July.28,2003 ありがとうございます

        本日明治座千秋楽。今月は川中美幸座長公演『博多人情、あばれ芸者』(火野葦平『馬賊芸者』より)でした。田村亮様、遠藤太津朗様、丹羽貞仁様、藤吉美加様、島崎ひとみ様、南咲也子様、木島多美子様、諏訪ひろ代様、池田昌子様、香川のの様他の皆様からご注文をいただき、楽屋まで出前させていただきました。ありがとうございます。


July.24,2003 柚子15Kg?

        お中元、お歳暮という日本だけの習慣がいいものなのか、悪いものなのかは別として、この時期になると私の家にも、けっこういろいろな貰い物が届く。

        今年最初に届いたお中元は、CAGE`S CAFEにも書いたが、サトウニシキという高級銘柄のサクランボ。畑からごっそりと盗まれたという報道があったばかりだったので、「ひょっとして」という気がしたのだが、それは無いだろう。この贈り主は、ウチに出入りの八百屋さん。毎年夏は、ここ数年メロンと決まっていた。その以前はスイカ。

        さて、先日はある人からみかん箱が送られてきた。15Kg入りの大きな箱である。



        みかん? 夏にみかん? 落語の『千両みかん』じゃあるまいし、夏にみかんは無いだろう。冷凍パックでもないから冷凍みかんというわけでもない。蓋を開けてみたときに、母が「これは、みかんじゃなくてユズだよ」と言った一言を私は信じて疑わなかった。なにやら皮の表面がゴツゴツしているし、色も白っぽい。ユズ15Kg? どうすんだ、こんなにたくさんのユズ!? 人に分けてあげるにも、こんなにたくさんのユズは使いようがないだろう。

        どうやって食べる? 私はユズを使った料理を思い出そうとした。ユズ味噌を作ってあえ物か。あとはフライなどにレモン変わりに使おうか・・・。とりあえず、ある程度は冷凍して・・・。

        そして決心したのは、「よし、毎晩、酎ハイを作って、ユズ・サワーにしようということ。

        その晩、私は焼酎と炭酸水を購入してきた。仕事が終わり、さてユズ・サワーを一杯やるかなと、箱からユズをひとつ取り出してきた。



        横から半分に切って、果汁を絞りだそうと包丁を入れてみると、中の果肉はオレンジ色なのだ。甘い香りが厨房中に香りたった。そうなのだ、これはユズではなくオレンジなのだった!

        甘さもほどよく、それならと店の人やご近所さんにお裾分け。それにしてもみかけはよくないオレンジ。でも美味しかった。一時はどうしようかと思ったが、おかげで大分なくなった。



        よかった、よかったとホッとしたら、今度は近所の人が、「田舎から送ってきましたのでどうぞ」とスダチをひと箱くれた。1Kg入り。30個のスダチ。これも使いでがあるなあ。ようし、この夏はユズ・サワーじゃなくて、スダチ・サワーにしよう。毎晩一杯ずつ呑んでも、1ヶ月でなくなる。


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