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ruffy★sanji
 
 
 
 
 
 
 
 

★★★★
 
 
 
 
 
 

「毎度、ご利用ありがとうございました」
フロントのオヤジはサンジを背負ったまま部屋を出るルフィににこやかに笑いかけた。
「3日分の延滞金6万ベリーはマネージャーのナミさんと言う方から頂いておりますので・・・」

サンジはどうにか意識ははっきりしていたが、
体がどうにも言うことをきかず、
あまりの体裁の悪さにルフィの背中で表情を隠している。
・・・クソ。
なんてこった。
スイートルームで3日も延泊!!
しかも支払いはナミさん持ち!!
いや、そういう問題じゃねえだろ。
いかにもヤってましたって感じだ・・・。
最悪だ。
しかも、ホントにヤってたんだから。
あああああ。
どうすりゃいいんだ。
 
 
 

「おお、サンキュ」
「当ホテルが気に入っていただけたようで、ありがたいかぎりです」

「いや、違う。
ホテルなんてどこでもいい。
サンジをヤれるなら」
・・・コイツ、
なんてコト言ってやがる!!
身も蓋もないルフィの言葉にサンジはキレかかった。

「てめえ!!!
もう、てめえには何も食わさねえ!」
そう言って力ないケリを入れる。
「なー、サンジ。悪かったって!!!」
 
 
 
 
 

「信じられねえ!!」
「えー、でもサンジ腹一杯食っていいって・・・」
「それとこれとは別だ!!!!」
道すがら、
言い争いを続ける二人。
何ごとかと通りすがりの人が振り返るが、
原因は幸い知られることはなかった。
 
 
 
 
 

ゴーイングメリー号が近づいてくる。
デッキでナミが待っていた。

「よお、ナミ」
「ルフィ、私からのプレゼントはどうだったかしら?」
「最高だった!!!!!!!!!!!!!!」

この上なく嬉しそうに笑うルフィと、
恐ろしい言葉を平然と言うナミ。
「・・・・ナミ・・・さん・・・」
サンジはがくりと力を抜いた。

「サンジ君、ルフィを頼むわよ」
ナミの言葉に返事が出来ないサンジ。

「ま、ここから先はアンタしだいだからね」
「まかせとけ!!!
サンジはオレが大事にする!!!!」
まったく堂々と言ってくれるもんだわ。
ナミは苦笑した。
ま、3日の間に私は目的も果たしたし・・・。
いいんじゃないの。
 
 
 
 
 

★★★★★
 
 
 
 
 

「ルフィ、オレからの誕生日プレゼントはコレだ」
「えー、サンジが痛くなくなる薬?
サンキュー、チョッパー!!!」

「オレ様からはウソップ作・愛のスペシャルベッドを進呈する!!
いやあ、二人が愛しあっていたなんて知らなかったもんで・・・。
急きょ作らせてもらった」
「ありがとう、ウソップ!!!!」

「ゾロにはトレーニングを兼ねて、風呂の水汲み一ヶ月御利用の予約をしてあるわ!!」
「さすが、ナミ!! 気がつかなかったぞ」

ルフィは喜びまくっている。
肝心のサンジは御機嫌ナナメのようだが。

ゾロは昼寝をしながら呆れて聞いていた。
確かにオレたちはルフィの誕生日を「忘れて」いた。
覚えていたのは、
マメなアホコックとナミだけ。
ルフィがいなくなって、
事情を聞いて「協力」することにしたが。
いいのかよ。

サンジのヤツ、
なんかすげえうらめしそうにチョッパーやウソップを見てた。
・・・ナミ、恐ろしい女。

「えー、だって鴨が葱しょっていくのよ。
ルフィのことだから、
キメて帰ってくるわよ」
とかなんとか言ってたが・・・。

キメるってこういうことかよ。

とにかくルフィにとっては最高の誕生日だったらしい。
サンジにとってはどうだかは知らねえが。
 
 
 
 

誕生日。
何が起きるか分からねえもんだ。
 

ま、とりあえず。
5月5日は祝福されたってことだ。
 
 
 

「しししし。
メインがサンジで肉のオマケもあったし、
凄い豪華なメニュウの料理を食わせてもらった。
誕生日って最高だ!!!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 

end



5月5日までにルサンのバースディものをぜひ、
と思い立ち書いたシロモノがこれでございます。
ルサンは結構ノリノリで書いてしまうのです。
サンジ、流されてますね。
でもサンジはルフィを気に入ってます、絶対。
で色々されても嫌いにもならない。
ずるずるとルフィに引きずられていって、
最後にはラブラブになるでしょう。
アホな話ですみません。
目には目を、歯には歯を。
アホコックにはアホ船長を!!

・・・・もう帰ります。
そしてさすらいのルサン探索の旅にでも出ます。
あまりルサン見つけられなくて寂しい。
とはいえ、たまにしか行かない上に1-2サイトも探索したら、見つからずとも、
「今日はこれくらいにしといたるわ」
「よく頑張った」
と自分で自分をほめ、爆睡しているようではアカンやろ。
自分の中にルサンセンサーが欲しい今日この頃。

厨房裏