Sora 2017年7月5日 摩周の駅で降りて、ここから今日の宿[Sora]までタクシーに乗る。駅前のロータリーのタクシー乗り場に立っていたら、タクシーがやってきた。「Soraまでお願いします」と言ったら、ケータイで会社に電話していた。Soraは遠いので、行ってしまっていいかの問い合わせらしい。会社からOKが出て、タクシーに乗り込む。 摩周といえば摩周湖のあるところ。「摩周湖観光のタクシー利用客なんかも多いんですか?」と尋ねると、よくあると言う。しかし霧の摩周湖、行っても霧で何も見えないときがあるはず。「一度、同じお客さんを3日続けて乗せたことがあって、3日共霧がかかって何も見えなかったことがあるんですよ」。私は修学旅行のときに来て何も見えなかったけれど、3年前に来たときはしっかりと見えた。だからもう改めて、もう一度見に行こうとは思わない。あのとき見られなかったらば、今回が三度目の正直と、行っていたかもしれないな。 屈斜路湖の畔にある[Sora]まではタクシーで20分。料金は4,950円だった。タクシーが着くと、スタッフが出て来てくれて、ロビーに通された。 宿泊カードに署名する。 ウェルカムドリンクはカモミール。優しい香りのするハーブティー。一緒に付いて来たゼリー状のお菓子のうち、黄色い方をカモミールに入れると、レモンティーの味になると言われて試してみたら、あらあら本当にこれはレモンテイーの味。 今の時期は日が長いし、せっかく屈斜路湖まで来たのだから、部屋に通された後に散歩に出る。[Sora]は屈斜路湖の和琴半島の近くにある。この和琴半島には一周50分程度の遊歩道があり、それを廻ってみたかったのだが、[Sora]のスタッフの人に言わせると、そのスタート地点に行くまでに15分くらいかかると言う。とするとそこまでの往復含めて一時間半近くかかる。ディナーの時間も迫っているので、それは諦め、とりあえず屈斜路湖を見に行くことにした。歩いてみると確かに和琴半島の付け根まで15分かかった。地図を見る限り、そんなに遠くは思えなかったのだが、さすが北海道。スケールが違う。見くびってはいけない。結局、屈斜路湖に出て付近をウロウロしただけで引き返す。 夕食前にひと風呂浴びる。丸い湯舟のジャグジー。去年白馬で泊まった宿以来。これ、欧米の映画では見るけど、なんかリッチな気分だよな〜。 風呂上がりにベランダから外に出て、裏庭というのだろうか、広い芝生地帯を眺めながらビール。こんな贅沢をしていいものなのだろうかと思えてしまうほど。 チェックインのとき、この庭の先の森に鹿が来ていると宿の人が言っていたが、裸眼では確認できず。さすがに見慣れた人にはわかるらしいのだが・・・。 夕食。 釧路産ニシンのクロケット 枝幸産帆立のタルタル仕立て 道産イクラとキャビア添え 本タラバ蟹と網走産ホッキ貝のポワレ ブールブランソース 白糠産牛蒡のロワイヤル風冷静ポタージュ 釧路産メンメのポワレと牡丹海老の軽いポシェ アメリケンヌソース 赤ワインのグラニテ 道産和牛フイレとフォアグラのロッシーニ 幌延産鴨胸肉のロティと共にトリュフのソース チーズ ブランマンジェ 津別産ハスカップソース 「旻」特製桃のミルフィーユとヌガーグラス 滝沢ワイナリーの白でいただきました。 一皿一皿、主役になる魚や肉もおいしかったけれど、付け合わせで乗っている野菜が、どれもこれも甘くておいしい。近所の農園から仕入れているものだそうだが、これらの野菜が本当においしいのには驚かされた。 7月9日記 |