August.28,2005 ありがとうございます

        本日明治座千秋楽。今月は西郷輝彦座長公演『わかば』でした。西郷輝彦様、浅茅陽子様、仁科亜季子様、織本順吉様、永島敏行様、大塚道子様、森奈みはる様他の皆様からご注文をいただき、楽屋まで出前させていただきました。ありがとうございます。


August.19,2005 お札の向き

        もともと私は、どちらかというと、到底、几帳面な性格とはいいがたいのだが、どうしてもこれだけはキッチリとしていないと気がすまないことがいくつかある。例えば、家に帰って靴を脱いだら、キチンと出るときのように玄関の方につま先を揃えておかないといられない。家族のものが脱ぎ散らかしているのをみると、「しょーがないなあ」と思いながらも揃える。洗面所でタオルを使ったら、キチッとタオルかけに広げて干さないといられない。無造作にひっかけるなんてことは断固出来ない性格なのだ。

        その一方で肝心なところは、まったくのズボラな性格がもろに出てしまう。何といっても机の上の整頓ができない。常に私の机の上は、様々な書類や雑誌、文房具、目薬などが散乱している状態にある。キチッとしていれば気持ちいいだろうし、目的のものもすぐに見つかるだろうにということは、わかっちゃいるのだが、これが一度は揃えるのだが、またすぐに爆弾でも投下されたようなごとくなってしまう。

        私は財布というものを持たない。お札は二つに折ってまとめてポケットに突っ込んであるし、小銭もそのままズボンのポケットが財布がわり。大雑把だから、今自分がいくら所持しているのかも把握していない。

        世の中には、お札の向きというものを、物凄く気にする人が存在する。ええっと、どう説明したらいいのでしょうか。例えば、ウチで700円のおそばを召し上がったとします。お客様は一万円札を一枚レジに出してきたとしましょう。こちらは、五千円札1枚と、千円札4枚、それと100円硬貨3枚をお返しします。このときにお札の向きを揃えないではいられない人というのがいるんですな。私だって、そりゃあ、裏表ゴチャゴチャで保存はいたしません。全て表向きにして持ち歩きます。でもあくまでもそこまで。上下の向きまで気にしたことはありません。

        つまり写真で説明するとこういうことになります。



        こういうのが許せないんですね。



        こういうふうにキチッと向きを揃えないといられないというわけなんです。おそらく、こういう人は無神経に釣札を渡す店を、「なぜ、キチッと向きを揃えないんだ。まったくもう!」と思っているに違いないわけなんですよ。

        でもね、電車に乗ろうとして、たまたま一万円札しかなくて、自動販売機に一万円札を入れてみるとですね、上下の向きどころか、裏表だってムチャクチャになって釣札が出てて来ますから(笑)。


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