森のホテル 2018年5月15日 3年半ほど前に日光湯元温泉に宿泊したときにも泊った宿だが、とても気に入ったという記憶があって、今回もお邪魔することにした。 建物に入り靴を脱ぐと、スリッパを履かされる宿が多いなか、この宿にはスリッパは用意されていない。靴下のままで上がる。これがとても気持ちがいい。床は床下暖房が施されているのか、素足で歩いても気持ちがいい。廊下は畳敷きで滑らないのもいい。 ロビーで、お茶と御茶菓子(くるみゆべし)のサービスを受ける。前回のお茶請けは玉こんにゃくだった。あれもおいしかったけれど、このゆべしも歩いてきて疲れた身体にはうれしい。お茶の入れ方も文句なしでおいしい。 部屋に通される。前回は露天風呂付の部屋にしたが、今回は露天風呂なしの部屋にした。大浴場は一晩中入れるし、ここの大浴場は気に入っている。 さっそく大浴場へ。とくにこの露天風呂が私のお気に入り。長く入っていられるギリギリくらいの温度だし、この温泉ほんとうに身体が芯からあったまる感じ。白濁した硫黄泉も、あまり硫黄臭は強くない。 温泉を出てロビー奥にある自販機コーナーで缶ビールを買う。部屋に持って帰って飲んでもいいのだが、この宿は庭が気持ちがいい。テーブルと椅子も用意されているので、庭に出でビールを飲んだ。今の時期なら寒くないから浴衣姿でも大丈夫。く〜、やはり外で飲むビールはいいな〜。 18時夕食。まだ外は明るい。 スパークリングワインを注文。スペインのコドーニュ・クラシコ・ロゼ。手軽なお値段だったので。すっきり辛口。 森のドリンク 緑色野菜とフルーツのジュース 先付 養老豆腐 振り柚子、枝豆、蟹、オイスター餡 前菜 素山葵、蛍烏賊、天豆、スナッブエンドウ、焼帆立、土筆湯波焼、海老水晶、山うど、芋蛸南京、新じゃが百合根、錦紙巻 お造り 頂鱒、生湯波。前回来たときは鮪だったのが鱒に変わっていた。こっちの方が山の宿っぽくていい。いただきますというネーミングが面白い。 煮物 蕪含め煮、椎茸、筍、隠元、桜海老餡 凌ぎ 鰊蕎麦 日光牛サーロインステーキ テーブルの鉄板で焼いて食べる。いい肉だ。 食事 炊き込みご飯、なめこ汁 デザート ティラミス、苺 お腹いっぱい。 昼間の疲れとスパークリングワインの酔いで、横になってテレビを見ているうちに目がつぶってきてしまう。早々に寝る。 夜中に二度ほど目が覚めて温泉に。夜中でも温泉に入れるのは一番うれしい。それが温泉宿の一番のサービスだと思う。 5月18日記 |