いばらきヘルスロード 白鳥の里散策コース 2018年6月14日 [かんぽの宿潮来]がスタートとゴールになる、いばらきヘルスロードの白鳥の里散策コースがあるというので、一泊した翌日の午前中、ちょっと歩いてみたくなった。 総距離は7.5km。散策にはちょうどよさそうな距離。 地図に従って[かんぽの宿潮来]を出たら左へ折れる。 車の通りも少なく気持ちのいい道。 民家もポツホツとあって、畑も多い。かと思うと森林ゾーンもあって緑が目に優しい。 地図には曲がり角などの目印が書いていなくて不安になったが、要所要所には標識があって迷うことがなかったのも親切で助かった。 やがて道は下り始め、国道に出た。道路を渡って、今度は田園地帯を突っ切って北浦の土手を目指す。 霞ヶ浦の北浦。広く長い湖。その風景に圧倒される。今までに見たほかのどんな湖とも違っている。対岸は山も見えず、ひたすらだだっ広い関東平野が広がっている。 しばし立ち止まって眺めてから土手沿いを歩きだす。 左は北浦。右は広大な田園地帯。上を見上げれると、360度まったく遮るものの無い大空。雲って入るけれど気持ちがいいな〜。 田圃にはサギの姿、北浦には釣り人の姿。 何が釣れるんだろう。なまずが捕れると聞くが、なまずでも釣っているのだろうか? しじみも名物だから、しじみもいるのだろう。 ここは白鳥の飛来地ということもあって、冬に来れば白鳥も見られるのだろうが、今は白鳥の姿は見えない。 やがてコースは土手を離れ、再び田園を抜けて国道へ。 国道沿いに[愛染院]という寺があったので境内に入ってみた。 手水舎にタオルがぶら下げてあって、手を洗ったあとにそれで拭くことができるようになっていた。あっ! これが奉納手拭いか! これはタオルだけど、今の時代、タオル生地の方が手を拭きやすいやね。 私は神社仏閣にそれほど興味がある方ではなく、むしろほとんど訪れることが無いない人間だということもあって、奉納手拭いを見たことがなかった。落語『元犬』で、人間に生まれ変わった犬が、真っ裸であることに気が付き、奉納手拭いを腰に巻くというくだりがある。あの噺を聴いていて「奉納手拭いって何だ?」と思っていた。いや〜、お恥ずかしい。 手水舎の後ろには明王像が置かれていたほか、境内には石仏が何体か並べられていた。 [愛染院]を後にして、坂を上って、[かんぽの宿潮来]にゴール。気持ちのいい散策コースだった。 6月17日記 |