星野リゾート 日光 界 2017年6月5日 エントランスを徒歩で上がったところで、係の人が出迎えてくれて、少々お待ちくださいと言われる。ちょうどチェックイラッシュの時間帯のようで、続々とクルマが入ってきていたようだ。 「盛況ですね。今日はどのくらい予約が入っているんですか?」と訊いてみると、「おかげさまで、33ある客室の26が埋まっております」との答え。さすが星野リゾートだ。人気がある。 案内係の人が建物から出てきて、なかに通される。ロビーでチェックイン。ネットの公式サイトから予約しておいたから、プリントされた宿泊カードに目を通し、サインするだけ。せっかくネットで予約したのに、また宿泊カードを書かされる宿もあって、そういうのは二度手間のような気にさせられるんだよね。 ウェルカムドリンクは、ノンフアルコールの、かぼちゃの甘酒。スッキリして甘酒嫌いの人でも飲みやすそう。 部屋に案内された。中禅寺湖が見える部屋と見えない部屋で料金が違ってくる。中禅寺湖に来たのは、これで5度目。もう中善寺湖は見飽きた感もあるし、部屋なんてそんなに広くなくたっていい。それで一番安く泊まれる部屋を選んだのだが、それでもかなり広い。私が住んでいるマンションの部屋よりも遥かに広い。 とりあえずは温泉。大浴場に行ったらば先客が何人かいた。最近は部屋数の少ない宿にばかり泊まっていたので、浴場で人に遭うことはほとんどなかっただけに、久しぶりの感覚。湯に入り、全身をきれいに洗う。 湯上りは毎度ビールだが、ラウンジでは夕食前までスパークリングワインが無料で飲めるというので風呂上りに出かける。ロゼのスパークリング。中禅寺湖を眺めながらのスパークリングは格別。 夕食を17時半にしたので、ラウンジから食事所に直行。 今度は生ビールを注文。 先付け 湯波の煮こごり仕立て。最初から日光名物の湯波のご挨拶。上に乗った様々な薬味が湯波を引き立てる。 八寸 穴子小袖寿司 赤南蛮の茶巾包み はす芋の胡麻酢掛け 海老いんげんの琥珀寄せ 南京豆腐赤味噌だれ ひたし豆からすみまぶし 川海老唐揚 どれもおいしかったけれど、海老といんげんの琥珀寄せは、ひっょとすると八角を使っているのだろうか? 中華みたいでおいしかった。 お椀 穴子やわらか煮。赤い糸唐辛子が目にも舌にもアクセント。 お造りが来たので日本酒。アルコールのリストを見ると、地酒は栃木産のものを集めている。小山の鳳凰三田無濾過本生を注文。説明通りメロンの香りがする、フルーティな私好みの酒だった。 お造りは二皿。日光たまり醤油で食べるウニ、カンパチ、鯛、ホタテ。味が付いたまま出された鱒、鮪、湯波。 たまり漬けで食べる鱒もおいしかったけれど、納豆醤油の鮪はマグロ納豆があるくらいだからおいしくないわけがない。 お造りがあまりにもおいしかったので、日本酒をもう一杯。日本酒度非公開だという、さくら市のモダン仙禽無垢。すっきりとした口当たり。 揚げ物 鱧の薄衣揚げ、オクラ。鱧もおいしかったが、今までオクラを天ぷらにするという発想は私になかった。これはおいしい。 蓋物 とうきび餅、フォアグラ、うすいえんどうの餡。とうもろこしを餅状にってのも初めて食べるもの。おいしいな〜。 台のもの 和牛の蒸ししゃぶ。なるほど。以前から、しゃぶしゃぶやすき焼きって、湯やタレから、火が通ったら肉を素早く引き出すのがコツだと思っていたが、それでも旨み成分が逃げてしまうと感じていた。肉を蒸せばいいんだ。おいしさはすべて肉に残る。おいしさはどこにも逃げることが無い。 食事 白飯、赤だし、香の物。そんなにブォリュームのある夕食でなかったので最後まで完食できました。 デザート。3種類のなかから選ぶシステム。せっかくだから湯波を使った、湯波ソワールをいただく。うん、おいしかった。 食事処の傍には能舞台があって、名物下駄タップダンスノショーをやっていたが、のんびり食事をしていたので観られず。 ごめんなさい。 寝る前に、もうひと風呂浴びて、そのあとは朝までグッスリ。 6月7日記 |