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木工の楽しさ・おもしろさ  No.5
目的に合わせて、大きさ、形を決める
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このシリーズNo.2で紹介したパソコン・ラック にMOメディアボックスを追加して作成。

それまでは、入っていた10枚入りの透明プラ・ケースに入れたり、 適当に積んだり並べたり・・・と、使い勝手は決していいものではありませんでした。

そのうち作ろう、そのうち作ろうと思いつつ、早、4年、 ようやく思い切ったという次第です。

材料は、アイボリーのポリ・ベニヤ、4mmの端切れのジャンク、たったそれだけです。

幅・奥行きとも105mm、高さ300mm(外形)とし、 このサイズはラックの左端、小型低音用ウーファーの上にぴったりとつけ、 メディアが3段に乗せられる大きさにしました。


いちばん左端の小さな棚が今回の作品
完成したものは、やっぱり使いやすい!
突きつけ貼り・・では、いずれも不本意


では、接着補助材の使用は・・?
作ろう作ろうと思って4年も経っているわけだが、でも、何時までに仕上げなければ・・というものではありません。

そんなことと、入れるものがそれほど重くはないこと、さらに、いかつく、 分厚いボックスにしたくなかったので、4mmベニヤそのままの厚さで仕上げることにしまた。

では、その接着方法は・・・? 

貼るものが薄い4mmベニヤだけに、四方の固定をどうするか。図1のような、 「突きつけ貼り」では、いかにも急ごしらえの『安普請』という感じ。

さりとて、ヴァイオリンで使うライニングのようなものを使うか、細い三角の補助剤を使うか、 ここでは、多少、迷いました。

でも、そうした接着補助剤を使うと、内側に少しでも出っ張りができてしまい、 その結果、差し入れたメディアに凹凸が生じてしまいます。


















そこで、接着面積を増やすために、それぞれの接着面を正確な45度(止め)に削って 張り合わせることにしました。

当然、そうすると、ただの直角で接着するより、1:1:√2、1.4倍ほど接着面積が増えます。

かつてなら、正確に45度に削ることは至難の業だつたかも知れません。が、 ヴァイオリンを作るようになり、このところ、カンナの手入れも数段、向上していますから、それは苦になりませんでした。

棚板となる段板は、仕上げで、 内側だけは濃い色に塗るつもりでしたから、ここは普通の4mmベニヤ。

その段板の入る左右のほほ立ては、それぞれ単板1枚程度のほぞ穴をあけ、はめ込むようにしました。

この作業は、ステン定規をあてがっておき、カッターナイフで軽く切れ込みをいれます。
その後から細い彫刻刀で、単板一枚を剥がすようにするだけですから、 2段分・4カ所切り込むのに15分程度で済みました。

止め接ぎで・・

45度のことを、木工では「止め(トメ)」といいます。

何の関係もないイラスト・・です (^^;)
ベニヤ同士の接着は、普通の木工用ボンドを用いますので、それぞれが直角になるように、しっかりクランプする必要があります。

これには、適当な四角い木箱を使い、その角を利用して直角になるよう固定しました。

ただし、こんな大きさのものでも、いっぺんに組み立てようとすると専用の治具(固定用の型)が必要になります。

ですから、左サイドと天板、右サイドと底板というように、ふたつにわけて貼り、 それらを裏蓋とともに合体させるという方法を採りました。

それにも木箱の内側の角を利用して、上下・左右とも直角になるよう、工夫しました。
木工用ボンドは、この時期、意外と乾燥が早く、4時間程度で実用強度となります。

外側ぐるりとマスキングテープ+広告のチラシで覆い、内側だけに「つや消しの黒」のラッカー・スプレーを軽く2度、吹きつけして完成。

半日足らずで、こんな便利なものができてしまうのならもっと早く作るんだったと、後悔・・。

また、当初から左側に置くつもりでしたが、 右側、パソコン本体の上にMOは乗せてあるので、そのMO本体のそばの方が、 普段の動作を考えても合理的といえます。

まぁ、左右がなく、両面とも外側はアイボリーのポリ仕上げですから、どちら側でも出せるわけです。

そのあたりのことは、使いながらじっくりと・・・。
ほとんど毎日使っていて、どこに、 どんなものを入れたか
分からないようなことがなくなり、
すっと楽に出し入りできるようになりましたよ。

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