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蕎麦湯ぶれいく

北八ヶ岳ロープウェイ

2014年10月9日

 7時ごろに目を覚ます。6時半から露天風呂がオープンしているので、さっそく朝風呂。

 どうやら男風呂は一番乗りだったようだ。昨夜の泊り客は女性客が多い様に思えた。昨夜レストランで見かけたのは70歳代と思われる六人組の男性客くらい。レストランでコース料理を食べながら大声で話している声が聞こえてきた。どうやら昔の同窓会仲間かなにかだろう。いるんだよね、こういう人たち。周りのことは見えなくなっちやう。まぁ、本人たちは楽しいんだろうね。静かに食事している者にはやかましい。別の女性だけのグループには小さな女の子もいたけど、大人しくて礼儀正しかったよ。

 そんなオジサンたちは、飲みつかれて、まだ寝ているのかな? おかげで気持ちよく、ひとりで朝風呂が楽しめた。

 8時15分に朝食。アメリカンブレックファーストだ。トマトジュース、トースト、サラダ、プレーンオムレツ、ベーコン、それにコーヒー。ここのコーヒーはおいしいなぁ。

 10時58分のバスで北八ヶ岳ロープウェイに行くつもりなのだが、天気もいいことだし、蓼科湖の畔をぶらついて時間を潰すのもよさそうだったので10時前にチェックアウト。早く出てよかった。蓼科湖の周りには、「紅葉まつり」と書かれた幟がたくさん立っている。本格的な紅葉シーズンにはまだちょっと早いが、葉っぱも色づき始めている。その景色をカメラに収めた。

 蓼科湖のバス停でバスに乗り込む。中はほとんどが中高年のハイカー。バスはビーナスラインを通って終点の北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅に到着。

 ロープウェイは百人乗りの大きなもの。これが20分おきに出ている。ゴンドラはほぼ満杯だった。みなさんリュックを背負っている。アナウンスでリュックは背中からおろして手に持つように言っているのだが、背負ったままの人が多い。これだけ混んだゴンドラの中だと背負ったリュックは人の邪魔になるという事を理解していないんだな。私は隣り合った中年女性のリュックにグリグリとされて参った。背負っている人は楽だろうけど迷惑している人がいるということには気が付かないらしい。これはロープウェイに限った事では無くて、混みあった電車などで背中に荷物を背負ってられると通り抜けすら困難になって、多くの人が迷惑するのだが、これをわかってない人がいかに多いことか。そういうことに気が付かない人に限ってアナウンスも聴いてない。

 7分で山頂へ到着。寒い! 持参したウインドブレイカーを着て、手には軍手をする。山頂には30分ほどで回れる遊歩道があり、スニーカー程度でも楽に回れるお散歩コースがある。ロープウェイで来た人たちは時計回りにここを一周することになる。その途中で、いくつかの登山道に向かう道もあり、そっちへ向かうハイカーも多い。ここは一応時計回りというルールがあるのだが、けっこうこのルールを無視する人もいる。観光バスで来ている人たちであろうか、集合時間に間に合わないといけないと思うのか、平気で途中で引き返してくる。この道は反対方向に歩くと急斜面の下りになっていて、山道に慣れてない人、特にお年寄りには危険なんだけどなぁ。

 私は途中で雨池方面に足を延ばしてみることに。この道は木道が続いていて気持ちがいい。前へ続いて行く木道が線路のようになっていて、おもわずトロッコにでも乗っているような気になる。10分ほど歩いたところに縞枯山荘があった。ただし残念ながら閉まっていた。そこからさらに10分ほど歩いた所で三方向に別れる分岐があった。そこから雨池方面にちょっと歩いてみたが、道がぬかるんでいるので引返す。どうせ時間から言っても雨池まで行って戻ってくる余裕も無い。へなちょこハイカーとしては無理はしないのだ。

 予定より早くロープウェイで山麓へ降りる。下りのロープウェイも団体客が乗っていて混んでいた。服にバッチが付いている。はあ〜、クラブツーリズムかぁ。

 山麓駅で牛乳を飲んで一服。15時の茅野行きのバスに乗る。この時期一日4本しかなく、15時の壜を逃すともう茅野行きのバスはない。昨夜泊まった[ホテルハイジ]、蓼科湖を通って一時間ほどで茅野駅到着。このまま東京へ帰ってもよかったが、5月に小淵沢へ来た時に寄ったうなぎ屋[井筒屋]にもう一度行ってみたくなった。普通列車に乗って小淵沢へ行く。

 普通列車は高校生でいっぱい。その高校生たちが全員ジャージ姿なのが不思議だった。それも学校指定の体操着ではなく、有名メーカーのもの。アシックス、プーマ、ナイキ、ミズノなどなど、みんな一流メイカーのものばかり。どういうことなんだろう?

 小淵沢で降りて、[井筒屋]へ。今回はコース料理を頼んでみることにした。一番安いコースは3800円の桜会席。これで十分だろう。前回は七賢の生酒にしたが、今回は竹の徳利と竹の猪口でいただく竹酒というものにしてみた。風情あるなぁ。季節のサラダ、本日のお造り(カツオのタタキ。ジェル醤油)、塩で食べる手作り豆腐、茶碗蒸し、そして蒲焼にご飯に吸い物に漬物。最後にほうじ茶ゼリーをいただいてフィニッシュ。のんびり食べていたら二時間があっという間だった。

 急いで会計して、小淵沢の駅へ。売店で七賢をひと壜買い求めて、スーパーあずさ32号に乗る。外はもうすっかり闇の中だった。

10月13日記





















静かなお喋り 10月9日

静かなお喋り

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