車に乗ることが多い私が言うのもナンだが、いったい今、自転車に乗る人のモラルというのはどうなっているのだろうか?
歩道を猛スピードで飛ばしている人がいる。危ないったらありゃあしない。商店で買い物をして店を出るときには、自転車が横から来ているかどうか左右を確認してからではないと出られない。歩道とは歩行者が安心して通行できる場であるはずだ。中には足の不自由なお年寄りだっている。店をひやかしながらブラブラと歩いている人もいる。本来は、そういう人が安心して歩ける場所であるはずだ。そんなに早く走りたいのなら車道でお願いしたい。
雨の日など傘を差しながら運転している人がいる。これも片手運転に慣れていない人は端で見ていて危ない。出前を右肩に乗せ、左手一本の片手運転をしている私が言うのもナンだが、傘を差しながらの片手運転はフラフラしていて危ない。それに狭い歩道では迷惑だ。自転車に乗るなら傘ではなくカッパにして欲しい。
自転車に乗りながら携帯電話をかけている人。クルマに乗りながら携帯電話をかけている人も危ないが、自転車でも危ない。こういう状態だと注意力が散漫になってしまう。こっちが避けてやらなくてはならなくなる。先日など携帯電話をかけながら、赤信号を突っ込んで行った自転車がいた。「危なーい!」と大声を出したからクルマの方で停まってくれていた。歩きながら携帯電話で通話したり、携帯電話の画面を見ている人も多いが、自転車に乗っての携帯使用は絶対に止めて欲しい。自転車から降りての通話がなぜできないのだろう。そんなに急ぐ必要性なんてあるのだろうか?
自転車のベルをやたらと鳴らす人もあいかわらずだ。繰り返すが、車道は歩行者のものである。どけどけどけどけとばかりにベルを鳴らす神経というのはどうなっているのだろうか? 本来、自転車は歩道を走行する際は、車道寄りを通行するように決められている。昭和通りの歩道は真中で線が引かれていて、自転車は車道寄りを通行するように明確に指示されている。そして、「歩行者優先。自転車は歩行者の邪魔にならないように通行してください」と書かれている。自転車はあくまで歩道を借りて走っているのだ。歩行者の方がエライのだ。それをベルを鳴らしまくってどかすという神経がわからない。中には、先の方からずーっと鳴らしっぱなしで走っているのもいる。私はベルなど一度も使ったことが無い。前がふさがっていたら、前に隙間が開くまで徐行して待つ。だって歩行者の方が優先だからだ。極論だが、自転車にベルなんていらないのではないか。あんなもの取り外してしまってもかまわないと思う。
歩行者の交通量の多い歩道は、自転車を降りて押して歩くように警察でも言っている。自転車に乗っていると歩行者が邪魔だと感じることもあるが、これは大きな間違い。邪魔なのは自転車の方だ。歩道はあくまで歩行者のもの。自転車は歩道を通行させてもらっているものだということを思い出して欲しい。