別墅然然(べっしょささ) 2016年12月6日 富士山駅から送迎車で[鐘山苑]に。[別墅然然]は受付に寄らないで、直接部屋に案内される。 去年の2月には[鐘山苑]。12月には[別墅然然]に泊まって、これが3度目。すっかり気に入ってしまって今年もやってきてしまった。 去年の12月に泊まったのは442号室の明見(あすみ)Aタイプだったが、今回は去年より少し安い明見Bタイプの542号室。Aタイプは部屋付き露天風呂がデッキになっていて富士山を見ながら、露天風呂に入れるが、Bタイプは周りが囲ってあって富士山が見えないのが難点といえば難点。でもこれでも充分。 部屋でチェックインして、いろいろ説明を受ける。もう一年も前だと忘れてしまっていることも。説明を聞きながら、栗羊羹で抹茶をいただく。 仲居さんが去って、まずは温泉。早い時間に行けば風呂は空いている。その読み通り、大浴場の男風呂は先客がひとりいただけ。その先客も出て行ったので、脱衣室からカメラを持ち出して、露天風呂で恒例の足の撮影。 ここにはもうひとつの源泉、元湯があるので、そちらに移動。こちらも先客なし。露天風呂で足の撮影。もう恒例化してきた感じですな。 湯から上がって、いい気持になって[別墅然然]専用ラウンジへ。ここはスパークリングワインが自由に飲めるようになっている。スパークリングワインをグラスに注いで、パイといちごを小皿に乗せる。これがいいんだな〜。ラウンジの椅子に座って、窓から見える富士山を見つめてゆったりしていると、金沢から来たと言う若いカップルがやってきた。とても話の合う人で、しばし金沢の話題で盛り上がる。金沢から車で5時間かけて来たそうだ。金沢か〜、会社員時代に仕事で行ったのと、かれこれ15年位前に一泊で遊びに行ったことがあったっけ。能登半島も含めてもう一度行ってみたいなと思う。 秋の日は短い。気が付けば、外はだいぶ薄暗くなってきた。広大な庭のある宿なので、庭歩きも楽しまなきゃと外に出たら、どんどんどんどん暗くなっていく。早い時間にチェックインしても、この宿はやることがいっぱいあって、暇つぶしに事欠かない。 茶室で和菓子と抹茶をいただき、部屋に戻る。 18時夕食。[別墅然然]の夕食は部屋食。 去年も同じ時期に泊まったから、夕食の内容は同じようなものかなと思ったら、出てくる料理すべて、去年と同じものはなかった。さすが[別墅然然]。 今年は生ビールではなく、地ビールの富士桜高原麦酒ヴァイツェンにしてみた。ヴァイツェン、好きなんだよね〜。 食前酒は赤ワインベースのカクテルのようなもの。 最初に出てきた皿は、カマス柚庵焼き、栗の葉に包んだ赤飯、七味豆腐キャビア乗せ、いぶりがっことチーズ、柿の白和え、など。七味豆腐というのが面白かった。小さなグラスのようなものに入ったおぼろ豆腐のようなものなのだが、口に入れると最初のうちは豆腐の味しかしないのに、だんだん舌が辛みでピリピリしてくきた。 椀物は、白子の擦り流し。白子の原型が無くなるまで摩り下ろしてある。白子が苦手な人も、これなら食べられるだろう。 お造り。まぐろ中トロ、ヒラメ、伊勢海老。ヒラメはスダチを絞って塩で。刺身って、魚によっては塩でもいけるんだね。 牛ヒレステーキ。付け合わせはエビイモ、トマト、舞茸。 酢の物。外見はデザートなんじゃないかと思う作り。透明の容器に、キューリ、大根、トマト、ホタテ、エビを小さく切って、薄くした酢のなかに入っている。酢は薄くしてあるのでゴクゴク飲める。 ハタの蒸し物。ハタ鍋のようなもの。ハタと豆腐、白菜、椎茸などをポン酢で食べる。 お食事。伊勢海老の味噌汁に漬物、佃煮。ご飯がおいしく炊けてる。 デザート。去年も気合が入ってたけど、今年も凄いなぁ。全四種類! テレビを観たり、温泉に入ったりして、零時近くに就寝。 12月9日記 |