JH2CLV's Topics & Memorandam
April 2018

Apr 30  「One Tube Competition」資料提出…開花が早い今年の柑橘
写真は何とか形になった12GN7A単球レフレックスラジオ2号機の内部。実は今日30日が単球ラジオコンペの資料提出日。説明書・回路図・写真をまとめて指定のサイトへアップロードしなくてはいけない。1号機は既に用意してあったので、最終的な変更(ANTトリマ追加)分を追記。2号機は1号機の資料を修正して作成したが、何分にも時間がなく完ぺきではないし、動作はするもののまだ実験要素があるため変更が考えられる。従って写真も現状写真だ。まぁ現状をそれらしくまとめてアップロードしておけば、あとは修正で何とかなるだろうと楽天的。2号機は横置きを前提とした造りにしているが、立置きの1号機でも使ったJA2BNV山形OM(故人)の遺品である鉄パンチ板を大いに活用させて頂いた。AGCにPinダイオードATTを使おうとしていたが時間切れで断念となった。
さて、今週になり早生・青島・スルガエレガント・はるみの開花が目立った。3月に移植した青島の苗木も立派なつぼみを付けているが、木を太くするのが先決と細い苗木からつぼみを根こそぎ落とした。ただ成長が早く木がしっかりしているモノはそのままにした。オンマウスは舞台のスルガエレガントの開花状況。例年だと5月の10日前後なので2週近く早く驚く。また何か悪い自然現象が起きなければ良いがと思っている。

Apr 〜28  草刈の季節…間に合うかレフレックスラジオ2号機
叔父が20日に他界し、通夜と葬式の対応が23・24日にあった。歯に衣着せない議論好きで、子供のころから一目置いていた叔父だったが、よる年には勝てず遂に旅立たれた。89だった。こう言うときでないと集まれない遠方からの親戚を結びつけてくれた。ご冥福をお祈りする。
ミカン畑を見ると、4月頭に刈った草が急激に伸びている。草は虫を呼ぶし、隠れ家にもなるから禁物。昨年はうっかりしてカミキリ虫が出る時期に草を残していたため、大分痛い目に遭った。今年は早めに対応しようと、先週末より今週にかけ草刈に汗を流した。田んぼ・伊野・寺山・舞台と・・・。写真は28日17時頃、これから草刈機を入れる伊野の様子この間刈ったばかりなのに、あっと言う間にこんな調子になる。根周りだけは草をむしっておいたのだが、それでも生えてくる。
オンマウスは佳境になった1TUBECOMP出展用のレフレックスラジオ2号機。1号機と同じ12GN7Aの単球だが、複同調回路を出力側から入力側に移した。諸先輩方は大型コイル願望があるようだが、自分は小型と実用性に重きを置いていて、その製作スタンスの違いが面白い。結局この様な面に落ち着いたが、回路的には未だ検討の余地と実験要素ありだ。

Apr 22  保福時で「花祭り」…レフレックスラジオ2号機製作開始
庵原仏教会が毎年行っている恒例の花祭りが、持ち回りで今年は地元の保福寺で行われた。一般的には「お稚児さん」と言っている催しだ。 山切宮平台公園に衣装を着て化粧をして集まったお稚児さんが、保福寺までの約500mの道のりを「稚児行列」した。写真は10半頃、保福寺本堂での法要の様子。この日お手伝いに参加したカミサンがスマホで撮ってきたもの。自分たちも保育園時代の5つか6つの頃、訳も分からずに参加したなぁと昔を思い出しカミサンと笑った。ところでこの花祭り、子供たちの健康と成長を願う普遍的な願いが貫かれており、宗派は問わず各種団体から支援されている。写真で藤色の衣装に冠をつけているのがお稚児さんたち。昔に比べたら数が減り、お歴々の方が多い位だ
カミサンには妙なデジカメを持たせるより、スマホの方が遥かに安定した映像が撮れることが分かった。この画はトリミングしたモノだが、拡大しても程々の解像度がある。小型のデジカメが売れない訳だと頷く。
この日は休みを決め込み、一日中1TUBECOMPのレフレックスラジオ2号機の試作に没頭した。1号機の弱点や反省を考慮するつもりだが、最初に入れモノやルックスを決めてしまうやり方は健在で、後から困ることがあるかもしれない…オンマウス。

Apr 18  レフレックスラジオ1号機完成
4月に入ってから柑橘類への農薬散布や肥料撒き、また気温の上昇と共にあっと言う間に伸びた草刈、さらにもっと伸びの早い旬のタケノコ掘りとその処理等に明け暮れ、まとまった時間が取れないでいる。日中の農作業が終わり夕食をとるとグッタリで、コタツに足を突っ込むともううたた寝状態で、年齢を感じざるを得ない状況だ。深夜になって目が覚め、ようやく工房へ赴き2時間程度レフレックスラジオと闘い、25時過ぎ床に就く日々が続いている。
写真は一区切りつけたレフレックスラジオ1号機。トリプルチューンのため、アンテナや給電線の状態でグリッド側の同調周波数がプレート側とズレることを危惧し、グリッド側にアンテナトリマを取り付けた。そのままだと容量が大きすぎるで30PFのマイカコンを直列に入れる。中央のノブがそれで、シャシに取り付けたポリVCを3mm真ちゅう棒に変換してパネルまで伸ばしている。当初は小型タイトVCをシャシ内に収めたが、ナット締めで接地点が決まり、RF適な最適点を選べないため自己発振の嵐に陥った。これを避けるためにシャシ外にポリVCを取り付け難を逃れている。オンマウスは木箱背面に取り付けた電源ボード。ケーブル類はコネクタで切り離しが可能で保守性を上げている。
この音を聞きながら2号機の構想を練っている。深夜にまで製作意欲を駆り立てる1TUBECOMPは、何んと素晴らしい企画だろう。

Apr 15-16  同級生議員の花見大会…スルガエレガント初出荷
写真は恒例になった同級生議員の花見大会の一こま。天気予報から2日前に早々と会場を雨天会場に決めた。当日15日は、未明に大雨が降って屋外会場はぬかるみ、判断は正解だった。セレモニーのあと、この様な宴会になった。前日から会場設営や調理にボランティアが活躍した。自分は会場のPA設営とそのオペレーションを仰せつかった。台本や平面図などなく、口頭引き継ぎの大らかさで、これも田舎の良い所だと思う。何をリクエストされるか分からないから、昨年の様子を思い出しながら対応。いきなりカラオケセット出力のPA出しを求められたが、トランスでHi-Z受けして難なく対応。11時半から14時過ぎまで、楽しい時間が経過した。
オンマウスは16日のスルガエレガントJA初出荷の様子。軽トラ2台分を出荷した。週末にご近所でご不幸があり、その対応をカミサンと交代でこなしながら撰果作業を行った。本当なら木生りを収穫して出荷したいのだが、1月にやってくる寒波を避けるために、昨年からその前に収穫して貯蔵することにしている。ところが、3ヶ月間も貯蔵するとヘタ枯れやヘタ落ちが目立ってくる。3月16日に始まった出荷だが、割り当て上この時季になってしまう苦渋。気温が急上昇する4月の保管は、貯蔵庫温度が10℃を軽く超えて辛い。来年からは出荷の戦略を考えたい。JA出荷落ちしたモノはワケアリ品として戸配へ回る。

Apr 13  R-390Aの故障と修理…タケノコの季節
写真は毎日6時過ぎ、30分程度通電されるR-390A。この日は何故か時間が来て電源が入っても音が出なかった(これをラジオ体操に使う)。様子を見るとどうもRF段が働いていない感じ。過去の記録から判断すると、ひょっとしたら真空管のヒーター断線?。長年付き合っているとそれが当たるから面白い。R-390Aは1st・2nd・3rdミキサ全てで3極管6C4を使っている。手始めに一番手が届き易い1stミキサ管を替えるが変化なし。それではとスラグラック天板を外し、奥にある2ndと3rdミキサ管を覗いた。そして背面側の3rdミキサ管を交換したら見事復活。こんな障害対策を何のストレスも無く、空き時間にやってのけてしまうのは、やはりラジオ少年の面目躍如か…。
オンマウスは朝食後赴いたリモートシャックがある大峰のヒノキ林。ここに、下方の竹藪から伸びた地下茎から毎年タケノコが出る。元々ミカン園で土も肥えているため、本家本元の竹藪のタケノコより成長が良い気がする。これを数10個掘りカミサンがその場で皮を剥く。そして背負い篭で軽トラまで運び上げる。皮を剥いた状態で40kg程あっただろうか。帰宅すると薪で2つの釜、ガスで1つの釜を炊き、それを2回繰り返した。沸騰するまで1時間、更に1時間茹でて自然に冷ます。掘ってから乾きだす前に茹でると、根元の太い部分も柔らかくなり美味しい。皮付きでスーパーなどから買ってきたタケノコでは、どう転んでも真似が出来ない。気付くと夕刻、殆どタケノコデーだった。

Apr 8  風力発電機がやってきたけど…
リモートシャックで、設置当初より待機電力消費が上がり、ちょっと曇天日が続くとバッテリLowになることが多くなった。PC・無線LAN・HUBで始まった情報機器が、その後カメラ2式とインバータの追加があり気付くと相応の消費電力となっていた。太陽光発電の限界を見る思いだ。タワーでの太陽光パネル増設もままならず、設置が出来たとしても天候の気まぐれに悩まされるのは必至と考え、風力発電に挑戦してみることにした。
それで、試しにネット上で最も安価と思われる発電機を購入。写真は組み上げ、コンクリブロックをぶら下げた屋根馬に乗せた様子。サマになっているが、実はこのキカイ、組立始めると欠品やマニュアル不備、加工未熟や設計不良が目立ち呆れてしまった。書き出したら何ページにも及ぶので、ここでは象徴的なことだけ記す。先ずビスとナットが足らない。それから回路図(接続図)が無く、発電機と負荷の間に介在する制御器の配線が出来ない(制御器を何処に取り付けたいのかも不明)。穴空け時のバリが多く指先を傷付ける。固定軸を中心とした前後の重量バランスが悪く後ろに傾く。と、こんな具合で、販売元へは苦言を呈しているが、発電までは暫く日数がかかりそうだ。多少内容が分かっている人間でさえこうだから、全くの素人さんはどうされているのだろうか…。

Apr 7  山梨坊ヶ峰のBBQ参加
先月JR1AIB井上氏からの誘いがあり、山梨の坊ヶ峰で行われたBBQに参加した。カミサンも同行する予定だったが所用で断念。前回は2013年に赴いているから、5年も経ったことになる。坊ヶ峰は山梨県のTV基幹放送所があり、遠方から見るとタワーが林立している。その南側に位置する会場のアンテナファームはそれに負けず劣らない。地元でその存在を知らない人は居ない程だ。昨日掘って直ぐ茹でたタケノコと3ヶ月間貯蔵したミカン「せとか」を箱詰めして持参する。7時45分に家を出て、新東名経由でR52へ出てひたすら北上。増穂辺りで富士川を東へ渡り、笛吹川を左に見ながら富士山の北側に入る。11時開始なのに何と9時半には到着。山梨DXクラブの皆さんや奥様方が準備の真っ最中だった。前日は荒天で大変だった様だが、今日は風は強いものの晴れ又は曇りの好天だった。写真は11時過ぎ、JR1AIBの挨拶で始まった開会セレモニー。久し振りにお会いする皆さんや、初めてお逢いする皆さんと、懐かしい出会いと新たな出会いが輻輳する楽しい一日だった。
オンマウスは前日までに形になったOneTubeCompetition用のレフレックスラジオ。当初はアクリル板を使うつもりだったフロントパネルは、加工中にヒビを入れてしまい鉄パンチ板に落ち着いた。一時はトホホ状態だったが、パンチ板は「どや顔」を放っているように見える。

Apr 4  新年度突入…単球ラジオ佳境
知らぬ間に4月(新年年度)になっていた。まさに突入と言う感じだ。それもその筈、OneTubeCompetitionで、何とか1号機を形にしなければと、3月末から連日、夕食後夜中まで工房にこもっていたから。写真は、実験段階からようやく形になった単球レフレックスラジオの内部背面。その筋では最後の映像増幅管と称されるHi-gm管12GN7Aを使い、単球ながら5球スーパー並みの感度と分離、そして音量を狙っている。これを240x190x260mmの木製ケースに収める予定。バラックのテストベンチから金属シャシへ収めたことでS/Nの改善が図られている。色々と調査したいこともあるのだが、取り急ぎ形にして、不足分は2号機へ反映させる予定だ。
オンマウスはカミサンと尋ねた牧之原公園のカタクリの群生地。3日の晩、TVニュースで紹介しているのを見たカミサンが行こうと騒いだ。高速か国道か迷ったが、時間もあるし平日なのでと国道(R1バイパス)を進んだ。途中宇津野谷の道の駅で昼食をとるが、カミサンはヨモギを見たいと周辺を歩きだした。そして発見したヨモギをレジ袋に摘みだした。なにやら草餅にしたいらしい。島田の大代ICで下道へ降り、金谷から牧之原へ上るとビックリする程の強風。目的地のカタクリは公園の斜面に群生し、風は殆ど来ない…自然はさすがだ。写真は花の中の桜模様が見える様にあおって撮影したもの。

Apr 2  最近の工房テストベンチなど
単球レフレックスラジオと闘っているうちに平成29年度は終わってしまった。久し振りに没頭させてくれるイベントに感謝している。やはりモノづくりは楽しい。何でもそうだが、思考してそれを具現化していると時間の過ぎるのを忘れる。カミサンの晩御飯コールもうっとうしくなるから可笑しなもんだ。
写真は最近の工房の様子。実験や製作に登場してくる材料や工具が所狭しとテーブルに乗っている。作業の度に片付けていたら効率が悪く、結局大風呂敷になってしまうのは性格なのか…。その繰り返しで、目的のモノを何処に置いたか分からなくなり、チョッとした捜索作業が始まるのは、真空管ラジオを造り始めた中学1年の頃と変わっていない。変わったのは年を重ねて経験も積み、かつては製作雑誌記事のモノマネだったことが、自分なりの設計や評価が出来るようになった。同じレフレックスラジオを作るにしても、視点が全くっ異なっている事に気付くと共に、随分と成長したなぁと自分を評価したりもする。
テーブルの上には試作品の他に、真空管・LCR・ネジ類・電線・MTソケット・テスター・LCメータ・ネジ回し・スプレー油・ツマミ・フェライトビーズ・ワニ口・コネクタ・バリコン・測定機etc…が所狭しと乗っている。実はこれ以外にPCデスクも同様で、部品が積み重なりキーボードを探してしまう程だ。締切りまではこんな状況が続きそうだ。

Mar 31 今年度も終わり
田んぼのミカン畑で青島の苗木の移植(定植)作業を行ってきた。本日までに目標の30本を移し替えた。4年間つけた苗木を地面から抜ぐ(こぐ)時に、馬鹿力を出して腰痛を促進させたり、冬眠(?)から覚めたことによる慢性的な筋肉痛などもあったが、何とか一定の形になった。ところが、実は1本だけ極端に育ちの悪い苗木が未だ苗床にある。写真がその苗。とても4年もつけたとは思えない程小さく細い。しかししっかりと葉っぱを付け枯れて行く気配が無い…マイペースなのか人生を感じさせる。同じ穂を接いでいる筈だが、購入年には違いが分からないのに年を重ねると明らかな違いが出てくる。台木が悪いのか…植物って本当に面白い。このままにしておく手もあったが、環境を変えようと後日(4月4日)別の場所に定植した。新天地での成長を願っているが、まるで子の成長を願う親の様だ。
ところで今桜が満開だ。オンマウスは田んぼのミカン畑の北側に沿った貯蔵庫から北側のお宅を眺めた様子。家の南側にあるソメイヨシノの巨木が満開で美しく、通り行く人々の目を楽しませてくれるい。これを見ながら畑でBBQってのもありか…。実はここ、昔保育園(たちばな保育園)があり、2期生として昭和34年から2年間通った。何時頃だったか、転勤で当地を離れているうちに統廃合で閉園となり民家が建った。